蹴球探訪
森雅史氏の「平壌43時間」ルポ(11月18日)
トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > 紙面から一覧 > 記事
【格闘技】亀田大毅戦で王者が猛クレーム 「大毅のグローブ薄いぞ」2011年12月6日 紙面から
2大世界戦の調印式が5日、大阪市内のホテルで行われた。亀田大毅の挑戦を受ける王者テーパリット・ゴーキャットジム陣営から使用グローブの厚さについて「亀田のグローブは薄くて、こっちは厚い。フェアじゃない」と猛烈なクレームがついて大もめ。今後、立会人の裁定を仰ぐことになったが、決戦を前に因縁は深まった。 先に仕掛けたのは、テーパリット陣営。会見に先立ち、試合で使用するお互いのグローブチェックをしている時だった。 「カメダの黒のグローブは薄い。こっちの赤いグローブは厚い。同じ厚さの黒いグローブを選んでいいか?」 グローブは両者ともメキシコ製8オンスで同メーカー。色の選択権は亀田陣営にあり、事前に王者陣営にうかがいを立てたところ「何でもいい」との返答。王者に敬意を表し、王者側を赤、大毅が黒を使用すると契約書にも明記したという。ところが、王者側がこの日のグローブチェックで試着してみたところ、同じメーカーなのに厚さが違うと主張した。 「はめてみたら、明らかに厚さが違った。カメダのグローブは小さくて薄かった。公平にしてほしい」とテーパリット。プロモーターのゴーキャット・パニチャヤロム氏(42)も「黒のグローブは厚さは同じだった。カメダが黒を使って、こっちが黒を使っても問題ないはず。厚さが同じなら、赤でもいい。第一、選択権は王者側にあるはず。契約書に明記されているなんて話も初耳だ」と憤慨。 結局、30分の猛抗議も結論は出ず。この日夕方に大阪入りした試合立会人のレンソ・バグナリオル氏(ニカラグア)の裁定を仰ぐということで、王者陣営は一応引き下がった。 しかし、対決ムードは一気にヒートアップ。テーパリットが「7回までにKOする」と言えば、2階級制覇を狙う大毅も「グローブは関係ない。素手でもええ。3回までに終わらせる」とキッパリ。6日に立会人を交えたルールミーティングで話し合われることになったが、波乱含みだ。 (竹下陽二) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|