政治

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政治献金:民主・武正議員支部 外国人から174万円

 民主党衆院議員の武正公一・元副外相(50)が支部長を務める同党埼玉県第1区総支部が、政治資金規正法で禁じられている外国人1人と外国人の株式保有割合が過半数の法人2社から10年までに政治献金計174万円を受けていたことが分かった。毎日新聞の取材に明らかにした。これとは別に、副外相在任中に在日本大韓民国民団(民団)の県幹部が経営する会社からも献金を受けていた。武正議員の事務所は「今年8月に全額を返還した」と説明している。

 事務所の説明や政治資金収支報告書によると、外国籍の個人からは05年までに2回にわたり計100万円を受けていた。また、外国人が株式の過半数を所有していた企業のうち1社からは10年までの4回で計24万円、別の1社からは08年に50万円を受け取っていた。

 また、民団県地方本部議長の韓国人男性が経営する会社からは10年までの4年間で計35万円を受け取っていた。

 武正議員は09年9月から1年間副外相を務めていた。韓国人男性によると、同社の株式の外国人保有率は半数にとどまるといい、「(日本人の)妻が献金したいということで出した。政治的な意図はなく、夫婦で個人的に応援していた」と話した。

 武正議員の事務所は「外国人献金の問題が報道されたため自主的に調べた。いずれも外国人であることは知らなかった。株式の外国人保有が半数にとどまるのも(法律違反の)グレーゾーンと判断した。(献金を受けたことが)政策決定に影響を与えたことはない」としている。

 武正議員は埼玉1区選出で4期目。【大谷津統一、林奈緒美】

毎日新聞 2011年12月6日 2時30分

 

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