社会
オリンパス第三者委、報告書を午後に公表へ
(東京都)
「オリンパス」の損失隠し問題で、森前副社長らが会計基準の変更に合わせて一気に損失の穴埋めを図っていたことがわかった。オリンパスの第三者委員会は6日午後、調査結果を公表する。
関係者によると、オリンパスは、保有する株などを時価で計算する会計基準の導入を前に、損失をファンドに付け替える「飛ばし」という手法で損失隠しを始めた。その後、07年に、関係の深いファンドを子会社としてみなすよう会計基準がさらに変更されたことに伴い、企業買収を利用して一気に損失の穴埋めすることを始めたという。菊川前会長はこうした経緯について、「報告を受けていたが、損失の額などは最近知った」と話している。
第三者委員会は、一連の損失隠しを森前副社長や山田前監査役が主導し、菊川前会長らも報告を受けていたとみており、6日午後に調査報告書を公表する。[ 12/6 12:17 NEWS24]