公道での走行が禁じられているブレーキを装備していない自転車を巡り、東京地検は複数回にわたって交通切符(赤切符)を切られるような悪質な運転者を道交法違反(制動装置不良)罪で原則的に略式起訴していく方針を決めた。東京地検はこれまで制動装置不良を起訴しておらず、自転車ブームを背景に摘発が相次ぐなか、実質的な方針転換となる。
警視庁が今年、自転車の制動装置不良で摘発した件数は10月末までに842件で、昨年の661件を超えている。「ピスト」と呼ばれる競技用自転車の広まりで、ブレーキを取り外す愛好家が多いとみられる。【伊澤拓也】
毎日新聞 2011年11月17日 東京朝刊
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