[東京 2日 ロイター] 証券取引等監視委員会は2日、神戸市在住の無職男性(40)が、保有する銘柄の株価を釣り上げようと電子掲示板に虚偽情報を流すなど金融商品取引法違反(風説の流布、偽計)をしたとして、兵庫県警本部と合同で強制調査・捜査を実施したと発表した。
男性が得た利益は5万円弱とみられる。
監視委によれば、男性が虚偽情報を流すなどした銘柄は、エスプール(2471.OS: 株価, ニュース, レポート)とロングライフホールディング(4355.OS: 株価, ニュース, レポート)、日本マニュファクチャリングサービス(2162.OS: 株価, ニュース, レポート)、フルスピード(2159.T: 株価, ニュース, レポート)など。
このうち、例えばエスプール株式については今年8月、実際に存在しない業務提携交渉があるかに装ったり、同社の業績が大幅に拡大していたり割安銘柄だと指摘する記事が実際にはないのにあったかのように装い、ヤフー(4689.T: 株価, ニュース, レポート)掲示板に書き込みをした。この結果、株価は1万6000円程度から1万7700円程度に上昇した。
森雅史の Football Is Alive:今だったら書いてもいいかな
[サッカーコラム] 青嶋文明(元清水エスパルス) OB選手たちの現在 - goo スポーツ
Jリーガーたちのその後の奮闘や活躍を紹介する本企画。今回紹介するのは、現在、静岡県浜松市にある浜松開誠館高でサッカー部監督を務める青嶋文明さん。1992年から清水エスパルスで活躍し、草創期のJリーグを経験した彼は、98年の現役引退後、どのような道をたどってセカンドキャリアを構築していったのか。指導者としての道を突き進む彼の現在を追った。
選手生活への未練は全くなかった
数え切れないほど多くの名選手を輩出してきた静岡県は、サッカー界の躍進を支えてきた日本有数のサッカーどころであり、同時に育成年代においてはいくつもの強豪校がしのぎを削る全国屈指の激戦区である。本年度の高校サッカー選手権大会静岡県予選で4強に名乗りを上げたのは、藤枝明誠高、静岡市立清水商業高、静岡学園高、藤枝東高の4校。いずれも全国区の強豪だが、今、この一角に割って入ろうとする新興勢力の存在が注目を浴びている。サッカー部創部からわずか10年足らずで名門と肩を並べる存在にまで急成長を遂げた、浜松開誠館高である。
今年はインターハイ静岡県予選でベスト4、全国高校サッカー選手権大会静岡県予選では準々決勝で惜しくも敗退したが、一昨年度の代表校である藤枝明誠高を相手にPK戦までもつれる熱戦を演じた。
同校サッカー部の指揮を執るのは、43歳の青年監督・青嶋文明。Jリーグが発足する前年の1992年から4シーズンにわたって清水エスパルスでプレーしたFWである。25年以上前に清水商業高の一員として全国制覇を経験した彼は今、今度は指導者として再び高校サッカーの舞台で汗を流す毎日を送っている。
「現役を引退したのが98年、30歳の年でした。あの時はまだ自分がどうやって生きていくのか、どういう仕事に就くかも考えていなかったし、自分の将来について何も見えない状態でした」
当時をそう振り返る青嶋が最後に所属したのは、当時2部リーグに相当した旧JFLの本田技研(現HondaFC)だった。清水を95年に退団した後、青嶋はJFLの鳥栖フューチャーズ(現サガン鳥栖)で約1年半、本田技研で2年半プレーし、現役を退く決断を下した。
「悩むことはありませんでしたよ。契約してくれるチームがなければ引退すると決めていたし、自分なりに『選手を続けるのであれば、これくらいの報酬をもらわなければ意味がない」という基準を持っていたので。『プレーができればどんな待遇でも』という感じにはならなかったですね」
とはいえ、自身のセカンドキャリアについての綿密な計画を練っていたわけではなかった。当時はJリーグの草創期に活躍した選手たちが徐々に現役を退き、指導者に転身して《現場》に残るケースが増え始めた時期である。しかし、当時の青嶋には指導者に転身する気はなく、例年ならシーズン前のキャンプで家を空けるはずの1月を自宅で過ごしていた。「家で何もせずブラブラしていた」というこの頃、長男を身ごもっていた妻のいつもと変わらない態度、ピッチを退いた青嶋を気遣う普段どおりの接し方に触れて、「何でもいいから、何かやらなければ」という意欲が一気に湧いてきたという。
「そうは言っても、当時の僕にできることは何もありませんでした。ただ、『とにかく何かしなきゃ』と思っていたので、大工の友人に頼んで無給ながら仕事を手伝わせてもらうことになりました。2月から、3カ月程度かな。一時期は『大工になりたい』という思いが頭をよぎることもありましたが、もちろんそんなに甘い世界じゃない。そんな時、ある高校のコーチにならないかという誘いを受けたんです。それで練習がある夕方までの時間でできる仕事を探しました」
ここで青嶋は楽器の製造・販売を手掛ける(株)河合楽器製作所が健康事業の一環として展開するカワイ体育教室を紹介される。だが、打診されていたコーチ業との両立が難しくなり、高校側に断りを入れ、カワイ体育教室での指導に専念することを選択した。
青嶋に与えられた肩書きは、サッカー専任講師。指導対象は園児だが、もちろん仕事はサッカーを教えるだけではない。時には幼稚園のお泊まり保育を手伝ったり、運動会の運営を手伝ったり、「体育教室」の先生として様々な形で園児たちと触れ合った。
「正直、当時はまだ『やることがないから、何もしないよりはいいんじゃないか』という状態でした。ただ、セカンドキャリアにおいては、とにかく選手時代の反省を生かしたかった。現役時代の自分は、態度が悪かったり、わがままを言ったり、突っ張っていたところがありましたからね(笑)。だから、どんなに嫌な状況でも、どんなに苦しくても、最善を尽くして一生懸命やりたかった。それだけは強く意識していました」
新居辰基選手 現役引退のお知らせ | ニュースリリース | サガン鳥栖公式サイト
◇新居辰基(あらい・たつのり) 選手
【背番号】 11
【ポジション】 FW
【生年月日】 1983年12月22日生(27歳)
【身長/体重】 172㎝/65㎏
【出身地】 北海道
【経歴】
当別サッカー少年団 → ユニオンジュニアユース → コンサドーレ札幌ユース → コンサドーレ札幌
→ 静岡FC → サガン鳥栖 → ジェフ千葉(現ジェフユナイテッド千葉) → 湘南ベルマーレ →サガン鳥栖(2011年加入)【新居選手コメント】
今シーズンをもって引退することとなりました。10年間、たくさんの方々に支えられて、現役生活を送ることができました。本当にありがとうございました。
※明日12月3日(土)vs.ロアッソ熊本戦後にご挨拶させていただきます。
金明輝選手 現役引退のお知らせ | ニュースリリース | サガン鳥栖公式サイト
「部活動でいじめがあったとはいえない」。瑞浪市の女子中学生の自殺をめぐる訴訟で、岐阜地裁は30日、いじめを否定してきた同級生側の主張を認め、両親の訴えを退けた。学校側の「いじめが原因」という判断にも支えられて訴訟を起こした両親は落胆を隠せなかった。
判決の宣告が終わっても、亡くなった女子生徒(当時14)の両親は、しばらく原告側の席に腰を下ろしていた。2人とも表情を変えずに聴き入り、目を合わせた。傍聴席では被告の関係者が涙ぐむ姿もあった。
その後、岐阜市内で取材に応じた父親(49)は、「裁判所が『いじめたのは4人に特定できない』として棄却されるという覚悟ならしていた」と胸の内を明かした。「だが、いじめの事実そのものまで棄却されるとは思っていなかった」と無念の表情を浮かべた。
両親の主張を支えたのが、自殺から7日後に学校側が実施した全校生徒を対象にした無記名アンケートの結果だった。だが、判決は「学校側がいじめ行為があったと認め謝罪したという新聞報道が(実施前に)なされていたことなど、生徒が予断を持って回答した可能性も否定できない。回答が複数あったことをもっていじめの存在を推認するのは相当ではない」と判断。学校側の一連の対応についても、「到底理解できない」と強い口調で批判した。
同席した代理人弁護士は「暴力ならば診断書があるが、精神的ないじめは客観的な証拠が乏しい。その特殊性を裁判所に考慮してもらえなかった」と指摘した。父親は「教育側の判断は参考にならないという裁判所の解釈だと思う。いじめが認められず、司法の壁を感じた」と話した。
一方、被告側の代理人弁護士は「妥当かつ当然の判決。教育委員会の無責任な対応とともに、一方的な報道を繰り返し、同級生4人の名誉と人権を傷つけた一部マスメディアについても厳しく総括、批判されるべきだ」とコメントを出した。
◆判決要旨
瑞浪市の女子中学生の自殺をめぐる訴訟で、岐阜地裁が言い渡した判決要旨は次の通り。
【いじめ行為の有無】
両親は(同級生4人を実名で記した)女子生徒の遺書からいじめがあったと主張するが、その内容は、いじめのような女子生徒に精神的な苦痛を与える違法な行為が存在したことをうかがわせるものではない。
4人は、女子生徒よりもバスケットボールの技量が上で練習の中心だった。女子生徒が失敗した際に大声で叱責(しっせき)したことはあったが、練習の際の通常の出来事で、直ちにいじめ行為にあたるとは言えない。
【無記名アンケート】
無責任な回答や伝聞情報を自らが体験したかのような回答が寄せられる危険性が高く、信用性の評価は慎重にする必要がある。
(学校側が両親にいじめ行為があったと認め謝罪したという新聞報道がなされた後)生徒が予断を持った上で、いじめがあったと思い込んで回答した可能性も否定できない。そうした回答がいじめを直ちに認めるに足るものではないことは、教育関係者であれば当然了解できたはず。
中学校や市教育委員会の(自殺が部活動でのいじめが原因だったと認めた)行為は、到底理解できない。
■瑞浪いじめ訴訟の経緯
2006年10月 女子生徒が自殺。学校が全校生徒に無記名アンケート。市教委が「部活動中のいじめ自殺」を認めて両親に謝罪
07年8月 岐阜地方法務局が「いじめによる人権侵害」と認定し、当時の校長に反省を促す「説示」
10月 市教委が校長を文書訓告
10年3月 両親が同級生らを提訴
11年11月 岐阜地裁が「いじめがあったとは認められない」と判決
asahi.com:瑞浪いじめ訴訟、両親の訴え棄却-マイタウン岐阜