NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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造船復興へクレーン車など贈呈

震災の被災地の漁業や造船業の復興を支援しようと、東京の財団法人から石巻市などの造船会社に大型のクレーン車やトレーラーが贈られることになり、贈呈式が行われました。
贈呈式は、石巻港の造船所で行われ、石巻市の造船会社などで作る協議会の代表に目録が贈られました。
今回、贈られるのは、１００トンクラスの大型の漁船をつり上げることができるクレーン車や、漁船や資材を運搬する大型のトレーラーなどで値段は、あわせておよそ４億９０００万円です。
贈られた機材は、石巻市や塩釜市などの造船会社や関連企業の３２の事業所が共同で使います。
石巻港では、漁船の製造や修理をする造船所も津波で大きな被害を受けましたが、資金繰りが厳しい中小企業が多いこともあって、復興が進んでいません。
協議会の代表で石巻市の船舶用の電気機器会社の及川幸八社長は「造船は漁業や水産業の復興に欠かせない存在なので、今回の支援を石巻全体の復興に役立てていきたい」と話していました。

12月02日　19時05分

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