ハム新人・大嶋　佑の女房役熱望

　異色の早大バッテリーが実現するかもしれない。ソフトボール選手としては史上初めて日本ハムからドラフト７位指名を受けた早大の大嶋匠捕手（２１）＝１８０センチ、９５キロ、右投げ左打ち＝が３日、大学の先輩にあたる斎藤とのバッテリー結成を熱望した。

　中学からソフトボール一筋で硬式野球経験のない大嶋と、甲子園を制し、六大学のスターとしてプロ入りした斎藤。実績も風貌も正反対の２人だが、実はすでに面識がある。今オフ、早大体育会ＯＢの集まりで顔を合わせ、１歳年上の斎藤からは「今後ともよろしく」と声を掛けられたという。大嶋は「キャッチャーとしてとってもらったからには１軍の試合に出たい」と斎藤の女房役を務める日を夢見ている。

　野球でのプロ入りを視野に入れ始めた９月からは社会人のセガサミーの練習に参加。懸命に硬式野球への適応を図っているといい「自信なんてないけど、必死に食らい付いていくしかない。自分が頑張ることでソフトの見方も変わる」と大嶋。前代未聞の挑戦が、いよいよ始まる。　（臼杵秀之）