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堺女性失踪:窃盗の容疑者、象印元副社長と面識

捜査員らによる家宅捜索が行われた西口容疑者の自宅=堺市北区で2011年12月6日午後7時37分、川平愛撮影
捜査員らによる家宅捜索が行われた西口容疑者の自宅=堺市北区で2011年12月6日午後7時37分、川平愛撮影

 堺市南区の歯科医師の妻(67)が行方不明になっている事件で、大阪府警は6日、女性の銀行口座から現金5万円を引き出したとして、堺市北区長曽根町、無職、西口宗宏容疑者(50)を窃盗の疑いで逮捕した。府警は西口容疑者が女性の失踪の経緯を知っているとみて追及する。府警によると、「私は知らないことです」と容疑を否認しているという。

 また、西口容疑者を知る関係者によると、同容疑者は03年ごろまで、堺市北区の自宅で殺害された象印マホービン元副社長の尾崎宗秀(そうしゅう)さん(84)方のすぐ近くに居住。尾崎さんとは子供の頃から数十年来の付き合いで、自宅にも気軽に出入りしていたといい、府警は二つの事件の関連についても慎重に調べる方針。

 逮捕容疑は、先月6日午後2時50分ごろ、堺市北区にある都市銀行支店の現金自動受払機(ATM)を操作し、女性名義の口座から現金5万円を引き出した、としている。防犯カメラの映像から西口容疑者が浮上した。

 府警によると、女性は先月5日午後2時45分ごろに黒の高級外車で外出し、堺市南区のショッピングセンター(SC)の百貨店で買い物をした。午後6時ごろ、女性の後をつける西口容疑者に似た不審な男が防犯カメラに記録され、これを最後に足取りが途絶えた。

 女性の車は同10日、北区の銀行支店近くの商業施設駐車場で発見。車内には多量の血液反応があり、女性のものと分かった。

 一方、尾崎さんは1日午前、堺市北区の自宅2階の納戸で、顔をラップやテープで何重にも巻かれた状態で見つかった。前日に集金したはずのマンションの家賃約75万円が見当たらず、府警が強盗殺人事件とみて調べている。

毎日新聞 2011年12月7日 2時31分(最終更新 12月7日 3時24分)

 

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