「米国に親しみ感じる」82%
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「米国に親しみ感じる」82%

12月3日 17時20分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

内閣府が行った外交に関する世論調査によりますと、アメリカに親しみを感じる人は82%で、昭和53年の調査開始以来、最も多くなりました。一方、中国に親しみを感じる人も26.3%と、去年よりおよそ6ポイント増えています。

この調査は昭和53年から毎年行われているもので、9月末から10月中旬まで、全国の20歳以上の男女3000人を対象に、面接で行い、63.7%に当たる1912人から回答を得ました。それによりますと、日米関係について、アメリカに親しみを感じるか聞いたところ、「親しみを感じる」と答えた人が41.4%、「どちらかというと親しみを感じる」と答えた人が40.5%で、アメリカに親しみを感じる人は、去年よりおよそ2ポイント増えて82%となり、調査開始以来、最も多くなりました。逆に、「どちらかというと親しみを感じない」や「親しみを感じない」と答えた人は、合わせて15.5%で過去最低でした。これについて、外務省は「東日本大震災でのアメリカ軍の支援活動を見て、日米間の絆を感じた人が多かった結果ではないか」と分析しています。一方、日本と中国との関係について、中国に親しみを感じる人は、去年よりおよそ6ポイント増えて26.3%、親しみを感じない人は、およそ6ポイント減って71.4%となっています。また、良好な関係だと思う人は、去年より10ポイント余り増えて18.8%となりました。これについて、外務省は「去年9月の尖閣諸島沖での漁船衝突事件で、中国への感情は一時悪化したものの、その後、日中間の緊張が緩和したことなどが影響しているのではないか」と分析しています。