福島 被災の灯台が再点灯
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福島 被災の灯台が再点灯

12月1日 6時26分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

震災で被害を受けた福島県いわき市の観光名所の一つ「塩屋埼灯台」の修理が終わり、8か月半ぶりに点灯しました。

塩屋埼灯台は、明治32年に建設され、映画「喜びも悲しみも幾歳月」や美空ひばりさんのヒット曲「みだれ髪」の舞台としても知られ、いわき市の観光名所になっています。この灯台は、40キロ先まで照らすことができましたが、震災の影響であかりを回転させる装置などが壊れたため、海上保安部では修理を進めるとともに、ことし4月から8キロ先までしか照らすことができない仮設の設備で対応していました。これまでに修理が終わり、先月30日、海上保安部の担当者が設備を点検しました。灯台の周辺が暗くなると、センサーが作動し、震災から8か月半ぶりに再び点灯しました。灯台に登るための通路などの本格的な復旧工事は今後、行われる予定です。灯台のすぐ近くで先月店舗を再開した男性は「この日を待ち望んでいました。地域の復興を願う住民の心も、ともしてくれると思います」と話していました。