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宮城でも子どもの甲状腺検査

12月4日 14時16分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

原発事故の影響で子どもの甲状腺に異常がないかどうかを調べる検査が、福島県との県境にある宮城県南部の丸森町の子どもたちを対象に行われました。

原発事故で放出された放射性ヨウ素は、子どもの甲状腺に蓄積してがんを引き起こすおそれがあり、福島県では18歳以下のすべての子どもを対象に甲状腺の検査が行われています。宮城県では、専門家による検討の結果、将来にわたっても県民の健康に影響が出ることはないとしていますが、住民からの要望を受けて、福島県との県境にある丸森町の筆甫地区と耕野地区の2つ地区の小学校6年生以下の子ども83人を対象に、初めて検査を行いました。4日、まず担当の医師による検査方法の説明が行われ、首に超音波を当てて、甲状腺に異常がないかどうかを調べる方法が紹介されました。実際の検査の様子は非公開とされましたが、午前9時半から受付が始まると、保護者に付き添われた子どもが次々と検査を受けに来ました。宮城県健康福祉総務課では「住民から検査の強い要請があったので実施したが、今後については専門家の意見を聞いて対応したい」と話しています。