福島県は5日、農地や森林の除染の基本方針を発表した。県内産のコメや野菜、牛肉などすべての農畜産物と木材やキノコなどの林産物について、モニタリング検査で放射性セシウムが検出されないことを目標に定めた。市町村や農協などに田畑や樹木の除染方法などを示し、着実な除染で達成を目指す。
東京電力福島第一原発の事故以降、県産の農畜産物全体が市場で敬遠されている現状を憂慮。「出荷制限や風評で甚大な被害を受けており、早急な除染が必要」としている。ただ、「検出なし」の具体的な目標時期は示していない。
田畑は表面の土と深さ30センチほどの土を入れ替えるなどして、作物の根からのセシウム吸収を防ぐ。果樹は土壌改良のほか、樹皮や枝をそぎ落とす。牧草もセシウム濃度の高い地域ははぎ取る。