本展は、日本の美術界が長年にわたって待望しつつも、今日まで実現されずにきたポロックの日本初となる回顧展です。
現在、日本国内に所蔵されている約30点のポロック作品すべてが一堂に会します。
さらに、アメリカやイギリス、ドイツ、スイス、オーストラリアなどからも重要作を集め、質・量ともに今後日本では二度と実施することができないような規模の内容です。
ポロックの作品が日本に初めてやってきたのは、1951年の第3回読売アンデパンダン展でした。
その時展示された2作品、《ナンバー7, 1950》(ニューヨーク近代美術館所蔵)と《ナンバー11, 1949》(インディアナ大学美術館所蔵)は大きな反響を呼び、後者は同年の『みづゑ』誌の表紙を飾りました。
今回のポロック展では、その2点が60年ぶりに来日します。
本展では、塗料の飛び散った床面まで忠実に複製してポロックのアトリエを原寸大で再現します。
アトリエの床面に立ってポロックの特殊な制作フィールドを体感すれば、きっとポロックの制作の真髄に触れることができるでしょう。
ポロックが使用していたさまざまな画材の現物も、再現アトリエの内部に特別展示されます。