靖国合祀取り消し敗訴確定 最高裁、遺族の上告退ける大阪など7府県の戦没者遺族が国と靖国神社に対し、親族の合祀取り消しなどを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は2日までに、遺族側の上告を退ける決定をした。敗訴が確定した。二審判決は憲法の政教分離原則違反を指摘したが、請求自体は一審判決に続き認めなかった。決定は11月30日付。 大阪地裁は2009年、(1)合祀による不快感や嫌悪感は損害賠償の根拠となる法的利益と認められない(2)合祀を決定したのは靖国神社で、国の強制があったとはいえない―などと請求を棄却。 【共同通信】
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