古川元久国家戦略・経済財政担当相は5日、国内総生産(GDP)などの経済指標だけでは測れない国民の豊かさを表す「幸福度指標」の試案を公表した。試案は経済規模ではなく、心の幸福感を基本とし、「経済社会状況」「心身の健康」「(家族や社会との)関係性」の三つを指標の大枠として設定。三つの指標を11分野に分け、132の個別データをもとに「幸せ」を数値化するのが目標だ。
三つの指標のうち「経済社会状況」の判断材料として、子供の貧困率や育児休暇の取得率のほか、「放射線への不安」など主観的な項目も採用した。「関係性」では、家族や友人との接触密度のほか、「困っている人を助けるのは当然だと思う」割合なども活用する。
来年以降、内閣府が試験的に関連データを収集し、幸福度指標の有効性や個別データの検証を進めるが、単一指標は作らない方針だ。
幸福度は、ブータンが国民の豊かさを示す独自の指標「国民総幸福量」(GNH)を掲げているほか、フランスも指標の開発を検討。経済協力開発機構(OECD)など国際機関も独自の基準を設け、各国の社会状況を包括的に把握する手段として活用を始めている。【赤間清広】
毎日新聞 2011年12月5日 10時41分(最終更新 12月5日 10時55分)
ウェブサイトが15分で簡単作成、しかも無料で
クルマの最先端が集結
学生は社会で必要とされる力を身につける