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【格闘技】

亀田大毅 前哨戦は圧勝 きょう亀田祭り

2011年12月7日 紙面から

通天閣をバックにファイティングポーズを取る(左から)亀田興毅、大毅、和毅

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 亀田祭りで行われる2大世界戦の前日計量が6日、大阪市の通天閣内であり、亀田大毅が挑戦するWBA世界スーパーフライ級王者のテーパリット・ゴーキャットジムが1回目の計量で500グラムオーバーの失態。2度目の計量でパスしたが、前日に訴えていたグローブ問題でも立会人の前での“グローブの公開計量”の結果、差がないと判断されて全面敗訴。前哨戦は大毅が圧勝した。

 あれだけ威勢の良かった王者陣営が、一夜でショボーンだ。

 まずは、ファンの前で行われた公開計量。2大世界戦に出場する4選手のうち、テーパリットだけが500グラムオーバー。2度目の計量でパスしたものの、なんとも締まらない幕開け。

 さらに、前日「大毅の黒グローブが薄く、赤グローブは厚い。不公平だ」と訴えていたことから、WBA立会人のレンソ・バグナリオル氏(ニカラグア)の前で、赤と黒2組ずつのメキシコ製8オンスグローブの計量が行われた。バグナリオル氏は「ほとんど差はなかった。あっても5グラム程度。赤の方が重かったり、黒が重かったり。厚さもほぼ同じ。色によって差があることはなかった。わずかな違いは手製だから仕方ない」と裁定を下した。

 これを受け、王者陣営のゴーキャット・パニチャヤロムプロモーターは「問題がクリアになって立会人に感謝している」と、訴えを取り下げた。グローブの厚さについても、陣営から「私は言っていない。ほかのトレーナーが言ったこと」と不協和音も出る始末。

 一方、大毅はグローブ問題もどこ吹く風。スーパーフライ級に階級を上げ、地獄の減量から解放されて「メッチャ調子エエ」とキッパリ。今回のタイトル戦実現に伴い、休養王者にされた清水智信についても「いつでも(試合を)やれる。あさってでもいい」と挑発。前哨戦は大毅圧勝。さて、本番で波乱はあるか?

  (竹下陽二)

 

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