ロシアで下院選挙の投票が行われた4日、首都モスクワなどで、プーチン首相を批判するデモを行おうとした野党の支持者ら170人以上が身柄を拘束されました。
モスクワと第2の都市サンクトペテルブルクの中心部で、4日、野党の支持者たちが「選挙は茶番にすぎない」と書かれたプラカードを掲げ、「プーチン首相は出ていけ」などと叫んでデモを行おうとしましたが、近くに待機していた治安部隊に次々に身柄を拘束されました。ロイター通信などによりますと、拘束された野党の支持者たちは、合わせて170人以上に上るということです。これまでの開票結果で、プーチン首相率いる与党「統一ロシア」が前回と比べて大幅に得票率を落としていますが、一部の野党勢力は「実際の得票率は、それよりも低く、選挙結果が操作されている」として、批判を強めています。