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【プロ野球】

王会長「強い巨人復活せよ」 OB会総会で号令

2011年12月5日 紙面から

巨人のOB会総会に出席した、左から柴田勲OB会副会長、滝鼻巨人最高顧問、王貞治OB会会長、原監督=東京都文京区の東京ドームホテルで

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 巨人のOB会総会が4日、東京都内のホテルで行われ、ソフトバンク球団会長でもある王貞治OB会長(71)が「今年はいろいろありましたが、OBとしては、巨人軍に強くあってほしい」と語り、渡辺球団会長を批判して代表兼GMを解任された清武氏の騒動を乗り越え、ペナント奪回に集中することを求めた。

 清武氏の解任騒動に対する滝鼻最高顧問の謝罪を受けて壇上に立った王OB会長は、巨人の創始者である正力松太郎氏の遺訓「強くあれ、紳士たれ、世界一を目指せ」を引用した上で、「一番身近なのは、強くある、ということだと思う」と力を込めた。

 先月11日の清武氏の会見で渡辺会長との対立が表面化。騒動に巻き込まれた球団関係者や現場を気遣うように、王OB会長は「紳士たれ」よりも「強くあれ」を優先する心構えを説き、「こういう問題は、勝てば表面に出ない。雨降って地固まる、ということで団結してほしい」と話した。

 来季に向けた準備は進んでいる。横浜からフリーエージェント(FA)宣言した村田の獲得は秒読みに入り、ソフトバンクからは杉内も狙っている。特に杉内は、王OB会長にとっては悩ましい争奪戦。「これは球団ではなく、選手が決めること」と複雑な表情を浮かべ、最後はソフトバンク球団会長として「来年はぜひジャイアンツと戦って日本一になりたい」と頂上決戦を願った。 (井上学)

 

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