福岡市の国立病院機構九州がんセンターの女性看護師が、患者への注射をわざと失敗した話や医薬品を盗んだ話をブログに書き込んでいたことがわかった。センターによると、そうした事実はなく、女性は「職場のストレス解消でうそを書いた。申し訳ないことをした」と話しているという。
九州がんセンターによると、女性は20歳代で、携帯電話のブログに10月下旬、「今日は大嫌いな患者のお部屋担当でした」「抗生剤の点滴あって、わざと血管じゃないところにぶっさして失敗した」「死んでほしい」などと書き込んだ。さらに「昨日安定剤配るとき、もぅ患者さん飲んでないやつくすねた」とも書いた。
ブログは友人だけが見られるが、11月下旬に内容がインターネットの掲示板で話題になっていた。女性は9月からブログを始め、これまで80件近く書き込んだという。センターは「不適切な書き込みはこの1件。処分は今後検討する」と話している。(河村能宏)