できごと【衝撃事件の核心】サド的性癖の女の心に残る闇 患者のもだえ苦しむ顔みてストレス解消…入院患者の爪剥がし事件+(1/4ページ)(2011.11.23 07:00

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できごと

【衝撃事件の核心】
サド的性癖の女の心に残る闇 患者のもだえ苦しむ顔みてストレス解消…入院患者の爪剥がし事件

2011.11.23 07:00 (1/4ページ)westピックアップ

 身動きできない入院患者の足の指の爪を強引に剥がし、もだえ苦しむ患者の顔をみてストレスを発散させる。8月、京都市内の民間病院を舞台に、そんなサディスティックな欲望を満たす凶行を繰り返した女が、京都府警に傷害容疑で逮捕された。元介護助手、佐藤あけみ被告(38)=傷害罪で公判中。京都地裁の法廷では、無表情のまま抑揚のない声で不気味な犯行状況を供述し、自らの爪も繰り返し剥がすなど自虐的な性癖まで告白した。平成16年にも別の病院で同様の事件を引き起こし、有罪判決を受けた佐藤被告。怪奇極まりない事件の真相は…。(奥田翔子)

 

高齢者を狙って犯行

 事件は8月下旬、京都市中京区の毛利病院で起きた。当時、介護助手として入院患者のおむつ交換やシーツ交換などの仕事をしていた佐藤被告。病室に看護師ら他の病院関係者がいなくなり、患者の爪を剥がす絶好のタイミングをうかがった上で犯行を繰り返していた。

 8月17日午後、佐藤被告は男性患者(72)の左足首を右手でつかんで押さえると、左足の親指の爪を繰り返し引っ張って剥がした。その後も19~24日、同じように60~90代の患者3人の足の爪を剥がした。両足の親指の爪を剥がされた女性(91)も含まれ、いずれも認知証などで意思疎通が十分にできない患者ばかりだった。

 佐藤被告は25日に逮捕され、凶行は止められた。不可解な余韻を残したまま4人に対する傷害罪で起訴された。

 そして11月16日、刑事裁判で行われた被告人質問。入廷した佐藤被告は黒のフリース生地の上着にジーンズ姿。茶髪のショートカットの前髪を頭の上に無造作にまとめてしばった上、縁が真っ赤な眼鏡をかけ、一見して奇抜な雰囲気を醸し出す。終始、無表情のままボソボソと低い声で犯行状況に関する質問に答えた。

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