2011-12-04 08:00:00
思想と勇気のどちらも欠如
テーマ:政治
以下の記事は、産経新聞の曽野綾子氏のオピニオン欄で、紹介されていたもので現在の政治家について述べられていますが、本当にそのとおりだと思いました。
勇気もなく、信念もないのならとっとと去勢手術して「男」であることをやめるべきですね。
政治家は、自分が貧乏してでも国民を護り、食べさせていくのだ、という意識がない人間がなるべきではないと思います。
政治家は自己犠牲があって初めて本来の力が発揮されると考えます。
死ぬのが怖い、殺されたくない、と思う政治家は今すぐ議員バッヂを外して、オカマとして道の隅っこを歩いていればいいのです。
死ぬのが怖いような人間は、政治家なんて目指すな
と言いたい。
ミ☆ ミ★ ミ☆ ミ★
★魅力を失う日本の政治家★
11月3日付のワシントン時事が、同日1日に発表されたライス前国務長官の回想録『最高の栄誉』の中で、日本について書かれている次のような部分を紹介していた。
『訪日が次第に憂鬱になっていた』
『日本、韓国、オーストラリアは強力な民主的友好国だった。しかし、日本についてはその立場は弱まっている』
『変化するアジアのパートナーとして自信に満ちた日本が必要だが、(改革を推進した)小泉純一郎元首相の退任で、そのような日本は消え去ったようだ』
最近の日本の政治家たちがほとんど魅力を失っているのは、彼らに思想と勇気のどちらも欠けているからだ。
思想は政治のテクニックだけではない。
政治家になろうがなるまいが、その人の全人的な個人の歴史の上での深い歓びと怨念、その対処法の記録と結果、それらを人に語れるだけの強力な個性、読書によって培われてくる深い教養、のどれもが要るのである。
もちろんこれらのものが備わっていなければ人間ではないことはない。
そういう人は国民の運命を左右する政治家にならなければいいだけの話で、ほかのたいていの職業には就ける。
もちろん小説家なども女々しさも性格の悪さも個性として認められるのだから、だれにでもなれる。
ライス氏が、日本へ行くのを憂鬱だと感じるようになったというのは、重大なことだ。
政治は個人の魅力でも動くことが大いにある。
ライス氏が日本で
『話しておもしろい政治家』
がいないと感じ出したとすれば、これは大きなマイナス点だ。
自分の職務や直接の目的に役立たずとも、話していて楽しいという人がいれば、来て会ってその問題について語る気になる。
語れば状況が動くこともある。
しかし日本の政治家が、ビスケットのように画一的で、魅力的な会話もなく、外務省の決めてきた内容を伝えるだけだとしたらうんざりするだろう。
しかも、鳩山由紀夫首相がその典型だったが、政治路線を度々混乱させるようなことを言う政治家と会わねばならないとなると、事務的なことさえ進捗しないのだから、日本に行くのが憂鬱になって当然だ。
せっかく辞任した鳩山元総理が、今でも政治に口を出すことは、全くもって日本人には迷惑なことだと思う時がある。
女性の私から見て分かるのは、勇気と信念のない男性は実は人間を感じさせないということだ。
おもしろいことに終戦記念日に靖国神社に参拝するかどうかは、勇気の有無をみせるリトマス試験紙の役を果たしている。
竹下内閣以後だけでも、宇野、海部、宮沢、細川、羽田、村山、小渕、森、安部、福田、麻生、鳩山、菅、野田の15人の総理が、中国の顔色をうかがって靖国参拝を行っていない。
ライス氏が魅力を感じなくて当然だと私は短絡して思いそうになる。
ミ☆ ミ★ ミ☆ ミ★
★橋下氏「文化は行政が育てるものではない」 知事時代の補助金カットに文化団体は戦々恐々★
知事時代「文化は行政が育てるものではない」と公言してきた橋下徹・前大阪府知事が19日に大阪市長に就任するのを前に、市内の音楽や芸能関連の団体が戦々恐々としている。
橋下知事当時、府が出していた補助金を全額カットされた大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)や、「観賞したが、2度は見ない」と酷評された文楽団体などは、市から多額の補助金を受けているためだ。
「補助金がなくなると、本当に大変なんです」
大フィルの佐々木楠雄・常務理事は11月30日、市の担当者に電話で、楽団の厳しい台所事情を訴えた。
指揮者の朝比奈隆さんが創設に関わった大フィルに対しては、市が「市の文化振興に不可欠」(平松邦夫市長)として補助金1億1000万円を支出。
年約10億円の運営費の一部に充てられてきた。
だが、橋下氏は知事時代、「行政や財界はインテリぶってオーケストラ(が大事)とか言いますが、
大阪はお笑いの方が根付いている」と発言。
大フィルへの年約6300万円の府補助金を2009年度から全額カットした。市長になった橋下氏が再び大なたを振るえば、運営難は必至で、「死活問題だ」と佐々木常務は焦りを隠さない。
実際、橋下氏に年約4億円の府補助金をゼロにされた日本センチュリー交響楽団は今年度、橋下氏との
合意で運営財源に回せるようになった基本財産20億円のうち、約2億6000万円を取り崩し、再生の道を探る。
コントラバス奏者、坂倉健さん(53)は「このままでは大阪からオーケストラが消えてしまう」と危機感を募らせる。
大阪市から年5200万円の補助金を受ける財団法人・文楽協会も憂鬱だ。
橋下氏は09年8月、「文楽を見たが、2度目は行かない。
時代に応じてテイストを変えないと、(観客は)ついてこない」と発言。
07年度に3600万円あった府補助金は11年度、2000万円に減った。
同協会の三田進一次長は「採算が難しく、行政が手を引くと土台が崩れる」と戸惑う。
府や市など主催の「ミュージシャングランプリOSAKA」は、「トイレの神様」が大ヒットした
植村花菜さんが02年に優勝し、メジャーデビューにつながった大会だ。
しかし、府助成金は08年度に廃止され、大阪市が府分を穴埋めする形で負担してきた。
関係者は「市の予算が削られれば、10周年の今年が最後の大会になるかも」と危惧する。
▽読売新聞