民主党代表選の党員・サポーター票の集計が、衆院300小選挙区ごとの「総取り方式」から、都道府県単位で投票結果を得票に応じて配分する「ドント式」に変わることになった。外国人の党員・サポーターの投票も禁じる。来年9月の次の代表選から適用する。
2日の党規約・代表選挙規則検討委員会(委員長・細川律夫前厚生労働相)で固まった。党常任幹事会の承認を得て、来年1月16日の党大会で正式決定する。
これまで党員・サポーター票は小選挙区ごとに1ポイントずつの計300ポイントで、各小選挙区の最多得票者が1ポイントを得る仕組みだった。国会議員1人につき2ポイントと、地方議員票全体の100ポイントと合わせて代表を決める。
これを党員・サポーターが住む都道府県ごとに集計し、ドント式でポイントを割り振る仕組みに変える。参院議員と比例単独で選ばれた衆院議員がトップを務める総支部の数だけポイントを増やす。新たなポイント数は現在の党所属国会議員408人(衆参両院議長を含む)に近い数字になる見通しだ。
任期途中の辞任に伴う代表選は国会議員しか投票できなかったが、今後は地方議員らにも投票権を与える方向だ。外国人の党員・サポーターによる投票は禁止し、外国人の党員・サポーターへの登録についても協議し、近く結論を出す。今年に入って野田佳彦首相や前原誠司政調会長らが法で禁じられている外国人からの献金を受けていたことが発覚したことを踏まえた対応だ。