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1980年代の終わりから90年代、ダイヤルQ2という有料ダイヤルを用いた電話占いが流行した。占いはしたいけれど、占い館などの対面鑑定に行くのは気が引ける人や、地方住まいで占い師になかなか会えない人など、それぞれの事情を気にせずに占い師に相談ができるため、有料回線は引きも切らない大盛況だった。
今でも、占いに興味はあるが対面鑑定は敷居が高いと考える人の数は少なくない。電話占いそのものは現在でも続いているものの、最近では本格的な占いがより手軽に楽しめるといった点で、WEBや携帯で楽しめる占いコンテンツサイトが人気を集めている。
この占いコンテンツサイト、占い師にとってはかなりおいしい場。広告効果が高いため知名度を上げるチャンスでもあり、なにより当たれば大きく稼ぐことができる。そのため、対面鑑定を一切せず、占いコンテンツを専門としている占い師も多くいるほどなのだ。
コンテンツ制作にあたって、占い師は「監修」としてあらゆるパターンの鑑定結果を出す。占術や、恋愛運・金運などコンテンツ内の項目数によって占い師が出す鑑定結果は数百~数千パターンと差はあるものの、一度鑑定結果を作ってしまえば、サイトがリニューアルしない限り、何もせずともコンテンツの売り上げが収入として入ってくるシステム。毎月5,000万円以上の売り上げを出すコンテンツもあるというから、占い師の儲けもかなり期待できそうだが......。
「"売れている"といわれるコンテンツは、月に数千万円の売り上げを出します。なかには1億円前後売り上げるお化けコンテンツもありますが、それは全体の1割にも満たない。ただ、コンテンツで数千万円~億単位の売り上げを出しても、占い師のところに入るお金はほんのわずかなロイヤリティーでしかないんですけどね」(元占いコンテンツ制作プロデューサー)
もちろん、ロイヤリティーはコンテンツ制作会社によってピンキリ。
「安いところでは3%なんてところもあるし、高いところでは15%ぐらいです。月に1,000万円売り上げてもロイヤリティーが3%なら、占い師(監修者)への支払いは30万円。そこから手数料など諸々の経費を引くと、収入は20万円前後になります。これはあくまでも売れているコンテンツの話。月の売り上げが百万円単位の場合は、月の収入は数万円程度、ということもあり得ます」(同上)
占い系のコンテンツ制作会社はかなり儲かっている印象があるものの、いざ占い師が手にする報酬額は、その何百分の一でしかないのだ。
とはいえ、占い師は不安定な水商売。少額でも毎月ある程度決まった額が入ってくることは、大きなメリットだ。しかも、今や占いコンテンツは毎月100本前後誕生しているというから、占い師にとっては監修するチャンスの可能性は高いといえる。
しかし、せっかくコンテンツ監修の仕事が舞い込みサイトを立ち上げたとしても、膨大な数のコンテンツに埋もれて人気も売り上げもないまま、消えてしまうということもよくある話。監修したコンテンツが大ヒットし、何もしなくても自動的に収入が入ってくるという生活は、実にはかない夢としかいいようがないようだ。
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