最近は記憶容量も増え、価格も手ごろになってきたので、データのやり取りにUSBメモリーを使う人も増えてきた。以前、「USBメモリーの使用を無効にする」でUSBメモリーの使用を禁止する方法を紹介したが、今回は、USBメモリーへの書き込みを禁止し、読み込み専用で使えるようにする方法を紹介しよう。これはUSBメモリーに限らず、USBを利用したデバイス全般について有効なテクニックだ。

 まず、管理者権限のあるユーザーでログオンし、スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選び、「regedit」と入力して「OK」ボタンをクリックする。レジストリエディタが起動したら、次の順でキーをたどる。

HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Control

 「Control」の下に「StorageDevicePolicies」というキーがあるか確認し、なければ「Control」を右クリックして「新規」−「キー」を選んで新たに作成する。続けて、「StorageDevicePolicies」を右クリックして「新規」−「DWORD値」を選び、「WriteProtect」というDWORD値を作成する。これをダブルクリックして、「値のデータ」に半角で「1」を入力して「OK」ボタンをクリックする。

 レジストリエディタを終了してWindowsを再起動すれば、それ以降はUSBデバイスにデータの書き込みができなくなる。なお元の状態に戻すには、「WriteProtect」の値を「0」にするか、「WriteProtect」というDWORD値を削除すればよい。

※本テクニックはWindows XP SP2を前提としています。


「Control」を右クリックして「新規」−「キー」を選ぶ

「StorageDevicePolicies」というキーを作成する

「StorageDevicePolicies」を右クリックして「新規」−「DWORD値」を選ぶ

「WriteProtect」というDWORD値を作成する

「値のデータ」に半角で「1」を入力して「OK」ボタンをクリックする

USBデバイスにファイルをコピーしようとすると、書き込み禁止であるというメッセージがダイアログに表示される