先月、埼玉県三郷市で、下校途中の中学3年の女子生徒が顔を切りつけられてけがをした事件で、埼玉県警察本部は、5日、刃物を所持していた銃刀法違反の疑いで、埼玉県内に住む無職の少年の身柄を確保し、この少年が三郷市の事件に関わったとして、殺人未遂の疑いで逮捕状を請求しました。
殺人未遂の疑いが持たれているのは、埼玉県三郷市に住む無職の少年です。この事件は、先月18日午後6時前、埼玉県三郷市鷹野の路上で、近くに住む14歳の中学3年の女子生徒が、帰宅途中に何者かにあごの付近を刃物のようなもので切られて、けがをしたものです。警察が捜査を進めたところ、5日、埼玉県三郷市で三郷市内に住む無職の少年が、刃物を所持しているのを見つけたということで、警察は、この少年を銃刀法違反の疑いで逮捕しました。埼玉県警察本部によりますと、少年は、三郷市で女子中学生が刃物で切りつけられた事件について、関与を認める供述をしているということで、警察は、殺人未遂の疑いでこの少年の逮捕状を請求し、逮捕する方針です。三郷市から2キロ余り離れた千葉県松戸市の路上でも、1日、下校途中の小学2年生の女の子が男に刃物で刺される事件が起きていて、警察は、この事件の関連についても調べることにしています。