両親、控訴を検討 瑞浪中2自殺「言葉の暴力、娘奪った」
2011年12月01日10:16
いじめはなかった―。自殺した女子生徒が残した遺書も、他の生徒が「いじめがあった」と書いた無記名アンケートも、裁判所は「いじめの事実を裏付ける証拠とは言えない」と判断した。裁判後、女子生徒の父親(49)は「真実は一つしかない。いじめという暴力が娘を死に追いやった」とあらためて主張し、今後、控訴を検討していくと語った。
原告代理人の山崎拓哉弁護士は「言葉によるいじめは精神的な暴力で客観的な証拠に乏しい。直接見た人の証言がもう少しあれば」と判決結果を分析する。父親は、いじめに関して判断基準となる法律が未整備である点を問題に挙げ、「いじめは教育現場だけでなく、社会的な問題。なぜそこへメスを入れないのか」と強い口調で訴えた。
一方、被告代理人の田中清隆弁護士は「極めて妥当な判決」と評価した。「遺族にとっては大変気の毒ではあるが、『いじめた』と言われた子と親にとっても重要な問題だ」とし、「いじめを認めた学校側の対応は軽率だったと言わざるを得ない」と批判した。
判決に対し、市教育委員会は「当時の生徒や保護者からの聞き取り調査などから、実際にいじめがあり、女子生徒を死に追い込む要因となったという判断は今も変わりない」と断言。「司法との判断基準が違うのでは。判決内容に関わらず、いじめのない学校環境づくりに今後も力を入れていく」とした。
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