日大医学部付属練馬光が丘病院(練馬区、342床)が年度内で閉院し、公益社団法人「地域医療振興協会」が後継することについて、地域住民で作る「日大光が丘病院の存続を求める区民の会」は6日、病院の土地と建物を所有する練馬区が、病院の貸し付け契約を同協会と締結しないよう求める住民監査請求を区監査委員に提出した。
区民の会によると、月内に区議会で病院の貸し付け契約の決議がなされる見通しであることから、請求に踏み切った。理由として▽日大による地域医療は不可欠で代替できない▽これまでの区の日大への支援が不十分だった▽同協会が後継法人として不適格--などを挙げた。同会の神津真久代表は「残るために残された時間は年内いっぱいと考えている。できることは何でもしたい」と話した。
同病院を巡っては、日大が7月、「累積赤字が90億円に上る」と撤退を表明。区が後継病院を公募で募集し、9月、同協会を選定した。【吉住遊】
〔都内版〕
毎日新聞 2011年12月7日 地方版
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