宮城県仙台第二高等学校3年の安東沙綾さん、日置友智さん、山田学倫さんは、これまで合成が極めて難しかった銀の酸化物を簡単な高校の理科実験手法で作ることに成功した。この物質は性質もほとんど分かっていなかったが、抗菌効果が従来材の約10倍高いことを確認した。成果は米国の科学誌ジャーナル・オブ・マテリアルズ・サイエンス(電子版)に掲載した。
合成したのは銀と酸素の比が2対3の「過酸化銀」。硝酸銀水溶液の電気分解で銀の樹状結晶を作っていたところ金属光沢がある黒い結晶が析出。東北大学の東谷篤志教授らの協力で構造を調べ過酸化銀とわかった。
銀と酸素の比が2対1の「酸化銀」は合成しやすく抗菌剤で知られる。今回、過酸化銀で大腸菌の殺菌能力を調べたところ、酸化銀の約10倍高いことがわかった。実験を指導した仙台二高の渡辺尚教諭は、新技術を使えば過酸化銀の生産コストは100分の1レベルに下がり抗菌剤として実用化すると期待している。
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