青梅市の市民グループ「放射能と向き合う市民の会@青梅」は3日、公園やグラウンドなど市内11カ所の土壌を調査した結果、すべてで放射性セシウム134と137が検出されたと発表した。134と137を合計したセシウム量は1平方メートル当たり4940~2万2100ベクレル。放射線管理区域の指定基準(4万ベクレル)は超えていないが、セシウム137の数値は新宿区の年間平均値(09年度)の28~126倍だった。
11カ所は市内全域を網羅するように選び、地表から5センチまでの土壌を採取した。合計セシウム量の最高値は青梅スタジアム、最低値は御岳山ふれあいセンターだった。
暫定代表を務める古田みゆきさん(29)は「驚く数値ではないが、近隣市と比較できるデータを得られた」と話している。今後、空間放射線量の測定にとどまる青梅市に対し、土壌調査や学校給食の食材検査などの実施を求めていく。
市民の会はツイッターを介して知り合った7人で9月に結成された。今回の分析は名古屋市内の環境コンサルタント会社に依頼した。【横井信洋】
〔都内版〕
毎日新聞 2011年12月4日 地方版
ウェブサイトが15分で簡単作成、しかも無料で
クルマの最先端が集結
学生は社会で必要とされる力を身につける