【パリ宮川裕章】パリのルーブル美術館で6日、夜間のライトアップ用照明を消費電力の少ない発光ダイオード(LED)照明に改修する工事が終わり、記念の点灯式典が行われた。
ルーブル美術館は約3年前から廃棄物や印刷物の削減など「環境にやさしい美術館」活動に取り組んでいる。ライトアップ照明のLEDへの改修はその目玉事業の一つで昨年6月、活動に賛同した東芝とパートナーシップ契約を結び、推進してきた。
点灯式では、中央入り口がある「ナポレオン広場」に面した美術館外壁や広場内の大小三つのピラミッドが、柔らかい幻想的な光で照らし出された。消費電力は従来のキセノンランプの約27%。寿命は約20倍になった。
ロワレット館長はこの日の式典で「ここを通る人はこの景観に魅了されるだろう」とあいさつ。東芝の佐々木則夫社長は「あかりは文化の象徴。これからも地域文化に根ざした製品を作っていきたい」と述べた。
毎日新聞 2011年12月7日 東京夕刊
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