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内部被ばくからの“自衛”を、元放射線医学総研の崎山比早子さん講演/鎌倉

2011年12月2日

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 低レベル放射能の健康への影響について考える講演会が2日、鎌倉市役所で開かれた。元放射線医学総合研究所主任研究官の崎山比早子さんが講演し、内部被ばくの危険性などについて注意喚起した。NPO法人鎌倉市市民活動センター運営会議の主催。

 崎山さんは、DNA複製の仕組みや放射線が当たった場合の影響を説明。「放射線でDNAが切れた場合複雑な損傷ができ、それを間違って直すことで変異を生む」とし「その細胞が分裂すると変異も伝わり、危険が蓄積する」と述べた。

 放射線量あたりの発がんのリスクには、一定以下であれば安全という値はないとする「しきい値なし説」を紹介。「国際放射線防護委員会(ICRP)もこの説を採用しており、日本政府もこの立場に立つべき。それぞれが自分の健康を守るため覚えておくべきだ」と話した。

 チェルノブイリ原発事故発生後、甲状腺がん発症が子どものみならず大人も増えたとする研究結果を示し「放射性ヨウ素が甲状腺にたまるのを防ぐには、なるべく早くヨウ素剤を飲むのが重要」と、放射性ヨウ素が飛散した場合、すぐ飲める態勢づくりを求めた。

 会場からは「鎌倉や横浜で子育てをしても大丈夫か」といった質問が出た。崎山さんは「ホットスポットを除けば、汚染は低い方だ」としながらも「気をつけるべきは食べ物。スーパー独自の取り組みもあるので、自分で情報を得て判断するのが大切。全部政府に任せていたら大変なことになると思う」と内部被ばくからの自衛を促した。


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