トピック19
NHKスペシャル「奇跡の詩人」  〜日木流奈くんについて〜
 

5/11のNHK釈明以降の話題は、パート2へどうぞ。

あと、リンク集を独立させました。

 ある理学療法士の方からのメールをアップしてので見て下さい

  土曜スタジオパーク以後については、パート2

 2ちゃんねる系(と思われる)サイトが大分増えました。

 ヤフーの「奇跡の詩人」コーナー
 

この件について本を出す予定の有名人

 

 このページへのリンク? 無断でやっちゃてよ。確認のメールは一切不要。

目次
1.はじめに
2.番組の内容と経過
3.動画を見ての批判と擁護
4.流奈くんとその文章について
5.ドーマン法とFCについて
6.背後に見え隠れするニューエイジ
7.参考資料
8.私の思う事
9.このページの作者について

 

1.はじめに

 辻元氏の赤軍疑惑発覚以降、怪しげな話が大好きになってしまいました。今日はあまり政治とは関係無いですが、マスコミの失点(?)として、特筆すべきだと思ったので、NHKの話題をとりあげます。ネットの住人なら、知っている人も多いでしょう。そう、4月28日放送のNHKスペシャル「奇跡の詩人」の話です。ただ私は、番組を直接みた訳ではありません。ネットにアップされていた動画を見ただけですが、それだけでもかなりの量で、充分に「いかがわしさ」が感じられ、ネット上の情報が本当であると確信しました。それに、これは単にNHKがインチキ番組を流しただけ、というには留まらず、極めて広い範囲を包含する問題であるように思われ、興味を持ちました。

2.番組の内容と経過

 内容は、脳障害を抱える流奈くんが、ドーマン法というリハビリを続ける事で、天才的な能力を獲得し、詩集や本を多数出版している、というもの。どうやって文章を書いているかって? 流奈君は、意思の疎通を可能にする為の「文字盤」をたたき、お母さんがそれを読み取っているのです。

 以下は各マスコミの紹介文。 (当然、2ちゃんねるからとってます)。

奇跡の詩人 〜11歳 脳障害児のメッセージ 2002年4月28日(NHK)

脳障害を抱えながら驚異的な才能を発揮して本や詩集を次々と発表している日木流奈君。
 5歳の時、文字盤を指差す事で初めて意思を表現して以来執筆を重ね、大人たちの心を揺さぶっている。脳障害児の奇跡ともいえる創作活動を見つめる。

http://www.nhk.or.jp/special/libraly/02/l0004/l0428.htm
http://www.nhk.or.jp/special/libraly/02/l0004/l0428s.html 

朝日新聞「試写室」

〜 胸打つ11歳の意思表示 〜

 日木流奈[ひきるなとルビ]君は、誕生直後の手術の影響で、脳に障害を受け、話すことも立つこともできない。が、文字盤を使って詩を書き、本を発表している。その内容は、大人達への思いやりにあふれている。
 創作活動を可能にしたのは、ドーマン法というリハビリテーション。運動訓練とともに、知性面でのトレーニングも重視する。100人のボランティアたちに支えられたこともあって、意思が伝えられるようになった。指で文字盤を指し、それを母親が読み取ると言う方法で。豊富な知識は哲学書から天文書まで2千冊に及ぶ読書によると言う。
 「世の中は、あなたが幸せじゃないと幸せになれないのです」などど、うんちくに富む言葉で表現してゆく。流奈君の非凡さに驚く一方で、両親の、子どもの心に立っての教育に胸打たれる。(あ)

毎日新聞「視聴室」

〜 希望に満ちた流奈君の日々 〜

 横浜市に住む11歳、日木流奈(ひき・るな)君は、誕生直後の手術の影響で脳障害のハンディキャップを持ち、一日のほとんどの時間はリハビリに費やす。そんな流奈君の詩集やエッセーが今、大人達の心を引き付けている。とても11歳とは思えない才能と感性を持つ流奈君と家族の日々を追った。
 流奈君は両親やボランティアに支えられながら、3歳からドーマン法と言う療法でリハビリを始め、5歳の時、文字盤を指して意思を伝える方法を覚えた。これまでに大学レベルの難しい本を約2000冊読破。母千史(ちふみ)さんが流奈君の言葉を読み取り、父貴さんが記録する形で、彼の思いが本となっている。
 「私を否定しない環境があった」という流奈君の「とても豊かで、希望に満ちている」日々と言葉には、驚きとともに感動を覚える。(油)

[写真えとき]
驚異的な才能を発揮する日木流奈君

読売新聞「試写室」

〜 命を削って紡ぐ珠玉の言葉  〜

 誕生直後、脳に障害を負い、全く意思を表すことができなくなった男の子に五歳の時、奇跡が訪れる。両親から漢字や数式などを記したカードを繰り返し見せられた男児は、いつしか文字を覚え、文字盤を指さすことで意思を表現するすべを会得していた−。障害を抱えながら詩集などを発表し続ける十一歳の少年、日木流奈(ひき・るな)君を追ったドキュメンタリーだ。
 自分で立つことはおろか、文字盤を指すだけで呼吸が乱れる流奈君。だが、両親の献身的な努力でリハビリに励み、哲学や宇宙論など二千冊もの本を読破した。その知性と独特の感性が紡ぎ出す珠玉の言葉を母が読み取り、父が活字にする。文字通り命を削って紡ぎ出す言葉だからこそ、感動を呼ぶ。
 流奈君は言う。「他の人が何気なく書くのに、私は全身の力を振り絞って書かなくてはいけません。それでも書きたいのです」。文章をなりわいとする者として、かつて一度でもそんな言葉を書き得ただろうか。何度も自問させられた。(多)

産経新聞【TVレシピ】

 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Screen/8349/032.html
 (長いのでリンクのみ、以前の朝日神奈川版つき)

 これらだけを読むなら、「ふ〜ん、なるほどね」で終わりますが、テレビに写っていたシーン(私はネット上の動画でしたが)を見たら考えが変わりました。私の印象を述べると、お母さんは流奈君の腕をつかみ、手を文字盤に叩きつけているだけです。お母さんは文字盤を読んでいるとされますが、お母さんが独り言を言っているようにしか見えません。流奈くんは文字盤を見てないどころか、あくびをし、寝てしまっているのに、お母さんの手と口は相変わらず動いています。つまり「本当に流奈くんが書いているのか? お母さんの妄想ではないのか?」そう、思わせるような映像でした。しかし番組内ではこの事についての検証もなく、ドーマン法やFCについての基礎知識を流す事さえもしなかった、と言います。ネット内で最も多い声は、このような非科学的な番組を作ってしまったNHKに対する非難です。

 

 同様に感じている人は数多く、NHKに対し「感動した」という声の他、「嘘だろ?」という声も多数行っている模様です(5月1日までに賛否合わせて1300件)。この辺りの経緯は、次のzakzakの記事を見て下さい。

 このような声に押され、さすがにNHKも釈明文を出さざるを得なくなったようです。

 また、この釈明文が、いかにも釈明っぽいので、論争は当分収まりそうにもありません。再放送があったら、私も是非見たいと思います。

 以上の流れを、ネットワーカーの何人かが、メディア検証機構というところの掲示板に投稿していて、その事務局が簡単な回答を返しています(この掲示板にも有効な資料がアップされています)。

 これによると、5月上旬(GW明け?)に、検証対象番組を決定し、対象となった番組は6月中旬以降に結果が出る、というものです。

  新聞赤旗に以下の投書が載りました(5月4日)

東京・葛飾区×××(54歳)
「NHKスペシャル〜奇跡の詩人」。テレビ・ラジオ欄の「試写室」の解説の通りに素直に受け止められなかった。
番組の映像からは、この子の表現したいことがそのまま伝えられているのか、受け止められない。
なにか親の意図があるのではないかと思ってしまう。意図的な操作がなされていないか、番組の検証が必要ではないかと思った。

 読売新聞に以下の記事が載りました(5月5日)。下線部のNHK説明の部分が気になります。上手く言えませんが、相当にタチの悪い言葉のように思えます。

「奇跡の詩人」に感動、疑問の声

 難病を抱えながら懸命に生きる人々と、それを支える家族らを追ったドキュメンタリーが先月末、続けて放映された。フジ系26日「眠れない3歳児」、NHK教育「みんな生きている・この手で抱きしめたい」(22日ほか)などだが、中でも最も多くの投書をいただいたのが28日のNHKスペシャル「奇跡の詩人」だ。
 立つことも話すこともできない脳障害の少年・日木流奈君(11)が、文字盤を指すことで意思を伝達する術を会得。その詩は父母の協力で活字化され、人々を勇気づけていると言う。これに対し、「彼の詩が冷静な観察眼と深い祈りに満ちているのは、純粋に生きているあかし。子供の可能性の開花と大人の愛の大きさは比例すると確信した」と述べる栃木県の自由業・青木正枝さん(37)を始め、「宝石のような言葉でつづられた詩が胸に迫った」などの感動の投書が相次いだ。
 が、一方には「母親が手を重ねて文字を読み取るそうですが、私には母親が動かしているように見えてなりませんでした」と書いて来た東京都の主婦・和平郁美さん(44)のほか、「流奈君があくびをして目をつぶっていても文字がつづられた」「手の動きが不自然で流奈君の視線も合っていなかった」といった疑問を呈する意見も多く、賛否が大きく割れる形となった。
 こうした疑問の声に、NHKは「母親がいない時の他人の話や状況をあとで母親に伝えるなど、取材過程のエピソードから、流奈君自身が言葉を発していると判断した」と説明する。ただ「 障害者が持つ無限の可能性を紹介するのが目的だったので、医学的・科学的説明は短くせざるを得なかった。その部分をもう少し手厚くした方が良かったかも知れない」とも話している。(な)

 GW明けには、週刊新潮と週刊文春が、同時に流奈くん記事を掲載。

 週刊新潮は、「この番組変だろ? こんなの国民に見せやがって」という素朴な論調。週刊文春は、背後の宗教的な関係を追っており、記事としてはこちらの方が詳しいです(これらの記事は、2ちゃん過去ログpart19の519以降から、part20の前半をチェックしていけば、ある程度は読める)。文春記事の「ボディートークあわ」をリンクしておきます。

 という風に批判が高まり議論が収束しないので、NHKも流石にあの釈明だけでは不充分だと感じたのでしょう。とうとうテレビで釈明する事になったのです。この事は全国紙などが記事にしました。

 それにしても、zakzakの滝本弁護士の写真って一体・・・。滝本弁護士の日記はここをクリックして下さい。でもオウムを持ち出すのはこじつけ過ぎです。大和出版からは、その手の怪しげな本は腐るほど出ており、たまたまオウムの本も含まれていただけだと解釈するべきでしょう。ちなみにオウムの人は、以下のように流奈くんとの繋がりをハッキリ否定しています(普通はオウムとの繋がりを否定するものだが、オウムの側から否定されるとは珍しい)。

  http://deva.aleph.to/documents/luna01.html

・・・と書いたら、アレフの人からHP上でお礼を言われてしまいました(笑)。

 http://deva.aleph.to/diary/

 アレフやオウムの話は、ここらで打切りにしておくのが良いですね。

 

 ここから先の流れは、
  NHKスペシャル「奇跡の詩人」日木流奈くんについてパート2
 で扱います。

 

3.動画を見ての批判と擁護
 

    批判派

    擁護派

    お母さんが流奈くんの手を強引に動かしているように見える。そもそも流奈くんは体をほとんど動かせない筈なのに、なんで手先だけはあんなに敏捷なのか? あれは、流奈くんではなく、お母さんのタイピングのように見える。

    あれは訓練のたまもの、理論的には可能な速さ。普通の人は42.195Kを走りとおす事さえも出来ないが、訓練によって2時間10分前後で走る人もいるではないか。

    流奈くんは、文字盤に全然興味を示していない。ソッポ向いたり、あくびしたり。しまいには眠りだす始末。にも関わらず、母親は流奈くんの手を「操作」し文章を読みとっている。

    障害者の場合、「外見」と「精神」は一致しないもの。寝ているように見えても、脳は動いている。

    文字盤が小さすぎる。障害を持つ子が使う文字盤は、もっと大きなものである筈だ。あれは、お母さんの使い良いサイズなのではないか?

    FC(後述)においては、あの程度の文字盤もある。

    お母さんが文字盤を細かく動かしている。あれじゃ、流奈くんは文字を打ちたくとも打てない。

    あれもお母さん側の訓練と経験のたまもの。流奈くんが打とうとする文字をお母さんが先回りしているのだ。

    お母さんの口と、流奈くんの手が全然合っていない。流奈くんの手先の動きよりも、お母さんの発する言葉の方が明らかに多い。

    一つの手の動きが複数の音節を表しているからだ。

    お母さん、流奈くんの腕を強く握りすぎ。あれじゃ、手先の微妙な動きをキャッチできない。

 このように表形式でまとめると、明かに擁護派のほうが分が悪いのが分かります。というのも、批判派の疑問は当然の疑問であるのに対し、擁護派の言う事は検証を要します。しかし、その検証がなく憶測で物を言っているに過ぎないから、説得力が無いのです。そこで、以下のページを見て下さい。私が頂いたメールをアップしたもので、もう少し説得力のある議論が展開されています。

 

4.流奈くんとその文章について

 まず、流奈くんの公式ホームページが出来ていますので見て下さい。

 このページで流奈くんの書いたとされる文章を読む事が出来ます。例えば「私は好きという言葉が好きだ。私は意思の伝達ができるようになってから、好きな人に好きと伝えられるのが嬉しかった。」という調子。これが子供の書く文章か? でもたまにくだけた文体も見られるし、耳も聞こえるんだから、普通の口語体を知らない訳じゃないんだよね。私には親が書いた文章にしか思えない。ただ、子供が背伸びをして書いたとも考えられるので、一概には否定は出来ません。しかし、この自伝の文章 は、流奈くんと母との関係を綴った段落がほとんどで、父や他人については圧倒的に少ない事が指摘されており、どうも母親の意思がかなり反映されてしまっているのではないか、という疑惑は消えません。

 http://news.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1021345241/の620以降では、「私」→「流奈」「母」→「私」「父」→「夫」 と代名詞を置き換える実験が行われ、最終的に以下のような考察がなされています。

変換した方をちょっと読むと、この文章が元のものよりよほど自然に感じる。

その理由は多分、主語と動詞の関係のおかしさにある。
流奈君による元の文章では、非常に高頻度に自分が目的語の位置に
置かれており、母を主語とした文章が目立つのだが、これは
「連れて行く」など、両者がともに動作する場合にとりわけ不自然な
印象を読む者に与える。

1行目は原文では次のようになる。
「母は他のプログラムが終わると、毎日大きな文字盤の前に私を
 連れていき、会話を試み始めた。」
「私は他のプログラムが終わると、毎日大きな文字盤の前に流奈を
 連れていき、会話を試み始めた。

普通、「私は毎日大きな文字盤の前に連れて行かれた」というふうに
書くところだろう。

 更に個人的な感想を言えば、こんな大人の真似をした文章よりも、普通の子供の詩の方が好きです。例えば ここの7つの詩のような。

 

5.ドーマン法とFCについて

 今回のNHKスペシャルや流奈くんが何故天才なのかを語るにはドーマン法とFCについて詳しく知らねばなりません。以下のような事実を知って、それでも流奈くんを持ち上げるのは勝手です。NHKもここをしっかりと作って、あとは視聴者の判断に任せる、という風にすれば、これ程には非難轟轟にならなかったのではないでしょうか。勿論、まだ私も興味を持ち始めたばかりで、色々と詳しい事は知らないけれど、以下のHPを読むくらいの事はしました。

また、2ちゃんねるの以下のスレッドは、この問題を別視点から見るのに、非常に有効です。というのも、実際にドーマン法を実践している親(二ダー博士)がレスをしているからです。

 超乱暴にまとめてしまうと、ドーマン法というのは、時間がある限り運動や刺激を与え続ける事で成長のプロセスを高め、脳の発達を促す、というものです。これをやれば、脳障害の回復どころか大天才にもなれる可能性がある、という事なのですが、その分、プログラムは相当に厳しいものになります、本人も家族も。ただスパルタ的にやるのではなく、子供の能力を信じて、子供を励ましつつ、愛情を持って、一歩一歩という感じで。親は研究所の講習を受けた後、それを元に親自身がプログラムを作成し、自宅で訓練を行います。

 又、プログラム実施にあたってのコストは、集中治療プログラムの場合、年間200万円はかかるとの事です。200万円の使途は、ボランディアや研究者の交通費や滞在費がほとんどなので、少なくとも研究所が私腹を肥やしている訳ではなさそうです。又、在宅治療の場合はもっと安く100万円以下。交通費や滯在費がほとんどなら、何か工夫すれば、もっと安く出来るんじゃないの? と思うは素人の考えでしょうか? 

 コストについて、2ちゃんねるに有益なレスがあるので、アップしておきます。

 又、流奈くんの文字盤操作を、お母さんが補助してあげる事を、FCと言います。これもドーマン法で採入れられて、もともとは、声の出ない子供が簡単な意思疎通を行うのが目的だったのですが、いつの間にか「研究論文や本や随筆や詩などを書いている子供もいます」というところまで来てしまいました。又、FCをやった子供の多くは本で育つ為、流奈くんのような、異様に大人びた文章を書くという事ですが、ここまでくると以下のような疑問が生じます。

 当然の疑問です。だからFCついて実験した論文があるらしいです。以下はその論文の概要を誰かが邦訳したものです。

 もしこれが本当なら、 FC法はインチキという事になります。実験に用いられたのは非常に簡単な問題で、正解か誤りかが明白に決まるものである事にも注意。医療の現場でFCを使うなら、この種の検証実験を繰り返し、FCが信じられるケースと信じられないケースをキチンと場合分けしていく事が必要でしょう。FCについて簡単な意志疎通は可能でも、詩や論文を書く、というのは嘘くさいと感じるのが普通だと思います。ちなみにアメリカでは、国際行動分析学会(ここ参照)とかいうところが、FCに対する批判声明を出しています。一方で、BIKLEN Dという人が、肯定論文を書いています。ただこの肯定論文にしても、検証を重視し、適用可能な対象を限定しており、まだまだ発展途上の技術だという感じがします。ドーマン法のFCの採入れ方はどうなのでしょうか? 非常に心許ないです。

 もう一つ、流奈くんがこれまで学術書を2000冊読んだ事について。一日一冊のペース。二ダー博士によると、これは「写真的理解」つまり「速読」のような方法で読むらしいです。傍から見てると、本でパラパラ遊んでいるだけなのですが、実は読めていて、内容もそれなりに覚えているらしいです。たまに速読名人がテレビでやってますよね? 

 でも一つだけ言わせてもらえば、流奈くんは数学の学術書を読んで楽しかったなどと言っていますが、この手の本は、それまでの積み重ねが無いと読むのは不可能です。流奈くんが読んでいた本が何だかは知りませんが、仮に高木貞治「解析概論」なんかを読む場合、「座標」、「集合」、「記号の意味」その他もろもろは既知の事として扱われるから、それらについて全て知識がなければ、読みようがありません。「小学レベル」⇒「中学レベル」⇒「高校レベル」と段階を踏む必要があります。第一、数学は演習が大切なので、練習問題を解かずに数学の力はつきません。大天才ガウスでさえ学術書レベルに到達するには何年もかかっています。この辺はどう説明するのでしょう。(ちなみに私の学生時代の専門は数学でした)。

 その他、ドーマン法について知っておくべき事があるので、それを以下に述べましょう。

  1. ドーマン法は、現代医学界から全く認められていない

     つまり、擬似科学ならぬ「擬似医学」なのです。
     以下の邦訳を見て下さい。
    http://tv.2ch.net/test/read.cgi/nhk/1020022046/238-244
    http://tv.2ch.net/test/read.cgi/nhk/1020139239/224-232
     
  2. ドーマン法を行っている子供の中には、現代医学から見放された子がほとんど
     普通の医者で治るのなら、保険のきく普通の病院に行くでしょう。高い金を払ってまで、ドーマン法を行うのは、現代医学では救えないからです。このような子を持つ親にとって、ドーマン法は光明となっているのです。(単に「天才」を狙うようなプログラムもあるらしいが、それは除く)。医者に対する不信と、親の藁をもすがる思いが、このドーマン法を支えています。
     
  3. ドーマン法をやっても、全員が治る訳ではない。
     これはNHKも認めています。しかし、この重要な事実がNHKの放送に無く、ドーマンのHPにも殆ど書かれていません。リスクを述べず、ただひたすら「素晴らしさ」だけを強調しているのは良心的とは言えません。でも実際に研究所にアクセスしてきた親に対しては説明しているようです。
     
  4. 現時点では、「ドーマン法が無効」と証明された訳ではない
     少なくとも日本では証明されていません。はなから医学界は「トンデモ扱い」で検証しようとはしていなかったのかも知れません。或は、ほとんどデータが無いのだから、「検証しようがない」というのが正しいのかも知れません。「治った事例」は、それなりに多くの情報を得られますが、本当に大事なのは「治らなかった事例」です。これについては、口コミしかありません。
     しかしアメリカでは70年代にかなりの論争があったそうで、その結果、ドーマン法は医学としては認められない事になりました。以降は、お互いに罵るだけで、両者の交流はほとんどありません。
     この手の「民間療法」では、それがどんなに根拠の無いものであっても、「治った」という人は必ず出てきます。普通の人には、民間療法で治ったのか、他の要因で偶然治ったのかは判別がつかないからです。だからこそ、統計学的その他の検証が必要となるのですが、ドーマン法のページでは、治癒率などの基本的なデータが載っていません。二ダー博士によると、「効果無い1割、3割程度が完治〜ほぼ完治、6割程度が大幅な改善」という事です。でも文春の記事によると治ったのは3%。両者が嘘をついていないとすると、「母集団が違う」としか考えられません。前者は、脱落しないで全てプログラムを終えたケースを母集団にしていないでしょうか? 逆に、途中での脱落組など全てを含めれば、3%というのはいかにもありそうな数字です(実際のところは不明ですが)。

      ここまで書いていて思ったのですが、これは「戸塚ヨットスクール」と似た構造を持っています。ヨットスクールも教育界からは全く認められていないが、入校するのは現在の教育界ではどうしようもない子供ばかり。治らないリスクも高いが、本当に治ってしまうケースも多い。脳に刺戟を与えるところとか、傍目には虐待だと見えるところまで似ている。親の愛情は邪魔なので合宿制を採入れ、スパルタ的にしごく、というところなどは正反対だけれど、両者の置かれている状況はやはり良く似ています。

 以上のような事柄をNHKは放映すべきでした。NHKの報道を見てドーマン法を試したけど駄目だったという人に対し、責任がとれますか? 下手をすると年間何十万〜200万円もかかってしまうプログラムで、もし治らなかった場合は、患者の子供時代をまるまる棒に振ってしまう事になりかねないのです。次に述べるように、検証を二の次にしてしまう姿勢が、オカルトにつけいる隙を与えてしまうのです。

 

6.背後に見え隠れするニューエイジ

 話はまだ終わりません。背後にニューエイジが構えている事が、事態を更に複雑化させています。 実はこの親子は「ナチュラルスピリット」という、常人には怪しく思えてしまう 株式会社と関わりがある事が判明しています(NHKでは触れていないようですが)。

 ナチュラルスピリットは、その手の商品しか出さないようなので、流奈くんの本も「その手の本」である可能性が非常に高いです。
 又、この「出版社」には何か母体があるのではないかと思いましたが、それは探しだせませんでした。

 NHKは、流奈くんが講師(?)を務めた集会を大々的に扱いましたが、どの程度の頻度でやっていたのか、或は集会の主催者が誰か、という事には触れませんでした。

 横浜や川崎や東京で、近所の人を集めて・・・というものもあるのかも知れませんが、上の交流会の広告ページでは 全国を交流会行脚しています。 これの他に本も書いているんだろ? いくら何でも非道すぎやしないか、もし流奈くんが本当に天才だったとしても。プログラムはどうしたの? まあ全国行脚は今年の3月で終了したらしいので別に良いですが。

 ・・・という事で、一覧表にしてみました。電話番号を載せたのは、より有効な検索が出来るからです(ネット上でアップされていたもので、電話帳からとったものではありません)。ここで載せた会の他、ママやパパが単独で行った講演もあります。こうしてみると、流奈くんの取巻きの本質が見えてくるし、障害者である流奈くんにとって、相当に苛酷なスケジュールだった事も想像がつきます。
 

日程

場所

主催者・関係者・電話番号

当日の様子

参加費

3/25(月)

10:00-
12:00 

神戸

つくし・サロン 上野万弓
サラシャンティ 清水正博

どこかのバンドの日記

3000円

3/23(土)
 

16:00-

岡山

ワールドハーモニー・テラ

3/21(木)
 

13:30-
15:30

京都

ノヴァエラプロジェクト(075-595-5030)

誰かの日記
誰かのカキコ
敬子(小林?)

3000円

11/25(日)

13:00- 

高岡

中村京子(0766-63-5886)

1000円

11/23(金)
 

14:00-
16:00

大垣

大垣おやこ劇場・小林敬子(0584-73-8222)
大野広行 (058-294-0273)
木造校舎
フィンドホーンの集い
交流会記事

大野 a  b

1500円

11/22(木)
 

10:00-
12:00

神戸

つくしサロン・上野万弓(078-881-9505)
 ⇒上野さん、 ここと関係あるのかな?
 ⇒ 怪しげな同好会とか地球環境とか
サラ・シャンティ 清水正博(078-802-5120)

3000円

11/21(水)
 

18:00-

尼崎

重枝たかし(06-6433-5017)
 ⇒ 電話番号で検索すると、いくつか出てくる。
 ⇒若狭・関西草の根交流会
立山裕二(06-6493-8716 )
 ⇒ ココロジー経営研究所て立山氏だけ?
 ⇒ こんなところで講師をしています。

どこかのバンドの日記

10/29(月)
 

18:00-
20:00

川崎

想ふ月事務局 山本さとみ(日木家と近い)

2500円

10/13(土)
 

14:00-
16:00

宮崎

日高純子
オーガニックカフェHAPPY ⇒自然食喫茶
サマディー⇒アロマセラピー。インドマッサージ、驚異のマコモ健康法
2500円

10/11(木)
 

19:00-

緒方

藤井絵里、0974-34-4868
山本さとみと協力して流奈本を作成
1000円

10/10(水)
 

18:30-
20:30

熊本

ゆあみらい  本田由美子(096-367-5453)
  ここの心理学のビデオって大丈夫?
 あと名前の出てくる 森眞由美って人も・・・。
2000円

10/8(月)

第一部:13:20-
14:10
第三部:15:50-
16:50 

熊本

わくわくフォーラム
渡辺(096-370-0909)

誰かのカキコ

4000円

10/7(日)
 

13:30-
15:30

日田

中塚サイクル(0973-22-2821、ただの自転車屋) 3500円

10/6(土)
 

14:00-
16:00

福岡

九州ボンテン(092-761-4634)

3500円

9/29(土)
 

13:00-
15:00

小金井

飯田しのぶ、042-388-0795
 ⇒ 21世紀の子どもたちへ
 ⇒自然育児友の会の会員か?
   ( 掲示板書き込み
3000円

9/23(日)
 

18:30-
20:30

札幌

昴の木(011-758-3322)
トンデモグッズ販売
札幌市教育委員会(オイオイ・・・)
当日の報告 2500円

8/12(日)

14:00-
16:00 

あきる野

Space-Be
Bodywork Awa

2000円

8/1(水)
 

15:30-
17:00

茨城

野上紀美子(0295-57-2982) 3000円

7/22(日)
 

14:30-
16:30

あきる野

Space-Be
Bodywork Awa

2000円

7/12(木)
 

18:00-
20:00

横浜

想ふ月事務局 山本さとみ(日木家ボランティア) 2000円

7/7(土)

15:00-
17:00 

大和郡山

慈恵クリニック
 ⇒  ホリスティック医学
 
⇒  訳わからん健康食品

1000円

7/4(水)

19:00- 

新宮

感to歓の和、ワノ(0735-29-0269)
ふるさと工房HOME  滝本ヨウ

1500円

6/23(土)

18:00-
20:00 

横浜

想ふ月事務局 山本さとみ(葉月ちゃんのママ)

2000円

5/20(日)
 
14:30-
16:30

あきる野

Space-Be
⇒クラフト工房(普通のおじさんが経営)
Bodywork Awa週刊文春参照
 ⇒ 結構怪しい。 流奈くんページも。

2000円
2/11(日) 横浜  

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 リンクを辿っていくと、流奈くんシンパの人達は、どうも方向性が似ているように思えます。 キーワードは、「自然」「擬似科学」 といった感じでしょうか。やっぱりニューエイジです。流奈くんは、チャネリング系に分類されるでしょう。つまり 「宇宙人」、「前世からの使者」、「イルカ」と同じ扱いなのですよ。しかも対象が「しゃべれない障害者」でチャネリングシーンが目の前に展開するのですから、その手の人にはタマランでしょうね。そして癒し系の人や一般人にも熱烈歓迎されています。だから放っておくと第二・第三の流奈くんが出てきます。NHKは、この辺りの事を認識しているのでしょうか? それともNHK内のビリーバーが作ってしまったのでしょうか? オカルトを「本物として」宣伝してしまったNHKの責任は重い。多くのドーマン法実践者も、このようなオカルトと同一視されるのはイヤでしょう。

 私の予想では、最初から日木一家がニューエイジに嵌まっていた、というよりは、日木一家がニューエイジの人達に利用されてしまった、それにつれて日木家もニューエイジに・・・というのが本当ではないかと思います。2ちゃんのあるレスによると、「昔テレビでやっていた特集では、こんな胡散臭い人達はいなかったぞ」という事なので、テレビや詩集で集まってきたのでしょうか。これに関連して、障害児を家族に持つ2ちゃんねらによる非常に興味深い書きこみがありましたので紹介しておきます。

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 カルトやニューエイジはマスコミ等を通じて「不幸な人」をチェックしているという事でしょうか? こういうのを「ありがた迷惑」と言います。彼らに悪意は無いにしても気をつけるべきだとは思います。というのも不幸に遭って心が弱っている時にはフラッと傾いてしまいがちだからです。人を脅して壷や印鑑を売り付ける手法と同じ臭いがします。

 ちなみに大垣の大野先生は、4/28の放映後、学校中にプリントを配りまくっていたそうです(どこの高校かは敢えて書かない事にします)。完全にトリップしてしまっており、裏では生徒にバカにされているに違いありません。又、掲示板への批判的な書き込みが相次いだ為、HPは閉鎖されてしまいました。気の毒です。
 ちなみに、大野先生が流奈くんと会って、交流会に至るまでの軌跡は、次のページを見て下さい。

 あと、私は声楽をやっているので、 本田先生(ゆあみらい)のボイトレを受けて、通常のボイトレとどう違うのか確かめてみたい。正しい方法で美しく歌うとストレス解消になるのは確かです。人前で歌うようになり「性格が変わった」というのも分からないでもありません。プラシーボ効果のようなものもが多分に含まれているとは思いますが。

 

7.参考資料

 このページの続編です。ページが長くなってきたので分けました。

  NHKスペシャル「奇跡の詩人」日木流奈くんについて・パート2

 ヤフーで「奇跡の詩人」コーナーが新設されました。

  ヤフーの「奇跡の詩人」コーナー

 次には、2ちゃんねるNHK板有志による資料集を挙げます。私のページは全体の流れを追う事を重視し読み物の形式をとっていますので、涙を飲んで切り捨てたデータがかなりあります。ページは、データを網羅的にアップするの事を目的としているので、この問題を更に深く知ろうという方は、是非行ってみて下さい。

 上の資料集の元ネタが、以下の2ちゃんねるスレッドです。整理されていないので見づらいですが、より新しい情報を見る事が出来ます。

 尚、2ちゃんねるでの本部はNHK板です。5月11日午前1時時点でパート23。NHK板としては驚異的な伸びです。冒頭でも述べた通りこの問題は様々な要素を併せ持つので、お医者さん、マスコミ関係者、実際に障害の子供を持つ親などが現れ、それぞれの立場からの意見が述べられています。その他の名無しさんも良い人ばかり(?)な為、良質かつ活発な議論が行われています。この問題は真面目に考えようという人はNHK板へどうぞ。お祭り騒ぎや縦読みコンテストをしたい人は、 ニュース速報+板 をオススメします。

 あと、妹ソマちゃんの「虐待疑惑」については触れられませんでした。 あのシーンについての背景は、(再掲になりますが)以下のスレッドを参照。あれも、プログラムの一環という事です。

 ヤフー掲示板からは、以下のスレッドを挙げておきます。

番組に対する反応と、その他のリンクは、こちら へ独立させました。

 

8.私の思う事(ここから先は個人的意見という事で)

 以上考察してきて、私は以下のように思いました。

  1. 流奈くんは親の慰め人形だ
  2. 流奈くんはニューエイジのおもちゃだ

 ひどい言い方だ、と思う人もいるでしょう。でもここは心を鬼にしなくてはいけません。障害者だからと言って、オブラートに包んだ言い方をして何か意味があるのでしょうか。
 というのも、もし流奈くんの事が周囲の勘違いだった場合、これはとんでもない児童虐待になるからです。紅茶キノコとかタキオングッズは騙される方が悪いのですが、この場合の被害者は何の罪もない流奈くんです。自分の言いたい事が言えないどころか、親や周囲に勝手に言葉を捏造されているのです。例えば、「寒い」と言いたいだけなのに、「お母さんキレイ」と捏造されてしまう。もう眠たいのに、親につきあわされて腕をぶんぶん振り回される。今はまだいいのですが、大人になった時が怖い。進学も就職も結婚も全て母親の一存で決められてしまう事になります。親が厭世的な気分に陥った場合、心中を強要される可能性だってなくはありません。又、両親が死に「商売」が出来なくなったら、流奈くんや妹はどうなるのでしょうか?

 「でも、本当である可能性だってあるだろ?」と言われるかもしれません。それはそうです。だからこそ 「複数の第三者による複数の検証」をするべきなのです。だって流奈くんの一生の幸・不幸がかかっているのですよ。子供の事を考えれば大切な事です。
 検証は結構簡単に行えると思います。例えば、以下のような事をすればOKです。

  1. 母親のいない部屋で、流奈くんに簡単な質問をする。
  2. 別室で母親を介して流奈くんに答えてもらう。ここでの立会い者は、質問者とは別人とする。そうすると、この部屋で答えを知っているのは流奈くん唯一人となる。
  3. 流奈くんの答えをの正誤を質問者の部屋へ行って確かめる。

 二重盲検法に基づけば、もっと正確なデータを得られるでしょう(「5.ドーマン法とFCについて」で紹介したFC法の検査は、二重盲検法の手法を取り入れています)。NHKは「重度障害児に検証はムリだ」みたいな事を言っていますが、簡単な検証です。 日本全国交流会行脚に耐えた流奈くんなら大丈夫。どうしてもヤダというのなら、母親が目隱しをするのでも良い。

 それにしても父親は「真実であるとしかいいようがなく、どう言っても、分かってくれる方は分かるし、分からない方は分からない。だから、真偽の話で流奈のエネルギーを使って弁明しようとも思いませんし、そのような(真偽を問う)取材には応じられません」などと言っています。もう子供の幸福というものを客観的に捉える事が出来ない状態ではありません。

 当初、私は多くの人と同様に「NHKが変な番組を作るから悪いのだ。日木家に関しては他人がとやかく言う事ではない」と思っていました。今でもその考えは変わりません。しかし、この父親の言葉を読んで、実は家族やその取巻きにも問題はないのか、と思うようになりました。この父親は子供の幸福を第一に考えていない、と思ったからです。親は勝手にさせておけば良いのですが、子供があまりに可哀想。もし勘違いだった場合、誰が虐待から流奈くん(&妹ソマちゃん)を救うのでしょうか。ここまで非難ゴーゴーになっており、しかも子供の一生に関わる問題なのだから、両親が信じる信じないに関わらず、検証は絶対に行うべきなのです。

 という事で、今、私の中での悪は、第一に「ニューエイジ」、第二に「両親」です。障害児を持った親は何かと大変で救いを求めたくなるのは仕方ありません。でもだからと言って子供を犧牲にして良い、と言う事は出来ません。救いを求めるのなら、大人だけで閉じて行え、子供をダシにするな、という事です。今なら間に合うし、本当に信じきっての活動であったならば、詐欺罪にはあたりません。子供の幸せを考えてやれるのは、両親しかいないのです。早く目を覚まして欲しいと思います。

 ドーマン法それ自体の真偽については何も言えません。NHKは、治った事例、治らなかった事例、今試している人達の事例、医学界側/ドーマン側/ボランティアなどの証言を広く紹介するような番組構成にするべきだったのではないでしょうか? そうすれば、その番組を見てドーマン法を試すも試さぬも、完全に視聴者側の自己責任という事になります。流奈くんのような怪しげな事例を"奇跡"と称してマンセーするのは、百害あって一利無し、というのが、少くともネット上では大勢を占めています。

9.このページの作者について

 "あいふる"といいます。2ちゃんねるでは、ニュース系板で、政治系のページの作者として結構知られています。ただ今回の内容の題材はNHKで、これまでと多少方向性が違うので、「いったい誰だろう? このウヨ系HPの作者は?」と一部で不審がられたので、自己紹介。実は以前からNHK板にもカキコしてます(出没スレは秘密。でも最近「たま〜ごまごまご、たま〜ごまごまご、たまごまごまご〜」の歌が耳についてしょうがない)。去年、ニュー速で「韓国に対しデモしよう」というスレがあって結構盛り上がり、私が代表者になって本当にデモをやりました(参加者はほとんど2ちゃんねらー)。このページはそのデモの公式ページが前身です。デモ終了後、閉鎖するのも勿体無いので、私自身が興味あるトピックをネットから拾い出し、詳しくデータをまとめる、というような事をもう一年近くやっています。 最近の仕事はこれ。政治系ネタが多いのは、そのような流れによるものです。ちなみに私は会社と大学(社会人学生)と合唱団以外には、どこにも属していないので、念の為。

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