(cache) 北勢線とまち育み掲示版

昨日の日付で、匿名のはがきが届きました。以下そのままの文面を公開しましょう。掲示板をごらんになっておられる皆様もご意見下さい。 “北勢線のヒマワリやコスモスの電車の飾りはなんですか。あんな造花で客が増えると本気で考えてやっているのですか。どこからお金がでているのですか。ぜいきんですか。無駄です。あんな造花の電車に誰がわざわざ乗るのですか。税金なら直接利用者に還元してほしい。三岐になぜそこまで巨額な金を支援するのですか。対策室はなぜ駅や役所の中にないのか。何の仕事をしているのか。臨時職員までいるらしいが、三岐や役場の職員で間に合わないのか。疑問ばかりが渦巻く。とにかく大事な税金無駄な支援に使ってほしくない。” 以上です。ボランティアの私たちにではなく、税金を管轄する行政に発してほしい内容ですね。

まずモニ２２６大好き人さまにお答えします

投稿者：会長投稿日：2011年11月25日(金)17時47分54秒

返信・引用

サミット終了後、ほっと一息ついている間に、たくさんの書き込みをいただきましたね。今日、今度はお葉書でご意見もいただきましたので、それを紹介する前にまず、モニ２２６大好き人様にお答えしましょう。ご承知のように、モニ２２６号は昭和６年製造と同時に、電化された北勢線で走り始め、昭和５３年から同じ近鉄経営の内部八王子線に移行して、昭和５８年まで走り続けました。この車両が保存されたいきさつは、軽便鉄道博物館の中身を冊子にした｢軽便鉄道博物館へようこそ」に詳しく書かれてています。１部３００円ですので是非お買い求め下さい。さて、私たちはこのモニ２２６号を国の有形文化財に登録したいと考えて、それを文化庁に打診しました。動態の車両はこの文化財メニューにはなじまないと教えられましたが、幸いこの車両のモーターは外されていて、静態復元しか出来ないのを災い転じて福とすべく、文化財登録への条件などを教えてもらいました。それによると、製造された昭和６年当事ではなく、引退した昭和５８年の状態を復元すれば良いというアドバイスを受けて、その線でレストアしました。たとえば、新造時は室内灯は丸い電燈だったそうですが、最終走行時には蛍光灯に変わっていました。見たこともない、設計図もない想像の復元は返ってマイナス材料だそうです。来ていただくと判りますが、内装を固定しているビスはマイナスのJIS規格のものを捜し求めて再現しました。現在市場に出回っているものはプラスのISO規格が殆どですね。扉や窓枠は、損傷が激しいので、全て作り変えましたが、５８年当時(恐らく新造時も）の材質はラワン材でした。これも、現在輸入されておらず、幸いにして桑名市のあるサッシ製造業者さんが在庫を持っていたという運の良さで、これもクリアーできました。細部の材質などは、画像からはわかりにくいので、実物をご覧になることをお薦めします。