気象・地震

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福島第1原発:部品取り換え汚染水浄化能力向上へ

 東京電力は3日、福島第1原発敷地内の放射性汚染水処理システムで、米キュリオン社製装置の放射性物質吸着用部品を取り換えることで、浄化能力を向上させる計画を発表した。

 従来は、放射性物質を吸着する軽石(ゼオライト)を入れた鉄製の容器に汚染水を通し、放射性物質濃度を数万分の1~数十万分の1に低減していた。新しい部品は吸着性能が高い「フェロシアン化合物」を添加したもので、6日に交換を予定している。

 東電によると、キュリオン社製の装置が処理する汚染水の放射性物質濃度は11月1日現在、1立方センチ当たり約70万ベクレル。仏アレバ社製の除染装置と併用していた9月中旬までは安定的に数十万分の1まで除去できていたが、アレバ社製装置が稼働停止した後は性能が低下していた。

 新たな部品を使うことで、キュリオン社の装置単体でも安定的に数十万分の1程度まで除去できる。また従来部品より使用期間が長いため、交換頻度が減り、放射性廃棄物も抑制できるとしている。【比嘉洋】

毎日新聞 2011年12月3日 20時14分

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