農産物の放射能検査、粉ミルクなども対象 京都府知事表明
京都府議会は6日、本会議を再開し、代表質問を行った。山田啓二知事はスーパーなどに流通する農産物の放射能検査について、「日常的に子どもが口にする加工食品にも拡大する」と述べ、保護者から要望が強い粉ミルクなども対象にする方針を明らかにした。
府は3月から店頭販売されている主に北関東産の野菜や牛乳を月1~3検体の頻度で抽出検査している。11月に食品専用の検査機器を購入し、16検体まで検査できるようになったため、子どもが口にすることが多い粉ミルクやヨーグルト、ジュース、お菓子などの加工食品にも拡大することにした。対象地域も東日本全体に広げるという。
またサッカーなど球技専用スタジアムの建設候補地を市町村から公募しているが、山田知事は「いくつかの市町村から前向きな感触を受けており、複数上がってくると思っている」と述べた。今月12日の締め切りを待って、有識者の選定委員会で審査する。
安定的な電力確保に向け、長期運転停止中の火力発電所「宮津エネルギー研究所」(宮津市)の再稼働を関西電力に求める方針も示した。この日は田中健志氏(民主)ら3人が質問した。
【 2011年12月06日 23時02分 】
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