国際野球連盟は、アマチュアの選手を中心に開いてきたワールドカップをことし限りで廃止し、プロのトップ選手が出場する国際大会を新たに開催することを決めました。
国際野球連盟は3日、アメリカのダラスで総会を開き、現在の国際大会の見直しを話し合いました。その結果、アマチュアの選手を中心に世界一を決める大会として開いてきたワールドカップをことし限りで廃止し、代わってプロのトップ選手が出場する国際大会を世界大会として新たに開催することを決めました。一方、大リーグ機構が中心になって開催してきたWBC=ワールドベースボールクラシックを国際野球連盟が認める世界一を決める大会として位置づけ、新設する大会は、4年おきに開かれる予定のWBCの中間年の開催として2015年から開きます。国際野球連盟は、新設する大会にはWBCと同じように「プロで活躍するトップレベルの選手たちの出場を目指す」としていて、今後、大リーグや日本のプロ野球など各国のプロ野球組織との連携を進めることにしています。国際野球連盟の田和一浩副会長は「各国のプロ野球と連携することは、今後、ますます重要になる。野球のオリンピック復帰という目標にとってもいいことだと思う」と話しています。