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内柴容疑者、介抱を装い乱暴か

　オリンピック柔道の金メダリスト、内柴正人容疑者が教え子の女子柔道部員への準強姦の疑いで逮捕された事件で、当時の状況が徐々に明らかになってきました。警視庁へのその後の取材で、内柴容疑者は酒に酔った女子部員に介抱を装い乱暴した疑いがあることが新たにわかりました。

　オリンピック柔道の金メダリスト、内柴正人容疑者（３３）。教え子である１０代の女子柔道部員への準強姦の疑いで６日、逮捕されました。

　「最終目標は世界一、日本一の選手を作りたい」（引退会見、去年１０月）

　「世界一の選手を作りたい」。こう話し九州看護福祉大学の女子柔道部のコーチを務めていた内柴容疑者に何があったのでしょうか。関係者の証言で当時の状況が明らかになってきました。

　「（内柴容疑者は）ここに座っていた。学生はジャージ姿だった」（内柴容疑者らの訪れた飲食店）

　今年９月１９日夜、合宿中だった内柴容疑者は、被害にあった女子部員ら数人と東京都内の沖縄料理店に姿を見せました。

　「（内柴容疑者は）ビールと泡盛を飲んでいた。５、６杯程度。そんなに酔っ払ってるふうではなかった」（内柴容疑者らの訪れた飲食店）

　その後、内柴容疑者は女子部員らとともにカラオケ店へ。警視庁によると、内柴容疑者は女子部員が酒に酔った後も引き続き酒を勧めていたといいます。

　そして・・・
　「こちらのカラオケ店で数人と酒を飲んでいた内柴容疑者。しかし、被害にあった女子部員を介抱するとの理由で、宿泊先のホテルに２人で戻ったといいます」（記者）

　警視庁は、その後ホテル内の女子部員の部屋で、内柴容疑者が女子部員の介抱を装って乱暴した疑いがあるとみているのです。

　「酒に酔っていて抵抗できない状態だった」 （女子部員）

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　一方・・・。
　「内柴容疑者は正直なのでウソは絶対につかない」（相談を受けた知人）

　内柴容疑者と親しく、逮捕直前まで今回の件について相談を受けていたという知人男性。男性は警視庁の見方に異論を唱えます。

　「意識は全員があった。（内柴容疑者は被害者の女性に）『これ以上、飲むな。明日もあるから帰って寝ろ』と言った。（女子部員が）『鍵がない』とか言って合鍵を持ってくるのもややこしいので、内柴容疑者が部屋に連れて行ったのでは。（内柴容疑者からは）『同意で流れでそういうふうになった』と（聞いている）」（相談を受けた知人）

　内柴容疑者は「納得いかない。合意の上だった」との供述を変えず、今も容疑を否認し続けています。警視庁は容疑の裏付けをさらに進めています。（07日17:00）