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【大リーグ】

松井VSイチロー消滅危機 ア軍GM松井再契約に消極的

2011年12月6日 紙面から

 メジャー選手の契約、トレードなどが行われるウインターミーティングは当地で5日(日本時間6日未明)に開幕。前日の4日(同5日)、会場の「ヒルトン・アナトーレ」には各球団のGMや選手の代理人などが続々と集結した。アスレチックスのビリー・ビーンGMは、松井秀喜外野手(37)らチームからFAとなっている選手との交渉について「今後も動かないかもしれない」などと語り、松井との再契約を見送ることが濃厚となった。来年3月28、29日に予定されているイチロー外野手(38)が所属するマリナーズとの日本開幕戦での「松井VSイチロー」も消滅の危機だ。

 松井VSイチローを日本で見られないのか−。アスレチックスのビーンGMは、松井について「オファーは出していない。FA選手を積極的に追いかけるということは現時点ではしないし、今後もしないかもしれない。FA選手全員を失うことになると思うが、若手にチャンスを与えることになる。若いチームをつくることになると思う」と語り、松井らFAのベテラン選手(ウィリンハム、クリスプ、ハーデン)を来季の戦力構想から事実上外し、チームの若返りを図る考えを示した。

 このまま松井がアスレチックスと再契約しなければ、夢の対決も消滅してしまう。アスレチックスがマリナーズを東京ドームに迎える、来年3月の日本開幕シリーズだ。マリナーズの顔と言えば、もちろんイチロー。さらに、川崎(ソフトバンクからFA)が加入する可能性もある。日本人ファンとすれば、3人が顔をそろえる試合が消えてしまうのは非常に残念だが…。

 今オフ、アスレチックスの最優先事項となっているサンノゼへの本拠地移転問題は、一部のサンノゼ市民から激しい反対運動にあい、暗礁に乗り上げたままだ。補強がほとんど進まないアスレチックスとの再契約が事実上消滅した今、オリオールズやレイズなど獲得に興味を持つとされるチームで、松井はメジャー10年目を迎えるのか。ウインターミーティングで答えが出るかどうかも、不透明な状況となっている。

 

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