12/06 18:58 更新
「潜水士」を目指す海上保安官です。海難事故の最前線で人命救助にあたる「潜水士」になれるのは、ほんのひと握り。厳しい選考会に挑みました。6日の選考会に参加したのは、第7管区海上保安本部の20歳から26歳の保安官15人。「潜水士」の養成課程に進めるのはわずか2人と狭き門です。プールの種目は、25メートルの潜水と300メートルのクロール。年に1度、この日のために、勤務の後や休日に体を鍛えてきました。先輩の「潜水士」たちは今年、震災直後から津波に流された人たちを捜索するため、被災地の海に潜り続けました。2度目のチャレンジである内田裕聖さん(23)は「誰からもこいつなら大丈夫だと信頼される潜水士。特救隊員になりたいです」と話していました。候補者2人に選ばれた後には、50日間の過酷な訓練が待っています。