「厚かましければOK」が元凶?
ども、またまたとんでもなくお久しぶり。いやなんかねえ、「日常化」にやりきれない気がするよねえ。いまのこの国を喩えるなら「肺がんと肝硬変を告知されているのに、たばこを吸うのをやめず毎晩飲み歩いてるすっとこどっこい」かしらねえ。ま、個人ならそんな選択もあるのかもしれないけど、これは「国家」という集団の話だからねえ――。
しかし、市民にとっての「近い将来紙切れになる危険がある米国債を売り、『貴族』の小遣い――いわゆる埋蔵金だね――を取り戻す『機会』」も、「あいつら」には増税の口実にしかならないってことなのだね。これはもはや、政権がどうのこうのレベルの話ではないはずなんだけど、「理不尽を自覚し、行動する」にも能力・才能が要るから、この国でそんなことは起こらないのだろうねえ(そういう現実感を持ったキャラを活躍させても、最終選考には残してもらえない〈笑〉しねえ)。
でもって、きょうのお題は「たったひとつプロとアマを隔てているもの」。
いやねえ、自営でやってるといろんなものを読むわけで、その中には当然小説も含まれるのね。で、これはブログ主が「特殊技能レベルの精度を持った売れっ子」ではないということとも関係するのだけど、正直唖然とするようなものもまわってくるわけ。
特に「うわっ」と思うのが、「ラノベを書いてたと思しき人間が書いたラノベ以外のもの」。これはアンタもよくご承知と思うけど、ラノベの特性のひとつが「現実世界ではない亜現実を舞台にする」というもの。つまり、ラノベを書くのに取材も下調べも不要なのだね。で、そんな書き手が「現実世界を舞台にした大人向けのもの」に手を出すと――
――想像を絶する世界(笑)なのよん。いやはや、ねえ(笑)。
※「広義の守秘義務」に抵触する気もするから具体的には書けないけど、「えーと、県警と警視庁は基本的には同列の別組織ですので――」なんて「指摘」を強いられることがままある(笑)わけ。もちろん、ブログ主がなじみ深い武器・銃器類の書き方など常にめちゃくちゃ。いちばん笑ったのが「銃を向ける音がした」との文字列。「な、なんだ?」と一瞬フリーズしたのだけど、要は(=それを書いた人は)アニメ類で使われる架空の効果音《気づいていない相手に後ろから銃を向けて【かちゃ】――動くな!》の【かちゃ】を、「現実の音」だと思ってたわけさ。ま、職責上修正案の指摘はするわけだけど、ホント、やれやれだよねえ。
でね、これはアンタならわかってくれると思うけど、そういう類のゲラを読む(校正だから精読だね)のは、やはり相当の苦痛を伴うのね(どうせ見透かされちゃうだろうから申告するけど、「こんな低劣な文字列、おれ〈=ブログ主〉だったら、半ば居眠りしながら左手一本で書けるわい」といった「慢心」も、心のどこかにあるのかもしれないね)。
「客を選り好みしないのが水商売?の鉄則」「食べていけるだけの報酬がもらえる大事な仕事なのだから」と自分を鼓舞してはみるのだけど、胃が痛くなるような気持ちで読んでると、どうしても見落としが出ちゃうんだよねえ(「一冊本を担当して見落としゼロで当たり前」がほんとのプロで、実際にそういう人がいるわけだからねえ)。で、巡り合わせが悪ければ「大事故」もやらかしちゃうわけ(いや、きわめつけの事故で、ホント、「これはもう廃業するしかない」と思ったのよ。でもま、面倒な案件を文句言わずにこなしてきた「実績」もあるから、細々とではあるけど――小説以外のものを読みながら――食いつなげているのだけどね)。
で、現実にいるそのレベルの「プロ」と比べれば、変な話(これは伊集院の深夜ラジオのぱくり)、バベルのお客さんのほうが――文章力でも知識でも――文字通り上なんだよねえ。ただ、そういった苦行を何回か重ねているうちに見えてくるものもあって、それは「ゲラになる(=まがりなりにも商業出版される)原稿は、それぞれの場面が十分なボリュームを持っている」ということ。
もちろん、「さほど破綻のない形で全体構成ができるだけの、最低限の地頭のよさがある」というのが大前提ではあるのだけど、「プロ」と「アマ」を隔てているのは、結局のところこの「十分な長さの場面に仕上げられるかどうか」=「そうするだけの(根拠を問わない)自信、記述体力、要は厚かましさがあるか」だけではないかというのが、最近の実感なのさ(笑)。
だからね、「なんで選考通過できないのかわからない」といった悩みを抱えてるアンタでも、臆する必要はないよん。要は「十分な長さになりうる場面だけを選択して物語を構成する」=「そうならない要素は最初から書かない(もしくはすぱっと1行で解説しちゃう)」。それさえ実践できれば、「大手老舗からデビュー」は難しいかもしれないけど、「プロ」になることだけは、さほど困難ではないからね。
さらに、「ちんけな小説ライターではない、本当の作家をめざす」という別のアンタにも、この方法はおすすめだよ。詳しくは言えない――なにぶんバベル+ブログ主は、出版業界・編集人種に対して批判的な立場だからねえ――けど、実効性についてはびっくりする(ホント、びっくりすると思うよん)くらいの※※があるわけだから。よくわからないながらも、話はそこから――ということのようだね。
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「もうすぐ電気が通るから」が元凶?
ども、いや、ここ1週間はひまでねえ、震災後は1本急ぎの――400頁の小説を2日半でやれというむちゃな――仕事をやっただけで、あとはさっぱり。紙の供給自体がままならないらしいから、ブログ主みたいな職種の人間はちとまずいかも(やれやれ)。
でもって、「見えてきた落としどころ」。
見出しにしてる「壊れた原子炉装置への電力供給」だけど、これってどう考えても無意味だよねえ。
・漏水から高濃度(高出力)の放射線が出てるのは、原子炉装置の主要部分に穴があいているから。
・穴があいた装置に水を循環させようとしても「閉回路」にならない(有害な水がじゃばじゃば漏れてくる)。
・現存する「防護スーツ」の防御力では、電源の接続作業+あいた穴をふさぐ作業自体がそもそも不可能(東電役員が「決死の作業」をする選択肢はあるけど)。
・大量の核燃料を過熱させないための冷却水投入は継続しなければならない。
・あふれた「放射性物質汚染水」を海に流すことは国際的に許されない。
以上の事実から導き出される結論は、「原子炉施設そのものを覆う巨大なプールを造って水を注入、あふれた汚染水は原油タンカーにいったん回収、冷えたのちに再度冷却用水としてプールに投入する」以外にあり得ないと思える。
つまり、原子炉ごとに複数設けられていた「循環冷却システム」を、「発電施設そのものを対象としたひとつの巨大循環冷却システム」に置換するのだね(汚染水を意図的に海洋投棄したら文字通り「世界の村八分」、そんな決断は『あいつら』にできない)。
核燃料が十分に冷えるまでには年単位の時間を要するらしいから、回収→冷却→再注水しなければならない汚染水の量も膨大、たぶん複数(5~6隻? 放射線被曝でタンカー自体がすぐに運用不能になるのなら数十隻?)の「日本国の企業群(外国からの調達はおそらく不可能)が保有する原油タンカー」を徴発する必要が出てくる。
仮に十分な数のタンカーを徴発できたとしても、それは原油輸入量が激減することを意味し、また、放射線を浴びたタンカーは廃棄するしかないから、今後数年、日本国は極端な石油不足に直面する可能性があるのだね(原油タンカーを使う以外の方法がなんとか見つかればいいんだけどねえ。いまのうちに「造船株」を買っとく?)。
いまさらだけど、原発はそれほど巨大なリスクをはらむもので、そのリスクが最悪の形で現実化(「顕在化」はうすっぺらなビジネス用語だからブログ主は使わない)したということなのだろうねえ。
で、まともな政府なら、それこそ1週間前の時点で「タンカー徴発計画の告示」と「プール建造用巨大パネルの発注」をおこなっているわけだけど、実際は「プルトニウムは重いから危険じゃない」などという「クレイジーな迷走」が続いている。犯罪的なまでの頭の悪さと卑劣さ。これはやはり事後に裁かれる必要があるね。
そしてなにより、十分な性能の防護スーツなしに非正規の作業員を現場投入した東電役員の罪は重く、これには刑事罰が適用されなければならない。
「この国では、そんな『正しいこと』は起こらない。なにせ『特攻を企画した唾棄すべき軍属』すら裁けなかったくずの民族なのだから」で済ませていい話じゃないよね。その『正しいこと』を実現できないかぎり、ほんとに国が滅びるわけだから。なんだかんだ言いつつも、話はそこから――ということのようだね。
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「国債を売られちゃ困る」が元凶?
ども、「最後」にならなくてなにより。いやねえ、このところひどく忙しかったのだけど、さすがに今回の事態で様子見するクライアントが多いみたいで、ことし初めて土日を休めることになったのね(「このまま仕事がなくなる?」との不安もあるけど、それは「予想されるリスク」、どうしようもないよねえ)。
でもって、「いよいよ本気になった合衆国」。
アンタもあの「おっかなびっくりの、ふてくされたヘリコプターからの海水投下」を見て、「嫌々やっているのだろうなあ」と思ったでしょ? つまり、「嫌々でも、とにかく『なにかをやっている』を見せないといけない状況に追い込まれた」と政府から自衛隊に伝えられたということなのだよ。
誰に対して見せないといけない? これは考えるまでもなく「とにかく事態を解決しろ。でないとおまえたちの意向など無視してNBC部隊を上陸させるぞ」と警告してきた合衆国ということになるね。
「グローバル・ホーク」という固有名詞が散見するけど、合衆国(が今回派遣している空母〈ロナルド・レーガン〉戦闘群)が保有する無人偵察機はそれだけではないはずだから、すでに24時間態勢で赤外線(=放射熱量)、放射線、可視光線の詳細な分析がおこなわれ、事態解決への作戦計画はほぼ作成ずみと考えていいのだと思える。
あとは「重装備のNBC部隊をいつ投入するか」という問題になるのだけど、しかし、これにはもうひと悶着ありそうな気がするのだねえ。
なぜか? 要は合衆国が「デフォルト(=債務返済不能の国際的宣言)」の危機を自覚していて、「日本国が保有する米国債だけは売られちゃ困る」という事情を抱えているから。
今回の被災は――被害を受けた人たちに無情に聞こえるのを自覚してお伝えするけど――外部からは「日本国が(「復興資金のため」を理由にして)保有する米国債を売却する絶好の口実」に映る。これまで米国債を売る気配を見せた「政治家」がどうなってきたかを考えても――これも不適切な表現なのを承知で――やはり「機会」なのだね(もちろん、合衆国の利益のみを最優先してきた外務省の存在を考えれば、日本国が、日本国の意思で米国債を売るなどあり得ないことなのだけど、不安を抱えた合衆国からすれば、やはり「さらなる安心が欲しい」ということになる)。
したがって、合衆国から見た「当然の戦略」は、「すでにカリフォルニアにまで及んでいる放射性物質飛散のもとを根絶し、同時に米国債を売らせないように(日本国政府に)恩を売る」というものになる。つまり、日本国からの「それだけは出さないでくれ」との懇願を無視することは、日本国に対する脅迫材料をみずから放棄することになり、米軍が収集した「詳細な画像+正確な数値」が公開される可能性は――内部告発の形を除けば――とても低いと思えるのだね(もちろん、ブログ主が知覚しうる以上に事態が深刻なら「有無を言わさぬ強制執行」もあり得るわけだけど)。
自分自身で判断をするためにも、米軍が収集した――東電=日本国政府の発表とはあまりに異なるはずの――生情報をこの目で見たい。でも現実を勘案すると、やはり「そういう事態が起こる可能性は低い」と思うのね(もし数日以内に「生情報」が出てきたら、かなりほっとしながら「訂正と謝罪」をするよ。前回の記事で言及したロシアも、いまのところ静かだしね)。
結果として、これまで見たこともないほどの重装備部隊の展開に際しては「日本国政府との協議に基づく自衛隊との共同作戦」というストーリーがつくられるはずで、それに至るまでにはあと2~3日程度の「調整(反吐が出る言葉だけど)」を要するような気がするんだよねえ(「それだけは撮るな」という日本国政府からの指示に反して作戦実行中の合衆国部隊の映像を流す「マスコミ」は、たぶん存在しないと思うけど)。
しかし、ここ1週間の「恫喝とふてくされの輪番停電」はなんとかならんのかねえ。考えてもごらんよ、「交通・流通、そしてなにより経済活動を破壊する停電の実行」は、どう見ても「国家決裁事項」、まともな政府なら「停電など許さない。できないなら、おまえたちが持つ資産をすべて没収して国家が電力を管理する」と厳命する局面でしょ? それを三流の一私企業にすぎない東電に丸投げし、あろうことか根拠も示されていない「電力需給状況」を鵜呑みにして停電に荷担しているのだから、「列強」からすれば「クレイジー、国家の主権を放棄している」としか見えない。せっかく会見に入った「非記者クラブメディア」から出たのも「それじゃ東電の言いなりじゃないですか!」との感情的発言のみ。文字通り「やれやれ」だよねえ。
いずれにせよ、冷静な言葉で相手をぐうの音も出ないまでに追い込むには、やはり「最上級の言葉力(=作家力)」が必須。なんだかんだ言いつつも、話はそこから――ということのようだね。
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「規定値以上だから」が元凶?
ども、お久しぶり。この記事が最後になる(=いろんなことが「いままでどおり」でなくなってブログどころではなくなる)可能性が「%」でなく「割」の単位なのがちと恐ろしいねえ(例の原発群に貯められてる核物質の総量はチェルノブイリ以上、それらの「爆発的飛散」を防止するための手立てがいま現在なにも講じられていないわけだからねえ)。
でもって、お題の「規定値以上だから」。聡明なアンタならわかると思うけど、これは「作戦実施を断念」じゃなくて「国家の命令を自衛隊が拒否した」ということなんだよねえ。
もちろんね、「この事態はこれまで危険だとさんざん指摘されながら利権に群がって原発をつくりつづけてきた『あいつら(=経産省/電力会社/政府/マスコミ)』が引き起こした人災。なんでおれたちが命を危険に晒さなければならないんだ」という自衛隊の「感情論」は理解できる。だからこそ、「君たちの言い分はもっともだ。この事態が落ち着いたら『あいつら』をことごとく刑務所送りにするから」と、「日本国政府の責任ある立場の人間」が直接自衛隊員に伝えなければいけないわけ。
しかし――改めて考えるまでもなく――政府中枢にそんな発想を持った人間などいないし、そもそも、菅とかいうのが仙台の自衛隊基地を直接訪問して土下座したとしても、その言葉を信じる人間はいない(「小沢」なら別なのかもしれないけど、『あいつら』が総力を挙げた「言いがかりの起訴」の最中だからねえ)。
要するに、この「未曾有」の事態に対処している(とされている)のは「『できればなかったことにしたい』という強い願望に支配されたサラリーマン(=東電役員)」+「なにがなんでも責任回避するとの思惑で枝野なんとかに読み上げさせる作文に『東電』との単語を盛んに挿入する経産省官僚」+「極端に頭の悪い『政治利権業者ども』」ということになり、要は全員が「オヤジ」、すなわち「外面は老化しているが内面は幼児の、『責任』という言葉の意味など一度も考えたことのない人間のくず」なんだよねえ。
で、いま現在の『あいつら』の成果は、「想定数値内で致命的事故が生じたのは都合が悪い → じゃあ、マグニチュードを8.2から9.0に水増ししちゃえ」のみ。『あいつら』の発想の範囲はそのくらいなのだよ。
これはもはや「日本国中枢に当事者能力がない」ことを意味し、「幼児じゃない人間が中枢にいる『列強』」にもそれは明らか(「統合危機管理部署」を設立したと称しながら、「原発周辺の数値収集は東電と経産省、周辺に関しては文科省」と言ってる時点ですべて終わってる。それを追及しようという発想そのものがない「記者クラブメディア」も同様)。
したがって、この日本国の宗主国である合衆国、および「直接的被害をこうむる可能性大」という口実が成立するロシアの間で「日本国の主権を剝奪して我々が直接事態を収拾する」という協議が進行している可能性があり、あすあたり動きが出てくる――というのもあり得ない話ではないんだよねえ(ま、「押井ワールド」的すぎるかもしれないけど)。
でもね、「このまま事態が進行した場合の最も可能性の高いシナリオ」が「関東以北の地域における、住民・農地の致命的被曝」=「国家の潰滅」なのだから、ブログ主個人は合衆国とロシアにすべての権限を移譲するのがいちばん合理的と感じる。
いずれにせよ、ブログ主にとっては「猫たちを連れて国外脱出」は現実的でない(=どうやって収入を得ればいいのかわからない)から、とにもかくにも、事態がこれ以上悪化せずに終息するのを文字通り祈ってる。被害を受けた人たちには言葉もないし、地震+津波はどうしようもないことなのだけど、それ以降の事象については「立法府代議員を決めるべき選挙で政治利権業者を選んできた国民」に責任があるわけだから。深くため息をつきつつも、話はそこから――ということのようだね。
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「純白なドレス」が元凶?
ども、またまたとんでもなくお久しぶり。いやねえ、対象読者を「小説書いてる人」に限定しちゃうとほぼネタ切れてな感じでねえ。かと言ってわざわざ書くほどおもしろい日常を過ごしてるわけではない――そりゃね、腹の立つことはわんさとあって、生意気な※弁護士を「計算された上限内の言葉」で※したり、※より始末に負えない自治体という名の※の※を※させてやったり(笑)はしてるのだけどね――し、「起こってることへの分析」に関しても、ブログ主よりはるかに優秀な人たちがいるからねえ、これまたあえて書く必要がない。で、結果的にごぶさたになってしまうのね。
でもって、きょうもネタと言えるほどのものはなくて、要は「言葉が乱れてるよねえ」といった雑談(2000字にもならず、ホントやれやれ)。もちろんね、言葉は生き物だから、時間・時代の変化で変化していくのは当然なんだけど、いま目の前で起こってる変化は少々質が違う――言語の根幹である文法そのものが崩壊しつつある――と感じるんだよねえ。
「地の文での独白」が元凶?
ども、これまた実にお久しぶり。しかも、きょうの記事は大失態(笑)の様相なのよ。
いや、ついこのあいだお客さん――どんな人かは、当分ないしょね――から「複数主格疑似三人称でおもしろいのがあったよ!」と、ある翻訳小説を薦めてもらってね。お客さんから本を薦めてもらえるなんてあまりあることじゃないから、早速読んでみたわけ。
もちろん、内容への感想は人それぞれ、「そろいもそろって暴力刑事ですねえ(笑)」以外にことさら書かなきゃいけないことがあるわけではないのだけど、ただ、人称面については「これは疑似三人称じゃなくて真性三人称の範疇に属する?」と感じたのね。つまり、ブログ主が用いている言葉の定義が、まだまだ曖昧だということ。なので、「この際だから、『疑似と真性(赤面)の違い』『どうすれば真性三人称になるのか』みたいなネタでブログを書くのも悪くないかも」と思ったわけなのさ。
「あらすじは最後」が元凶?
ども、とんでもなくお久しぶりになっちゃった。毎度毎度で申し訳ないのだけど、いいネタが見つからなくてねえ。「初めは盛んだったけどそのうち回数が減ってやがて消滅」――なんかよく聞く話だねえ(笑)。
でもって、きょうのお題は「あらすじ」。いや、前にも言ったけど「顧客調査(笑)」の意味でネット上の書き込みをたまに追ってみたりすることがあってね、そこでちょくちょく出くわすのが「あらすじを書くのが苦手」との愚痴らしきもの。しかしねえ、よくよく考えてみれば明らかなように、これって「セリフが苦手」と同じで、実は「小説書くのが苦手」と言ってるのと同じなんだよねえ――。
「象は鼻が長い」が元凶?
ども、実にお久しぶり。いや、いいネタが見つからなくてねえ、今回も前と同じ年寄りの繰言になっちゃった(笑)。あと、おかずは当分なしね(これはホント申し訳ない)。残ってるのは最初のころに書いたやつ――噂には上るものの常に不在のキャラが出てるのもあるのだけど――ばかりで(稚拙すぎて)他人には見せられないのだよ。なので、いま書いてる「売れそうなもの」(笑)ができ上がるまではおあずけでやんす。
で、お題の《象は鼻が長い》。ブログ主個人は、これをごく当たり前の日本語と考えてる――「象は鼻は長い」=「昨年度は液晶部門の売り上げは好調でした」と書く人間が多数派なのは措くね。これはもうどうにもならないから――のだけど、これは上の例文が「文法に(普通に)則った日本語だ」と考えているためで、この例文が根拠になっている(らしい)「日本語に(外国語のような定義での)主語はない」を肯定するのでは決してない。「端正な日本語には文法的に明確な――もちろん、日本語が主語を省略可能な言語なのは知ってるけど――主語、そしてそれぞれの語句の品詞的性格の明快さが必須」がブログ主の立場。
自動インデントが元凶?
ども、お久しぶり。で、きょうのタイトルは実にわかりやすいでしょ(笑)。天に唾する当ブログの面目躍如たる「原稿の体裁・表記面へのだめ出し」を、今回はそれこそ小姑みたいにねちねちとやらせてもらうからね(笑)。
まずは「段落冒頭の1字下げ」。これはラノベでも徹底されている(はずの)「日本語表記根本原則」のわけだけど、どういうわけか、これがちゃんとしていない原稿が目立つのだね。文字通りぐちゃぐちゃの混乱ぶりで、特に「会話体直後の段落」が下げられてない場合が多い。書いてる当人は?てなもんでも、ブログ主みたいな職種の人間にとっては、この1字下げの乱れは「決定的な瑕疵」になるから、それが目に入った時点で、作品、そして書いた人間に対しても「重大な疑問符」が付くことになっちゃうのだよねえ――。
「リズムに合わせて」が元凶?
ども、お久しぶり。「2月の更新ゼロ」だけはなんとか回避できた感じかな?
でもって、きょうは「お題」というほどのものはなくて、要は「ヨナは『知覚』を持っていたが、マオはそれが不十分だった」。
突飛な筋振りではあるのだけどねえ、映画『燃えよドラゴン』(1973年)の冒頭部分で、ブルース・リー演じる主人公の武闘家が弟子にちょっとしたカタをやらせて「どうだ、なにかを感じたか?」と問うわけなんだけど、弟子のほうは「ぽかん」てな顔。で、師匠は弟子の頭をどやしつけて「感じろ!」とやるわけね(しょこたん――猫好きの女の子は無条件で応援したくなるね――が「Feel it!」とものまねしてるのを見た覚えがある)。で、ブログ主はこの師匠の「教え」に得心するものがあるわけなのさ。