事件「誠実だったのに」「やっぱり」 内柴容疑者逮捕に関係者絶句2011.12.7 01:24

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「誠実だったのに」「やっぱり」 内柴容疑者逮捕に関係者絶句

2011.12.7 01:24 性犯罪
 北京五輪で金メダルを獲得、帰国後に会見した内柴正人容疑者=平成20年8月17日

 北京五輪で金メダルを獲得、帰国後に会見した内柴正人容疑者=平成20年8月17日

 「いろんな『え~。』がたくさんあります」。内柴正人容疑者は九州看護福祉大を懲戒解雇された直後、公式ブログにこう書き込み、反発していた。「弁護士さんと相談して動き、ここに書いていきたい」と徹底抗戦の構えを見せる一方、「あいつらの柔道が心配」と部員への思いもつづっていた。

 セクハラ疑惑が柔道関係者の間で噂になっていた10月初め、内柴容疑者が五輪を連覇したときの全日本男子監督だった斉藤仁・全日本柔道連盟強化副委員長は内柴容疑者と電話連絡をとった。「お前、何やってんだ」との問いかけに、「間違ったことはしていないです」と答えたという。

 「明るく誠実だったのに…」と逮捕に首をひねる知人も少なくないが、知人の元柔道選手の男性は「やっぱり」と思った。「女癖が良くなかった」からだ。

 選手として実績、知名度が抜群の内柴容疑者は、指導者としても全日本学生優勝大会で同大を創部2年目でベスト8に導くなど成果を挙げ、柔道部内でも「注意しづらい存在」(同大の二塚信学長)だった。「武道系の部活は『先輩の言うことは絶対』との風潮が強い。内柴容疑者も厳しく指導していた」と関係者は指摘しており、絶対的な立場に慢心した可能性もある。

 日本オリンピック委員会(JOC)の「シンボルアスリート」を担っていたこともあり、スポーツ界からは批判が上がる。

 JOCの福田富昭副会長は「あまりに常識外のことで話にならない」。斉藤氏は「『金を取った後、どう生きるかを周りから見られているんだぞ』と言ってきたんだけど…」と肩を落とした。

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