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生活保護 大恐慌再来?


●西日本新聞、11面、「争点論考 どうする生活保護制度 NPO法人北九州ホームレス支援機構理事長 奥田知志氏:安易な抑制は回避せよ 学習院大経済学部教授 鈴木亘氏:働ける層の自立促進を」;「例えば公園の草刈りなど社会的就労を月に十数日やってもらい、対価として保護費を支払う。残りの日は就労に向けた資格取得セミナーなどを受講してもらう」「東京都の場合、30代の夫婦に未就学児1人だと保護費は月額24万5千円。都の最低賃金で働いてもそこまで稼げない。働く能力も意欲も最初はあった人が自立できなくなる。(中略)本人が働きたい仕事をし、貯蓄ができる仕掛けが必要だ。働いても保護費が減らない仕組みに改め、稼いだお金は自立する際に供えて公的機関が管理してはどうか。現行の最低賃金も見直す。今の最低賃金は東京都で自給837円。これでは高すぎる。自立支援プログラム参加者は適用除外を認め、もっと低い賃金で雇用できるようにすれば、門戸が広がり、IT関連など、受給者の間で希望が多い職種にも就けるようになるのではないか」

→どちらの方も「働く」ようになることを望んであるようですが、手法がちがいますし、その手法にその人の「善」のあり方が示されていますね。最低賃金の問題に踏み込んだ意見は、なるほどですね。

●同紙、8面、「論壇時評 金子勝 従来型の思考 大恐慌の再来か?」;「約80年前に起きた世界大恐慌では、為替切り下げ競争とブロック経済化によって貿易の縮小が発生した。(中略)『地域主義が、さらには排他的な地域主義に向かう可能性もあると警告する。そして、TPPを『こうした「世界のブロック経済化」が始まるという文脈で捉えなければならない』(中略)TPP問題についても円高対策についても、従来型の思考を断ち切り、大恐慌以来の世界経済危機を背景に起きているという歴史認識に立った戦略的対応が求められているのである。」

→昨日から、TPPの話題いっぱいです。一つだけ正しいと確信できるのは、大恐慌から2次大戦への道を同じように歩まない努力は「善」であること。そして、歴史は繰り返すの公理を打ち破る為には、人間のとってもとっても深いところからの「善」を訴えていくしかないことです。

「もはやオバマに協力するなんて言っているのは日本の外務省の役人ぐらい」(大前研一)というこの記事に紹介されている言葉。あのオバマでさえこの言葉を浴びなければならない、「国民国家」を背景にできあがっている「選挙民主主義」の限界を超えなければならないと思います。そのことを考える“志々の國”会議を早く始めねば。


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玉井てるひろ 2011/12/02 09:18

NY株急騰 コメ需要減


●西日本新聞、1面、「NY株急騰 一時430㌦高」。「日米欧ドル供給拡大 中央銀6行 欧州の主要銀を支援」;→なんでドル供給を拡大すると、NYの株が上がるの? 今回の株の動きをどう考えるのか? 下がりすぎの株の金融機関による利益だし?

実体経済の何の変化もなくて、中央銀行がもっているドルを出す際の金利を下げただけで株が上がる。これはなんですか? 実体経済に結びつくポイントがわからない。このことによって、金融業が少し助かることはわかるのですが、それから先、農業なり、製造業なり、サービス業への影響は・・・、となると五里霧中になります。

しかし、とにかく、ドルをよけいに市中に流すと、株価はこんな動きを、“いまは”している。しかし、ドルを流すということは、いずれドルの価値が下がることになるというのは明白ではないかと思います。ただでさえ、ドルのつくり過ぎなのに。円はまた高くなる。かな?

確かに、ユーロがドルに対して高くなり、ドルと一体で円がユーロの対して下がっていますね。俄経済学者はこれまで。とにかく、本質経済への刺激なしに金融だけが動く。一握りの儲け者、大半の敗者。どこかの競艇場の景色と同じですね。

●同紙、12面、「コメ需要 800万㌧割れ 12年主食用見通し 政府、減反強化へ」;→同じことの繰り返しですね。TPPで一層この傾向は進むのでしょうか? そして、我々の食べるものはどうなるのか? その生産と需給は? そして、日本の国土は?

大地の仕事がこの状態、そして、バーチャルな金融も荒れ模様。どうしたらいいのですかね。考え方から改めるしかないのでしょうが・・・。それをどうやって? いつもここで止まります。


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玉井てるひろ 2011/12/01 09:19

史上10番目の暑さ 伊国債価格下落


●西日本新聞、5面、「今年の暑さ 史上10番目 温暖化鮮明、WMO見通し」;「ラニーニャが発生したにもかかわらす、観測史上10番目に高くなる(中略)上位15位までの暑い都市は1997年以降にほぼ集中しており、地球温暖化が進む傾向が鮮明。(中略)温暖化が進むとこうした極端な気象現象が増える(中略)ロシアは顕著で平均より4度高くなった地域も。アフリカ東部で深刻な干ばつが生じ、洪水に襲われたタイなど東南アジアの多くでモンスーンの時期の降水量が平均を大きく上回った。」

→毎年何とか過ぎていく。暑かったり寒かったり、ドカ雨が降ったり、竜巻が舞ったりしても、何とか無事に生きていってると、なんとかなるさ、となりますが。科学的データをこのように示されると、震えますね。

アメリカ型ライフスタイルが世界に広がること、それがそもそものミクロな原因として、私たちひとりひとりに突きつけられています。それなら、アメリカ型に変わる何かを提示しなければならない。なにかな? どんなのかな? どこからはじめるのかな? 混乱しか初めはないのかな? 分からない・・・。

●同紙、3面、「伊国債金利7.8% ユーロ導入後最高」;→国は借りたい金額を考えて債権の額面と発効枚数と利子は(例えばいまの市場金利に合わせて2.5%など)適当に決めることはできますが、市場はまた、市場で独立して、他の投資物件などと比べて価格を売り手と買い手で決めてしまいます。今回その結果が、金利上昇。即ち、国の希望した額面を大きく下回る販売結果となっています。

読むと「ユーロの将来に不安を持つ投資家が資金を逃避させる動きを強め、英国の10年債利回りは約2.2%まで下がり、約2.3%のドイツより低くなった。」とあります。即ち、ユーロを使っていない英国の国債の方が、経済力が一般的には上回っていると思われているドイツの国債の人気を上回ってしまったということです。お金が金融マンという近代アメリカが生んだ(?)人たちの手で、ただ、汗を流さずに頭だけ使って儲けに動いています。

こんな生業を無くす、そこまで行かなくても減らす、もっというと、儲けを減らして、頭だけがいい人がこのような仕事にかかわらないようなルールが必要だと思います。

このようなことの為でなくて、「地球的な善」に取り組むことに支援のお金が流れていくような仕組みをつくり出す必要がある。そのためには、まず「地球的な善」をできるだけ多くの人と共有する作業を行わなければならない。そこに、「アメリカ型ライフスタイル」にうち勝つライフスタイルが潜んでいる。それを探す作業をやらねば。

一昨日来た英国エコノミストの表紙は炎上して落下する1ユーロ硬貨の絵でした。"Is this really the end?"こんなこと経済専門家の多くが読んでいる雑誌のトップで書かれたら、影響あるよね。しかし、EUだけでなく、世界中の人たちが経済的な影響を受けることは必至ですよね。この雑誌の記事が、行き過ぎでありますように。


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玉井てるひろ 2011/11/30 09:03

経済観光文化局 COP17


●西日本新聞、1面、「福岡市が経済観光文化局」。22面、「高島・福岡市長2年目へ抱負 『観光政策を強化』 屋台問題『答申遅れやむなし』」。27面、「高島流したたかに 福岡市長就任1年 議論公開批判そらす/新機軸続々打ち上げ 『世論意識しすぎ』危惧も」。;→頑張っているな。なかなかのセンスですね。橋下さんにつながる感じもしますね。

一つだけ、観光は、というよりも、「福岡市の産業の9割は第3次産業。3次産業に影響の大きい観光を短期的な強化点とし、経済を活性化して税収を増やしていく。人が来る、働く、澄むという流れをつくっていきたい」という思いは、間違っていないと思います。が、一番軸となる考え方、これが、観光の政策のときにどこでも、いつでも欠落しがちです。それは、人が何で集まるか、何で集めるか、という議論です。

人を集めるために「街中に駐車場がいる」「大きな商業施設がいる」的な、大きな財布だけつくって中身がない議論がとっても多い。このような結論が、ほとんどの観光政策として、人集め施設・PR制度づくりという安易なものになっています。

もっと深堀して、他の都市(まち)にない、そして、他の都市(まち)もよろこぶ、世界が求めているテーマで物語をつくっていかなければなりません。その物語ができあがれば、人は自然と次つぎに来る。世界の観光都市を見ているとご理解頂けると思います。もっというと、観光戦略などつくってもだめ、その素となる時代の物語作りを追っかけるべきだと思います。

●同紙、1面、「COP17開幕 議定書の新目標 国際枠組み協議」。3面、「温暖化対策 迫る空白期 COP17南アフリカで開幕 13年以降 目標未設定 先進国と新興国溝うまるか」;→このような「国民国家」による国際協議がどのようになっていくのか? 国の利害関係だけがいつも表に出て、できない理由だけが伝わって、参加にともなう時間と経費のロスだけが積み上がっていく。もう止めたら、と、ため息混じりになる。

「国民国家」の枠を超える動きが必要だと思います。みんな人間だから、環境問題を何とかしなければならないことは個人に戻ると、ストンと胸に落ちてくる。参加の枠組みを少し緩やかにした協議の場が必要だと思います。公的な強制力を既に持って、国家の利益を背負って参加する「国民国家」の集まりではない、世界の善を求める場が必要だと思います。ただ、そこには「国民国家」の枠を超えた新たな公権力を構想するところまでへの強い意志力が求められるのですが・・・。

言ってしまうのは簡単ですね。どうやるのかは、まだまだなにもイメージできていません。しかし、ここに私たちが求めている物語がある。そして、このようなことを成し遂げる使命を持った都市(まち)が必要だし、そのような都市(まち)が懸命に同じ思いを持った人を集め、集まって人たちで新しい物語を書き始めると、100年たてば、「観光都市」になる。

NYはジャズとミュージカル、現代美術と高層ビルで、人を集めています。マンハッタンの都市計画、もっと言うと、数字が振られた格子状の町割りに、斜めに走るブロードウェイにセントラルパークという近代の景色をつくりだし、治安もよくなって、いまは夜も人が引かない観光地になっています。これらの形の陰には、近代が時間をかけてつくりあげた「金融」というお化けを潜ませているのです。ここにヒントがあると感じています。


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玉井てるひろ 2011/11/29 09:01

プーチンの顔 「かんじんなことは目には見えない」


●西日本新聞、5面、「ロシア大統領選 プーチン氏を正式擁立 与党、支持回復狙う」;「プーチン氏は大統領時代、主要輸出品である原油の高値を追い風に、ソ連崩壊以降、混乱が続いた経済を立て直した。」

→今度、大統領になってまずやるのは「軍事力増強」だそうです。確かに、プーチンが出てきてロシアをいい印象に変えた。日本に来て柔道をした。とても、気さくでいい感じでした。

しかし、今日のこの新聞の写真。このところの写真、顔を見ると人相が変わっている。目つきが違う。本人は同じ姿勢でやっていると感じているかも知れませんが、見ると「違ってる」。少し心配な、独裁者の出現のような気がします。写真からだけのとっても主観的な発言でした。

●同紙、10面、「西日本詩時評 岡田哲也 世界の綻びと心のほつれ 渡辺玄英『破れた世界と啼くカナリア』:世界でなくセカイ描く 吉本葉子『引き潮を待って』:一切の記憶匂いに変換 山之内まつ子『徒花』:各党と葛藤が結晶する」;「霜月、空をよく見上げます。色づいた木の葉のざわめき、貧血したような昼の月。そこを鶴が飛んでいたりすると、心なき身にもあわれが感じられるものです。あるいは空なる月や鶴や片雲の風に、わが身を乗せようとするのでしょうか。それともそれらに年々歳々変わらぬものを感じ、ほっと一息つくのでしょうか。『かんじんなことは、目には見えない』(段落)サンテグジュペリさんの『星の王子さま』の言葉ですが、(中略)『遠い夜空のあの月の下に/複製の月の下でも咲く花はあるのか/4Hのエンピツで/たたずむあなたのために/あなたのココロには咲かない花を半分だけ描いて』なんて、泣かせるじゃあありませんか。そういえば星の王子さまも『星があんなにも美しいのも、目に見えない花がひとつあるからなんだよ』と言っていました。」

→プーチンさんの顔は美しいのではないのですが、何かがありそうな気がするのですが。少し無粋でした。私たちの目は見えないものも見えるのですかね? 私は見えるものだけを信じがちですが、女性(連れ)は少し違うな。私には見えないものを見てくれるようです。


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玉井てるひろ 2011/11/28 09:17

電気料金の仕組み 日中省エネフォーラム


●西日本新聞、22面、「ニュースがわかるA to Z 電気料金の仕組み 内訳は:不透明な経費計上 決め方は:総括原価意のまま 見直し論:コスト情報公開を」;「負担させられている費用には、原発関連のものも含まれる。(中略)原発周辺の地域振興に充てられる。経産省などから天下りを受け入れている原発関連団体にも流れている。(中略)高レベル放射性廃棄物の最終処分費用のための積み立ても電気料金に含まれている。」「発電費用と事業報酬の合計から、同業他社に販売して得た電力料収入などを引く。これを『総原価』と呼び、電力会社はこの額と同じになるよう、電気料金を決めていくことが可能なのだ。(中略)一般家庭向けには、不思議な単価設定も見られる。電気の使用量が増えるにしたがって、単価が上がっていく。(中略)電力消費を抑制し、安定的に供給するのが狙いだ。」「総括原価方式で問題なのは、電力会社が収入を増やすために費用見積もりを甘くしがち、という点だ。」

→かなりいまの電力行政の根幹に迫るレポートではあるのですが、一つだけ不公平に抜けている。「一般家庭向け」料金は高くなることは書いてありますが、企業には量が増えれば安くなること、が書いていない。おかしいな。我々は節制させられて、企業は使えば使うほど単位当たりの電力単価が下がるので、どんどん使ってしまうようにし向けていること。これが、大量生産、大量消費、大量廃棄の元になっている。ここを改めることを指摘して欲しかった。

●同紙、3面、「北京で日中省エネフォーラム 環境協力51件合意 九電、安川電機、北九州市参加」;→合意内容は、九電、安川電機などの企業による中国への協力だけが具体的に書いてありました。黄砂飛来の問題、食の安全の問題、温暖化に対する協力など、もっと、私たちに関係する内容も在れば伝えて欲しいのですか。何も書いてないので、ないのかな?


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玉井てるひろ 2011/11/27 12:20

農村復興 中国不動産バブル


●西日本新聞、1面、3面、「アフガンの地で 中村哲医師からの報告 長老の悲痛な謝罪」「対岸に緑の架け橋」;「耕地の荒廃で人々は生活ができず、やむを得ず危ない職に就く。警備員、傭兵、警察官、兵士ら、武装要因の一大供給地域となっていた。(中略)このような地域での『農村復興』こそ、われわれの本来の目的だった。一方、和解の機会を持ち続けてきたPMS(平和医療団日本)は、この10年間で屈強の職業集団に変貌した。どんな作業もこなす600名の熟練労働者を擁し、同地出身者も少なからずいた。(中略)狭いわずかな土地にしがみついて生きるしかない住民たちの気持ちを、くまねばならない。生命を愛惜し、他を助けることで自らも健全な感性を保てる逆説がここにある。(中略)自然の恵みは、見捨てられた者たちの上に姿を現す。理念や理屈ではない。人が和すとは、暴力やカネ勘定を超える理があるのだ。」

→いつも、言葉に感銘を受け、紹介する中村哲さんのアフガンからの報告です。何度も言葉をかみしめ、自分のものとしていきたいと思います。

●同紙、13面、「中国の不動産バブル 強まる崩壊懸念 冷え込む市場 リストラの波 世界経済のリスク化も」;「中国の住宅市場が急速に冷え込み、業界にリストラの波が押し寄せている。価格は下落局面に入り『バブルがはじけ始めた』との声も。中国の不動産バブルが欧州危機に続く世界経済のリスクにならないか、国際機関は注視している。」

→やめてよね、また、遠い世界の勝手なお金の動きで、こちらの仕事が生活が大変になること。こんなことが起きても、私たちがこれまで通り生活できるような、世界経済、世界の善を見出していかねばならない。


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玉井てるひろ 2011/11/26 11:39

地震頻度10倍 秋山采配


●西日本新聞、2面、「11断層 地震頻度10倍超 東大地震研調査 震災前後を比較 最大70倍」;「東日本大震災の影響により、周辺での地震の発生率が震災前と比べ10倍以上に上昇した活断層が全国で11カ所あることが24日、東京大学地震研究所の研究チームの調査で分かった。」

→やれやれ、考えてみるとそうかな。地球が一気にしぼまない限り、少しずつどこからかしぼんでいく。一カ所しぼむと、その影響で他の所にストレスが溜まる。想像できそうな理屈です。しかし、また、不安が一つ増えたみたいで、スッキリはしませんね。息子が関東にいるんですが。

●同紙、15面、「現場から ホークス8年ぶりの日本一 総合力高めた秋山采配」;「練習中、選手の些細な行動を観察。体調はもちろん、求めるもの、狙い、意欲を感じ取った。『絶対にレギュラーを取ろうという意欲が本物なら、練習の準備から違ってくる。』厳しい視線を選手に送った。(段落)技術指導には熱心でも、尻をたたいて練習をさせることは好まない。『競争意識』が高まる環境を整え、選手に行動を起こさせた。それが今期のチームの強さと成長に直結した。ベテランの奮起と若い選手の躍動。」

→肝は「『競争意識』が高まる環境を整え、選手に行動を起こさせた。」の所です。中学のときに九州大会決勝まで先生、コーチに頼らず暴れまくったバスケットボール。なんであそこまでやれたかと考えると、同じだったのかなと思います。これを都市で考えられないか? それが“ライブ都市”づくりの肝でもあります。


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玉井てるひろ 2011/11/25 09:37

ユーロ共通債 年金減額


●西日本新聞、3面、「欧州委 ユーロ共通債の導入協議 加盟国予算編成に介入も」;「同諸国の財政悪化を阻止するため、欧州委による予算編成への介入を可能とする法案も発表した。(段落)債務が連帯保証されれば一部の国の放漫財政を助長する恐れがあると強硬に反対しているドイツの対応などが今度、導入に向けた焦点となる。(段落)共通債は単一通貨ユーロ導入国共同の責任に基づき発行する債券で、財政難に陥った国の信用補完が狙い。」

→おっと、大きな一歩が踏み出されようとしています。このような法案が出されたということは、何らかの共通債に関する法案が承認されると読めます。ここまで行くと、“ヨーロッパ国”ができそうですね。そうなるといまの国民国家によるユニオンがどうなっていくのか、国民国家などうなっていくのか? いまの国の中の地方制度はどのようなものとなって収斂していくのか、とっても、興味深いです。スイスはどうするのかな? 国の中の別国になるのですかね。

TPP、ASEAN、FTAなど国際的なつながりが動き始めています。都市をベースとする私の“志々の國”づくりの方向とは違うのですが、結果は同じようなものになるのかも知れないな、とこの記事から先読みすると、思いました。さあ、どうなる。注目継続!です。とにかくやらなければならないことは都市の志を明確にすることです。

●同紙、2面、「政策仕分け最終日 年金来年度減額を提言 厚労相も実現意向 特例水準解消へ」;「急増する生活保護費に関して医療扶助に原因があるとした上で、一部自己負担の導入を提言。雇用保険料については負担と受益の関係を見直し、一定の引き下げを検討するよう指摘し、既存の雇用対策事業の大胆な統廃合も求めた。(段落)商店街活性化など中小企業対策では、国と地方の役割分担を明確にし、支援事業の重複を解消すべきだとした。」

→年金いよいよ大問題を動かし始めますか。やっとだな。しかし、他にも、生活保護、雇用保険、商店街対策など積もり積もっている課題も議論されたようですね。話しただけで終わらないように。政治(選挙)に政策がゆがめられないように希望します。


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玉井てるひろ 2011/11/24 18:23

東証大証福証 アジアと九州


●西日本新聞、3面、「東証・大証統合決定 『日本沈下』に危機感 上場株式 時価総額世界第2位に 地方合流『拒まず』東証社長」「『福証離れ』が加速も 合流には距離 生き残り 自主性模索」。14面「メンツ衝突 交渉難航 東証と大証統合決定に半年余 一時は決裂の恐れ」;→資本はあくまでも、巨大化へ向かっていますね。金融資本主義のフラグシップである証券取引所。ここを震源地として、世界経済が揺れる、崩壊していく。大きくなるということは、ここからの揺れが一層大きくなると言うことではないでしょうか?

感覚的な話しかできませんでした。勉強せねば。

●同紙、14面、「アジア成長 下振れ予測 世界銀行 欧州経済先行きに不安」。15面、「九州経済、回復に陰り 欧州減速2年5ヶ月ぶり低下 九州『アジア度』高水準 経産局報告書 企業進出など全国越え」;→アジア成長したぶれは少し、怖い予兆ですね。ここが下ぶれすると世界はどこへ行くの? 光はどこに? になりそう。まだまだ欧州の影響をはねのけるほどの力はアジアにはないという現状なのでしょう。

「アジア度」の高い九州も安穏とできません、気を引き締めねば。


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玉井てるひろ 2011/11/23 08:06

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