BLOOD-C
| BLOOD-C | |
|---|---|
| アニメ | |
| 原作 | Production I.G、CLAMP |
| 監督 | 水島努 |
| シリーズ構成 | 大川七瀬 |
| キャラクターデザイン | 黄瀬和哉 |
| 音楽 | 佐藤直紀 |
| アニメーション制作 | Production I.G |
| 製作 | Project BLOOD-C TV・MBS |
| 放送局 | MBS・TBSほか |
| 放送期間 | 2011年7月7日 - 9月29日 |
| 話数 | 全12話 |
| コピーライト表記 | ©2011 Production I.G,CLAMP Project BLOOD-C TV |
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| ウィキプロジェクト | アニメ |
| ポータル | アニメ |
『BLOOD-C』(ブラッド シー)は、Production I.G制作の日本のアニメ作品。2011年7月7日深夜から9月29日深夜までMBS・TBSほかにて全12話のテレビアニメが放送されたほか、2012年6月2日[1]には劇場版アニメの公開が予定されている。
目次 |
[編集] 概要
アニメ製作会社・Production I.Gと女性漫画家集団・CLAMPの両名が手掛けるアニメオリジナル作品。「BLOODシリーズ」のアニメとしては、『BLOOD THE LAST VAMPIRE』『BLOOD+』に次ぐ3作目であり、第1作から12年目の作品となる。本作では深夜帯での1クールのテレビアニメと劇場版の2本立てという、2011年時点の主流に合わせた[2]公開形態が用いられている。
前作『BLOOD+』が第1作から設定や絵柄を変更しても女性ファンを中心とした支持が得られたことを踏まえ、本作も「小夜という名前の少女が日本刀で怪物を倒していく」というシリーズ共通の基本設定だけは踏襲しつつ、その基本設定さえ守ればよいというスタンスで企画が進められた[2]。本作では独自の展開としてCLAMPをキャラクターデザインに迎え、全話のシナリオもCLAMPの大川七瀬が、本シリーズの第1作から携わっているProduction I.Gの藤咲淳一と協調しながら執筆している[2]。
テレビアニメ本編でははっきりとは明言されないものの、物語の舞台は長野県の諏訪湖付近であると設定されている[3]。BLOODシリーズでは初めて学園を主要な舞台としているが、ごく普通の日常にもかかわらず違和感のある、現実感のない日常描写という雰囲気作りが意図的に行われている[4]。全体的には、各話ごとに姿や能力が異なる怪物との戦いを描きつつ、作中に散りばめられた謎を少しずつ明かしていくという構成が取られた[2]。テレビアニメ版の終盤には、第1話から描かれてきた設定を覆す衝撃的などんでん返しの展開が設けられ、視聴者を驚愕させるような趣向が施されている[5]。
作中における戦いの場面は大量の流血シーンのあるバイオレンスアクションとして描かれている[4]。テレビ本放送時は一部の映像に修正が加えられており、主人公のクラスメイトや通行人が怪物に虐殺される場面のある一連のエピソードでは、遺体の一部や残虐映像を光や影で隠す処理が行われた[6][7]。ただし監督の水島努は、噴水のような流血シーンはむしろ痛々しさや現実感を希薄にすることを目的とした演出であるとし[8]、残虐な場面で手は抜かないとしつつも、そうした描写に重きは置いていないと説明している[6][8]。なお、その一方で入浴シーンなどの性的な描写は、テレビ放送版でも規制することなく放送された[7]。
[編集] 物語
[編集] ストーリー
高校2年生で浮島神社の巫女・更衣小夜は、優しげな友人達に囲まれて私立三荊(さんばら)学園で平和な学生生活を送る一方、父親で神主の更衣唯芳の命により、人間を遥かに凌ぐ力を持つ〈古きもの〉と呼ばれる異形の存在を、それらを倒すことができる唯一の武器・御神刀で狩るという「務め」を果たしていた。
戦いが激化し、平和な日常が破壊されていく内に、小夜は奇妙な過去の記憶のフラッシュバックに苦しめられ、日常の裏に潜む不自然さに気づく。そして、それに気づかなかった自分自身の精神の不自然さにも気づき、自分が本当に「更衣小夜」なのか、何者なのかさえも疑い始める。
やがて、古きものによる殺戮は、求衛ののや求衛ねねの姉妹など、小夜の身近な友人にまで及ぶ。自分に好意を寄せていた時真慎一郎までもが食われた翌日、小夜は教師の筒鳥香奈子にせがまれ、古文書がある自宅の蔵を見せることになるが、最初は興味深い内容に見えたその古文書は、本当は白紙の束であったことが判明する。それを見て混乱する小夜の前に、惨殺されたはずの求衛姉妹が現れ、香奈子と共に全てが「茶番劇」だったことを明かす。そこに慎一郎も現れ、茶番劇の内容が明らかにされる中、小夜は香奈子によって強引に古きものの血を飲まされ、全ての記憶を取り戻していく。そして、予定外に出現した巨大な古きものから逃げ出ようとした一同の前に、カフェ「ギモーブ」の主人にして全ての黒幕である七原文人が現れた。
文人は小夜が記憶を取り戻したことを確認すると、自分の意に反して動いた慎一郎・求衛姉妹・香奈子を不要と見なし、古きものの餌とする。香奈子だけは辛うじて我に返った小夜に救助されるが、結局は小夜の血を投与されすぎた唯芳に喉を食い破られる。文人に命じられて小夜に襲いかかり、さらには古きものの姿と化した唯芳をも倒した小夜に満足した文人は、慎一郎と同様に小夜の友人役だった網埜優花や鞘総逸樹、そして自分に忠実な私兵団と共に去ろうとするが、小夜と過ごした日々の中で彼女を本当に愛してしまっていた逸樹は小夜を庇い、私兵に射殺される。怒り心頭の小夜は、文人の計画のエキストラ役だった町の人々が古きものの集団によって食い殺されていく惨状の中を駆け抜け、ついには彼と優花を乗せて飛び立ったばかりのヘリコプターに追いつき跳躍するが、文人の銃撃によって左眼ごと左頭部を吹き飛ばされ、そのまま川へ落下してしまう。
しかし、小夜は生きていた。夜が明けていく誰もいなくなった町の川辺で左頭部の再生中、茶番劇とはいえ楽しかった日々を思い出していた小夜は、まだ再生が完了していない左眼をスカートの裾で覆うと、ヘリコプターの飛び去った先へ駆け出すのだった。
[編集] 物語の構図
物語は当初、日中は学校に通いつつ、人知れず人間を襲う怪物〈古きもの〉と戦い続けている主人公の少女を中心とした構図で描かれるが、実はこの構図は虚構である。物語の舞台となっている田舎町そのものが「黒幕」の人間によって仕組まれた実験場であり、そこに現れる怪物及び虚構に参加する街の住人達は黒幕の元で操られる存在で、主人公は偽りの記憶を与えられた「人間ではない存在」である。実験場である街は、人間とそれを捕食する〈古きもの〉、そして本来は〈古きもの〉を糧とする存在であった主人公の3者の捕食関係を観察するための、人為的な箱庭である。視聴者にはそのことが終盤まで伏せられている。
作中の描写の多くは、主人公の日常を描写するために費やされる。偽りの日常の中で、彼女は父親や行きつけの喫茶店の店主、通学先の学校の友人達などの知人達から愛される存在であり、自分がそうした世界を守るために戦っていると信じている。しかし彼女に接している者達にはそれぞれ異なる思惑があり、本心では必ずしも彼女に好意的ではない。それを知らずに戦う主人公はしばしば戦いの中で敵に圧倒され、負傷したり、守りたかった人間を守り切れなかったりして傷ついていく。
物語の終盤では虚構が暴かれ、登場人物達は私利私欲を剥き出しにして仲間割れを起こし、主人公は自身が守ろうとした人々から侮蔑の言葉を投げかけられる。それでも主人公は彼らを怪物から助けようという態度を見せるが、用済みとなった人々は黒幕に使役される怪物(や私兵)によって虐殺される。黒幕は去っていき、主人公は過ぎ去った日々に涙して、黒幕への復讐を胸に彼を追うという形の幕引きとなる。
[編集] 登場キャラクター
[編集] 主要登場人物
作中の「茶番劇」において「メインキャスト」と呼ばれる役割を与えられている人々や、あるいは役割と関係なく小夜に関わる存在。メインキャスト達の名前はすべて偽名であり、年齢を偽っている者もいる。主人公の更衣小夜についても、小夜という名は本名であるものの、「更衣」という姓は茶番劇の設定としてつけられた。
- 更衣 小夜(きさらぎ さや)
- 声 - 水樹奈々
- 主人公。普段は少しドジでおっとりした私立三荊学園に通う高校2年生。〈古きもの〉と呼ばれる怪物を狩る「務め」を行う浮島神社の巫女。普段は眼鏡をかけている。スポーツ万能で長身かつスタイルがいいが、それを鼻に掛けることもなく周囲からは慕われている。日常で体験した何気ない出来事を歌にしては、登下校時に口ずさむ趣味がある。父の唯芳を盲目的とも言える程慕っており、自身の務めは「そう約束したから」だと思い込んでいる。
- 「務め」を行っている際は普段の性格は微塵も見せなくなり、〈古きもの〉に唯一対抗できる「御神刀」を用いて、彼らを仕留めている。戦いではしばしば苦戦を強いられるものの、負傷してもすぐに回復する体質の持ち主であり、頭部を半分失うほどの負傷からでも再生できることがテレビアニメ版最終話で描かれた。さらには怒りによって目が赤い異形の瞳と化すと、身体能力と攻撃力が急激に上昇し、〈古きもの〉個体毎の弱点や特質も瞬時に見抜ける。
- 正体は、人間の少女と同じ姿をした人外の存在であり〈古きもの〉の血肉を糧とする〈古きもの〉の上位種。「更衣小夜」としての記憶は全て偽りのため、母親の記憶も高校1年生以前の想い出も一切持っていなかった。過去に文人に捕らえられて偽の記憶を植えつけられ、「茶番劇」の主役に仕立て上げられた。
- 香奈子が利己的な理由で文人を裏切り、独断で小夜に残酷な真実を突きつけた結果、本来の自分を取り戻すことになる。その際には自身が人間でないことを理解しても一種の情が存在し、一連の「茶番劇」を企てた文人への憤慨とともに、〈古きもの〉に襲われた香奈子の救出を試みたり、逸樹の死を悲しむそぶりを見せた。また唯芳の今際の際もそれまでと変わらず「父様」と呼び、その死に涙を流した。テレビアニメ版の結末では町から逃亡する文人を仕留めようと刀を振りかぶった際に左目を撃たれた後、破ったスカートの布を眼帯として身に着ける。小夜が唯芳に向けていた思慕の感情については、「植え付けていた偽記憶の影響以外にも、意識下で彼が自分と近しい存在であることを感知していたためでは」と文人は推測している。
- 七原 文人(ななはら ふみと)
- 声 - 野島健児
- 唯芳の知人で、彼とは高校の先輩後輩の間柄であるとしている。柔らかな物腰の男性で、小夜からは「文人さん」と呼ばれている。浮島神社の近くで町唯一のカフェ「ギモーブ」を開いている。また更衣家の食事の世話もしており、差し入れや小夜の朝食やお弁当など、事実上小夜が飲食する物すべてを管理している。カフェの店名はマシュマロの一種である菓子の名前に由来し、この菓子は小夜の好物として店のメニューにも出されている。しかし単なる「父の友人」の域を超えた小夜への執着をかいま見せることもあり、彼女が頭痛などを起こして具合が悪くなった時は、すぐにギモーブとコーヒーを持って駆けつけ彼女に与えている。
- 実は「茶番劇」を仕掛けた黒幕で、自分の関心や目的のためなら人命を玩具のように扱う事も厭わないような異常な価値観の持ち主。多数の私兵を従えるなど大きな財力と権力を持ち、政府が存在を隠していた〈古きもの〉の存在も知っており、何らかの理由で唯芳を駒として使えるようになったことでこの実験を実行に移した。事前に小夜から抜き取った血を用いることで、自分の管轄下にある〈古きもの〉を使役することもでき、それを使い「エキストラ」の人間達を定期的に虐殺しており、唯芳にはそのタイミングを事前に教えていた。小夜を捕らえた際、餌場として町を作り上げ、市民として自分が選んだキャストやエキストラを住まわせた。小夜に出していた食事やコーヒーも、小夜の記憶を操る薬物や、〈古きもの〉から採取した血を用いて作ったものである。
- 筒鳥の裏切りによって小夜が自分を取り戻した際に、彼もまた本性を現す。優しく慇懃無礼な態度はそのままに、裏切ったメインキャストやその他のエキストラを〈古きもの〉を使って平然と虐殺し、目の前で繰り広げられる残酷な光景に対しても平然と笑みを浮かべてみせた。全てを隠滅して町から引き上げる際、後を追ってきた小夜を銃で返り討ちにし、「君が人間を殺せるようになったら……」と言葉を残して行方をくらませた。
- 小説版ではその素性について、「七原グループ」の代表であることが明かされている。
- 更衣 唯芳(きさらぎ ただよし)
- 声 - 藤原啓治
- 小夜の父で浮島神社の神主。妻が〈古きもの〉に敗れてこの世を去ってから、小夜を男手一つで育ててきた。「吉祥八卦」と呼ばれる占いで〈古きもの〉の出現場所を予見し、〈古きもの〉と戦える唯一の巫女として、小夜に「御神刀」を託し「務め」を命じる。小夜からは慕われている。
- 正体は、人間と〈古きもの〉が結ばれたことで生まれた存在。人の姿と鬼のような異形の姿の2つを持ち、回想シーンで小夜を拉致した実行犯の姿は彼の異形のものと酷似しており、何らかの事情で文人の管理下に置かれ彼のシナリオに沿い行動していたようである。「吉祥八卦」はでたらめであり、文人から〈古きもの〉をどこでいつ出現させるかの情報を得ていただけである。茶番劇での「小夜の父親」という役割や、過去の妻の存在は偽りだったものの、小夜のことを「初めて逢う事が出来た、自分と近しい存在」として親近感を抱いており、内心では彼女とともに暮らす生活の幸福を感じつつ小夜を騙していたことに苦悩していた。最終的には文人の策略により小夜の血を飲まされて精神を操られ、浮島神社にあったもう一振りの刀を武器に小夜と戦うことになる。素早い動きとパワーで小夜を圧倒するが、最期は御神刀で両腕を切り落とされ、人の姿に戻って小夜に本心を告げた後に息絶えた。
- 網埜 優花(あみの ゆうか)
- 声 - 浅野真澄
- 小夜のクラスメイト。気の強い姉御肌的な少女。小夜と親しい友人グループの一人であり、天然気味な小夜のツッコミ役でもある。
- 三荊学園を襲撃した〈古きもの〉によって屋上で惨殺されるが、それは偽装死であり、その正体は茶番劇にメインキャストとして参加していた人物の一人。茶番劇への参加は政治家になるためで、参加の代価として東京都知事の地位を求めていた。本来の年齢も高校生より上[注釈 1]。筒鳥の裏切りの際には文人の側につき、終盤に眼前で繰り広げられた惨劇に対して取り乱すことはなく、文人に対して約束の履行を訴えていた。メインキャストの中では唯一、テレビアニメ版の結末まで生き延び、文人と共にヘリで立ち去った。
- 求衛 のの、求衛 ねね(もとえ のの、もとえ ねね)
- 声 - 福圓美里(二役)
- 小夜のクラスメイトで双子の姉妹。外見が瓜二つで見分けが付かないが、三つ編みの髪を向って右分けにしているのがねねで、左分けにしているのがのの。村に娯楽がほとんどないため、いつも何か面白いことを探し求めている。人懐っこい性格をしており、二人一緒に感情を表すことが多い。
- 学校で筒鳥が持ちかけた怪談に興味を示したために、〈古きもの〉に襲われることになる。最初にねねが浮島神社に現れた〈古きもの〉の手に、次にののが白昼の街中に現れた〈古きもの〉の手により、それぞれ小夜の目の前で別々に無残な最期を遂げる。
- しかしこの死は偽装であり、後に筒鳥の裏切り加担する形で小夜の前に姿を現す。この際には、三つ編みの髪の位置と自分が使っていた偽名が逆になっていた。茶番劇の中で見せた性格は全て偽りであり、本来の性格は凶暴かつ攻撃的で血の気が多く、凄惨な暴行を他人に行っていた経験をもほのめかし悪事も「バレなければいい」としか思っていない。また、犯罪に手を染めた経歴もかなり多いようで、それらが明るみに出ると就職どころか日常生活にも支障を来すほどのレベルらしい。今後の就職活動を円滑に進めるためにかつての犯歴を帳消しにする条件で茶番劇へと参加した。芝居に飽きて元の生活に戻ろうと筒鳥に協力し、文人が現れると一転して彼に媚を売り出したが、「演じられない役者には舞台を降りてもらう」という文人により、ねねは捕らわれて全身を地面に何度も強く叩き付けられ、ののは両足をつかまれて股裂きにされるという方法で〈古きもの〉に惨殺された後にそれぞれ喰われる形で粛正された。その際、逃げようとしているときにののはねねを転ばせて自分だけ助かろうとしており、姉妹間の感情も至って薄情なものであった。
- 鞘総 逸樹(ともふさ いつき)
- 声 - 阿部敦
- 小夜のクラスメイトで、クラス委員長。小夜に好意を抱いているように振る舞い、度々アプローチを掛けるも鈍感な小夜は気付かず、彼の好意を知る友人達からは憐れまれている。
- 〈古きもの〉が三荊学園を襲撃した際には消火器で果敢に立ち向かい、反撃に遭いつつも、居合わせた生徒の中での唯一の生存者となる。
- 彼もまた茶番劇のメインキャストであり、小夜に好意を抱いていたのも当初は演技上の振る舞いであったが、一方でに本当に「更衣小夜」への好意を抱くようになっていた。筒鳥の裏切りの際には文人の側につくが、文人が舞台を引き払う際には、小夜を庇おうとして文人の私兵達にマシンガンで射殺された。息を引き取る間際に自分の本心を告げ、「更衣小夜」として過ごした小夜もまた本来の小夜の一部分なのだと言い残した。彼が契約に当って求めていた報酬は不明。
- 時真 慎一郎(ときざね しんいちろう)
- 声 - 鈴木達央
- 小夜のクラスメイト。無口でクールに振る舞い、他のクラスメイトとはあまり関わりを持たないが、小夜には興味を持っているかのように接する。後に小夜の戦いの場に居合わせ、彼女が日々〈古きもの〉と戦っていることを知るが、そのことを知りつつも小夜に告白する。クラスが襲撃された際には幸運にも不在で難を逃れたが、その後に浮島神社に現れた〈古きもの〉の手にかかり、遺体を残さずに消滅した。
- しかしそれは偽装死で、彼もまた茶番劇のメインキャストのひとりである。小夜に告白したのは偽りで、本心では小夜を「化物」と呼び忌み嫌っている。茶番劇には金銭目的で参加し、理由は明かされないものの「命がかかっている」というほどに金銭に執着し、進展のない状況に強い苛立ちを見せていた。筒鳥の裏切りに加担するが、文人が放った〈古きもの〉に頭を潰された後に喰われる形で最初に粛正された。
- 筒鳥 香奈子(つつとり かなこ)
- 声 - 宮川美保
- 小夜のクラス担任の理科教師。本人曰く「分からないことは我慢できない」性格。元は「学校で教えているのとは違う」科学分野の研究職で、教師になったのは「この仕事でないと分からないこと」があるためと語っている。
- 課外授業で、〈古きもの〉について語ったり小夜に忠告するなど、その言動に謎が多い人物で、「昔から古い文献の伝記や神話などの書物に興味を持ち、実物である本物を見たいからこの街に来た」と語っている。
- 茶番劇のメインキャストであり、本来は百人一首に隠された〈古きもの〉について研究する学者。朱食免および〈古きもの〉と小夜の実在を主張し続けていたため学会から白眼視されており、学界を追放されないためにも、その実在の証拠を確かめるために茶番劇へと参加していた。成果を早く出そうと焦っており、「実験」が長引くのに苛立ったため生徒役の求衛姉妹と真一郎をそそのかし、本来の台本を歪める形で小夜に真実を突きつけ、辛辣な言葉で覚醒を促す。しかしこのことは文人には筒抜けであり、裏切り者として粛清対象となる。〈古きもの〉に喰われかけ小夜に助けられたものの、小夜の血を飲まされて理性を失った唯芳に首を噛まれ失血死した。
- 文人は彼女が初めから裏切ることを予想していたため、彼が用意した偽物の呪符を持たされていた。
- 犬
- 声 - 福山潤
- 小夜の前に度々現れる不思議な仔犬。人間の言葉を話すことができ、〈古きもの〉を狩る「務め」に盲目的に従う小夜に対して疑問を投げかける。
- 自称「対価と引き換えに願いをかなえる『ミセ』の店主」で、小夜の前に現れたのも誰かの依頼を受けてのこと。
[編集] 古きもの
小夜が倒すべき存在である怪物たち(後述の「#用語」も参照)。姿や能力は様々で、各話ごとに異なったタイプが登場する[2]。作中では各個体の名称などは明かされないが、以下では公式サイト内のコンテンツ「BLOOD-PEDIA」で用いられている呼称[9]を記す。
- 石地蔵
- 第1話に登場。赤い前掛けをつけた大きな地蔵の姿をしている。戦闘時には首が伸び、カマキリのような腕を展開して小夜に襲い掛かる。最期には首を御神刀に貫かれて倒される。
- 花
- 第2話に登場。牙の生えた花や触手を持つ、巨大植物のような姿をしている。
- 朽ちた電車
- 声 - 上田燿司
- 第3話に登場。松本電気鉄道モハ10形電車に取りついた〈古きもの〉。地域で唯一のパン屋「うぐいす商店」の店主を、小夜の目の前で食い殺す。小夜が初めて遭遇した人語を解する個体であり、倒される間際には「約定」について口にした。
- 車両の選択は、本作の監督を務める水島が長野県出身であり、幼少の頃に上高地線を利用していたことにちなむ[10]。
- 羽のあるもの
- 声 - 増谷康紀
- 第4話に登場。鳥のような頭と翼を持ち、他2体の〈古きもの〉を従える。人語を流暢に操り、食らうために捉えた人間を盾にしながら小夜を翻弄した。
- 市女笠の女
- 声 - 川澄綾子
- 第5話に登場。流暢な人語を操り、錫杖を持った人間の女性のような姿で現れるが、被った笠に隠された頭部は巨大な一つ目の眼球となっている。濃霧で小夜の視界を封じつつ、密かに御神刀に結びつけた糸で攻撃を読んで翻弄するが、御神刀を手放した彼女の貫手で頭部を貫かれて(すなわち、「茶番劇」の設定に反して御神刀を用いずに)倒される。
- 共に他3体の〈古きもの〉(声 - 岩田安宣)が同時に登場したが、小夜によって一蹴された。
- 蜈蚣
- 第5話、第6話に登場。上半身の首の部分には無数の牙のある口を、下半身にムカデのような尾と無数の脚を供えた〈古きもの〉。浮島神社に出現し、小夜の友人である求衛ねねを頭から食い殺すが、逆上した小夜に首の口部分を御神刀で貫かれて倒される。後に、ねねの死は偽装死であったと明かされる。
- 影
- 第6話に登場。求衛ののの影に取りついた〈古きもの〉。黒一色の身体は不定形で、人影の姿を作り出したり、刃物状に変形させたりすることができる。白昼の街中に現れてののを盾にしながら、無数の通行人を虐殺・捕食した。
- 小夜は捕らえられたののを避けて〈古きもの〉を斬ったが、ののは〈古きもの〉と共にバラバラになってしまった。後に、ののの死は偽装死であったと明かされる。
- 鎧武者
- 声 - 三宅健太
- 第7話に登場。巨大な鎧武者の姿をしており、通常の腕の他に6本の腕を背中から生やすことができる。武器はそれぞれの手が持つ巨大な太刀。白昼の河岸に現れ、巡回中だった警官を背部から一刺しで惨殺した。
- 盲目的に唯芳を信じる小夜を嘲笑し、彼女の謎を知っているかのように振る舞う。小夜を始終「弱い」と蔑むも、最後は頭頂から両断されて倒された。兜の下の顔は、人間にそっくりであった。
- 蜘蛛
- 声 - 滝知史
- 第8話、第9話に登場。カニのような5本の脚、そこから長く伸びた1脚につき5本の伸縮自在の爪、そして人間を一呑みにできる大きな口を持つ。白昼の三荊学園に堂々と現れ、小夜のクラスを襲撃する。
- 「なぜ怒るのか」との問いに「友人を殺されて怒らないはずが無い」と返した小夜を、「解せぬ」と評した。小夜との激戦で校舎内を破壊しながら、彼女と鞘総逸樹以外のクラスメイト全員を惨殺するが、最後は小夜の逆鱗に触れて切り刻まれ、倒された。後に、殺害された大勢のクラスメイトとは別に、優花の死だけは偽造死であったことが明らかになる。
- 第10話に登場した〈古きもの〉(名称不明)
- 声 - 佐藤利奈
- 第10話に登場。人間の女性の頭部だけが宙に浮いているような姿で、首から垂れ下がった背骨を人間の背丈ほどの長い黒髪で覆っている。黒髪は武器にもなり、これを使って人間を捕食する。また、古風な言葉遣いで人語を話し、自分も小夜も人に操られている存在である事を仄めかす。
- 浮島神社に出現し、小夜と交戦中に現れた時真慎一郎を食い殺すが、背骨をさらした瞬間に頭頂から両断され、倒された。後に、時真の死は偽装死であったことが明らかになる。
- 神社にいた〈古きもの〉(名称不明)
- 第11話と最終話に登場。巨大な体躯を持つ四足歩行(ちなみに足は6本)の獣の姿を取るが、頭部に伸縮自在の2本の人間の手があり、これを伸ばして人間を捕まえる。文人に操られるまま、「茶番劇」を暴露した求衛姉妹や時真慎一郎を用済みとして始末した。文人の命令を理解することができる。
- 頑丈な体表面で小夜の攻撃を受けつけなかったが、口から体内に侵入した小夜により、心臓を鉄の棒で貫かれて倒された。
- 町を殲滅した〈古きもの〉(名称不明)
- 最終回に登場。ウサギのような耳をした巨人。文人が自身を追う小夜への足止めと町の壊滅役として召喚。一撃で小夜に倒されたかと思われたが、複数に分裂し、町に住んでいた大勢のエキストラ達を残虐な方法で食して全滅させた。
- 最終的には、小夜が察知した本体らしい個体が切り倒されたことで全ての個体が死亡した。
[編集] 用語
- 御神刀(ごしんとう)
- 作中において小夜が戦いに用いていた日本刀。浮島神社に伝わる刀で、〈古きもの〉に唯一対抗できる武器であるとされており、使用に際しては唯芳からの許可が必要となる。しかしこれは「茶番劇」の上で「神社の娘という設定」を演出する都合上与えられた設定でしかなく、実際には〈古きもの〉を失血死させることが可能でさえあれば、小夜が扱う武器は何でもよい[11]。
- 浮島神社には、小夜の御神刀のほかに鍔の形状の異なる別の刀が置かれており、最終話で唯芳が小夜との戦いで使用した。
- 私立三荊学園(しりつさんばらがくえん)
- 小夜と、小夜のクラスメイトの役割を与えられたメインキャスト達が通う高校。虚構の学園生活ための舞台であり、小夜のクラス以外の生徒は通っていないが、小夜は指摘されるまでそのことに気がつかなかった。血の色が目立たないよう赤と黒で配色された制服は、アニメやゲームの登場人物が着るような奇抜なデザインとなっており、本性を露にした求衛姉妹からは「コスプレ」とも評された。作中に登場する制服は夏服で、冬服は不要であるため用意されていない。
- 〈古きもの〉(ふるきもの)
- あらゆる物体に取り憑き、人間を喰らう謎の怪物。中には知性があり、人語を解する個体もいるが、共通して「人間は餌」という「約定」に基づいた不動の価値観があり、当然ながら人を殺めることに罪悪感はない。
- 約定(やくじょう)
- 「朱食免(しゅじきめん)」と呼ばれるものに記されているとされる約束事[12]。人間と〈古きもの〉との間に交わされた約束であるとされ[13]、しばしば〈古きもの〉がそのことを口にするが、小夜はその内容について聞かされていない。実際は〈古きもの〉が特定の人間を捕食しない代わりに、それ以外の人間は捕食してもいいという、大昔に交わされた約束事。
- 茶番劇(ちゃばんげき)
- 黒幕である文人が街ぐるみで仕掛けた実験のことを、筒鳥らはこのように呼んでいる。「#物語の構図」を参照。
- メインキャスト
- 「茶番劇」において、小夜と親しい人々という役割を与えられた人々。呪符を与えられているため〈古きもの〉に捕食されることはないが、筋書きに応じて偽装死するよう演技を求められることもある。ほぼ全員が何らかの非合法なレベルの報酬を求めて参加しており、エキストラ達の惨たらしい死にすら全く動揺しない冷酷さを持ち、何らかの訳ありな人物を選んでいる模様である[注釈 2]。常時主催者側からの監視がついている。
- エキストラ
- 「茶番劇」におけるメインキャストではないその他大勢の参加者、すなわち小夜とそれほど親しくないクラスメイトたちや、街の住人達。使い捨てられる存在であり、〈古きもの〉に襲われれば死ぬこともある。高校生以下の年齢のエキストラは存在しない。最終的には文人が放った〈古きもの〉によるジェノサイドの対象となり、「約束と違う」と訴え泣き叫びながら虐殺された。かろうじて街の境界線の金網まで辿り着きよじ登って逃げようとした者もいたが、敷地外に設置されたガトリングガンで全員射殺された上で〈古きもの〉に捕食された。
- 呪符(じゅふ)
- 文人によってメインキャスト達に配布された、〈古きもの〉に襲われないための道具。裏切ることを予見されていた求衛姉妹・時真慎一郎・筒鳥香奈子には偽物が渡されていたため(筒鳥は最初から、他の者は偽装死の後に)、各人が文人の操る〈古きもの〉によって粛清を受けることになった。なお、本物であっても人間に対しては効果がなく、鞘総逸樹は本物の呪符を持っていたにもかかわらず、文人の私兵によって銃殺された。
[編集] テレビアニメ
[編集] スタッフ(テレビアニメ)
CLAMP、および監督の水島努の起用は、CLAMPの漫画を原作とするProduction I.Gのテレビアニメ『xxxHOLiC』からの流れである[2]。
脚本は大川七瀬と藤咲淳一の連名となっているが、基本設定は両者が話し合って決定し、ストーリーを大川が、作中における戦闘などのアクションシーンを藤咲がそれぞれ担当している[2]。
- 原作 - Production I.G/CLAMP
- ストーリー・キャラクター原案 - CLAMP
- 原作監修 - 藤咲淳一
- 監督 - 水島努
- シリーズ構成 - 大川七瀬
- 脚本 - 大川七瀬、藤咲淳一
- アニメーションキャラクターデザイン - 黄瀬和哉
- 総作画監督 - 後藤隆幸
- コンセプトデザイン - 塩谷直義
- 美術設定 - 金平和茂
- 『古きもの』デザイン - 篠田知宏
- プロップデザイン - 幸田直子
- 美術監督 - 小倉宏昌
- 色彩設計 - 境成美
- 3DCGI - 塚本倫基
- 特殊効果 - 村上正博
- 撮影監督 - 荒井栄児
- 編集 - 植松淳一
- 音響監督 - 岩浪美和
- 音響製作 - グロービジョン
- 音楽 - 佐藤直紀
- 音楽制作 - アニプレックス
- プロデューサー - 川口徹、瓜生恭子、古川慎、加藤資久、丸山博雄、榎本郁子
- アニメーション制作 - Production I.G
- 製作 - Project BLOOD-C TV(Production I.G、アニプレックス、電通、ドワンゴ、角川書店)・MBS
[編集] 主題歌(テレビアニメ)
- オープニングテーマ「spiral」(第1話 - 第11話)
- 作詞 - DUSTZ / 作曲 - DUSTZ&BOND×L!TH!UM / 編曲 - BOND×L!TH!UM / 歌 - DUSTZ
- エンディングテーマ「純潔パラドックス」
- 作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲 - 吉木絵里子 / 編曲 - 陶山隼
[編集] 各話リスト
サブタイトルは百人一首の歌から採られている。
| 話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|
| 第一話 | あまつかせ | 水島努 | 後藤隆幸 | |
| 第二話 | きみがため | ひいろゆきな | 頂真司 | |
| 第三話 | ひとはいさ | 畑博之 | 石川真理子、植田実 | |
| 第四話 | なげけとて | 新留俊哉 | 羽多野浩平 | 福世孝明 |
| 第五話 | めぐりあひて | 山本靖貴 | 渡辺純子 | |
| 第六話 | かぜをいたみ | 浜名孝行 | 宮川智恵子 | |
| 第七話 | うかりける | 高林久弥 | 鷲田敏弥、永島明子 | |
| 第八話 | よのなかよ | 畑博之 | 河野真貴、植田実 | |
| 第九話 | こころにも | ひいろゆきな | 頂真司、片桐貴悠 | |
| 第十話 | ふくからに | 浜名孝行 | 京極義昭 | 小谷杏子、熊田明子 森田史 |
| 第十一話 | たれをかも | 山本靖貴 | 小林敦 | 渡辺純子、宮川智恵子 |
| 第十二話 | わすれじの | 水島努 | 永島明子、中野りょうこ 頂真司、後藤隆幸 |
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[編集] 放送局
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 近畿広域圏 | 毎日放送 (MBS) | 2011年7月7日 - 9月29日 | 木曜 25時40分 - 26時10分 | 制作局 毎日放送木曜深夜アニメ枠第1部 |
| 関東広域圏 | TBSテレビ | 2011年7月8日 - 9月30日 | 金曜 25時55分 - 26時25分 | |
| 中京広域圏 | 中部日本放送 (CBC) | 2011年7月13日 - 10月5日 | 水曜 26時00分 - 26時30分 | あにせん枠 |
| 日本全域 | ニコニコチャンネル | 水曜 27時00分更新 | インターネット配信 | |
| ShowTime | 2011年7月22日 - | 金曜 15時00分更新 | インターネット配信 第一話と最新話会員無料配信 バックナンバーは有料配信 |
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| 熊本県 | 熊本放送 (RKK) | 2011年7月31日 - 10月16日 | 日曜 25時50分 - 26時20分 | [注釈 3] |
| 日本全域 | アニマックス | 2011年8月3日 - 10月19日 | 水曜 22時00分 - 22時30分 | スカパー!(CS/BS[注釈 4]放送) リピート放送あり |
[編集] 映画
劇場映画版がProduction I.G制作、松竹の配給で2012年6月2日に公開予定[1]。
本作は企画発足当初、映画かOVAのみでの展開が想定されていたが、CLAMPを迎えて具体的な内容を決める段階で、テレビアニメ版と映画版の2本立ての展開となることが決定された[2]。映画版とテレビアニメ版は、設定のすり合わせなどは行われつつも、基本的には監督も含めて別のチームで制作されている[14]。劇場版が制作されること自体はテレビアニメの放送前から発表されており[2]、テレビアニメの最終回に合わせて上映日時が告知された[1]。
テレビアニメ版の最終回は、主人公と黒幕との決着は描かれずに終わるものの、物語の舞台が壊滅し、主人公を取り囲む人間関係が破壊されるという形で物語に区切りがつけられる。BLOODシリーズのプロデューサーである森下勝司は放送前のインタビューにおいて、テレビアニメと映画は世界観や登場人物は両作品で共通させつつも、一方のみの作品だけでも楽しめるような内容を提供するため、テレビアニメ版はテレビアニメ版のみで完結した内容であるとし、映画版では独立したストーリーを描いていると説明している[2]。
本映画は文化庁が文化振興政策として2011年から行っている国際共同製作映画支援事業において、初年度の製作支援の対象作品のひとつとして選ばれており、国から制作経費として5000万円の補助金が支払われた[15]。
[編集] Webラジオ
『BLOOD-R』(ブラッド アール)のタイトルで、公式サイトにて2011年6月15日から配信中[注釈 5]。配信日と本編のニコニコチャンネルでの更新日が重なる場合は、ニコニコチャンネルでの放送後に当番組も一緒に放送される。本作を含めたBLOODシリーズ作品について解説する番組だが、関係のない内容(他の作品の話、声優ネタなど)もトークの話題に挙がる。
- ゲスト
-
- 野島健児(七原文人 役、第3回)
- 水樹奈々(更衣小夜 役、第4回)
- 藤原啓治(更衣唯芳 役、第5回)
- 阿部敦(鞘総逸樹 役、第6回)
- 浅野真澄(網埜優花 役、第7回)
- 宮川美保(筒鳥香奈子 役、第8回)
[編集] 漫画
『月刊少年エース』(角川書店)にて2011年7月号から連載中。作者は琴音らんまる。単行本は角川コミックス・エースより既刊1冊が刊行されている。
- BLOOD-C 01 ISBN 978-4-04-715754-5
[編集] 小説
藤咲淳一による、テレビアニメ本編の内容をもとにしたノベライズ版が、2011年10月に角川ホラー文庫(角川書店)より刊行されている。イラストはCLAMP。全1冊。
- BLOOD-C 2011年9月30日発行(2011年10月4日発売[3]) ISBN 978-4-04-394477-4
[編集] 他作品との関連
- 本作の登場キャラクターである「犬」の声を福山潤が演じ、「対価と引き換えに願いをかなえる店」に言及する描写は、本作と共通のスタッフでアニメ化されたCLAMPの漫画『XXXHOLiC』との繋がりを想起させることが指摘されている[16]。ただし作中では明言されなかった。
- テレビアニメ版と映画版とで設定をすり合わせる中で、主人公である小夜の強さに関しては基準が設けられた。テレビアニメ版の監督である水島によれば、その強さは映画化もされたアメリカン・コミック『キック・アス』の登場人物であるヒット・ガールが高校生になった程度の、それより少し強い程度をイメージしているという[14]。
[編集] 脚注
[編集] 注釈
- ^ 高校生でないことは作中で明言されているが、どの程度年上であるのかは明かされていない。なお公職選挙法により、都知事の被選挙権は満30歳以上である。
- ^ 11話において、真一郎がメインキャストになる人間はおよそまともな生活が出来る様な者ではないことをほのめかしており、求衛姉妹は犯罪者であることも作中で明かされている。
- ^ RKKでは、MBS木曜深夜枠作品としては『黒執事II』(現時点で最後となるTBS系列10局ネット体制作品)以来の放送となる。また、唯一の3大都市圏以外の放送。
- ^ 2011年10月1日よりBSデジタル放送での放送を開始。
- ^ 当初は隔週水曜日に更新していたが、パーソナリティのスケジュールが合わず収録ができなかったため、第7回と第8回の更新まで5週間がかかっている。
[編集] 出典
- ^ a b c “「BLOOD-C」が劇場版アニメ化 来年6月2日公開”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2011年10月1日) 2011年10月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 『オトナアニメ』vol.21、洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月8日、100-105頁。ISBN 978-4-86248-772-8。
- ^ a b “書誌情報 BLOOD-C”. web KADOKAWA. 角川書店. 2011年11月13日閲覧。
- ^ a b 水島努. インタビュアー:まんたんウェブ. 「BLOOD-C」 バイオレンスアクションをとことん “妙な”感じを大事に. 毎日新聞デジタル. 2011年8月27日。 2011年8月31日閲覧。
- ^ トライワークス (2011年11月23日). “禁断の恋からスリラーまで、ミステリアスなヴァンパイアが映画界を席巻”. MovieWalker (角川マガジンズ) 2011年11月23日閲覧。
- ^ a b 水島努 (2011年8月19日). “6話。”. 月夜の上機嫌(水島努の個人ブログ). 2011年8月31日閲覧。
- ^ a b 清水サーシャ (2011年9月3日). “【アニメ】「BLOOD-C」第8話は「かげろうお銀」な展開(ネタばれ注意)”. 日刊テラフォー. マキシムライト. 2011年9月3日閲覧。
- ^ a b 水島努 (2011年9月18日). “あいまいな答えですみません。”. 月夜の上機嫌(水島努の個人ブログ). 2011年9月24日閲覧。
- ^ “古きもの(ふるきもの)”. BLOOD-PEDIA. BLOOD-C公式サイト (2011年9月3日). 2011年9月3日閲覧。
- ^ 水島努 (2011年7月23日). “電車。”. 月夜の上機嫌(水島努の個人ブログ). 2011年8月7日閲覧。
- ^ 最終話における七原文人の台詞による。
- ^ “約定(やくじょう)”. BLOOD-PEDIA. BLOOD-C公式サイト (2011年8月6日). 2011年8月15日閲覧。
- ^ テレビアニメ第5話。
- ^ a b 水島努 (2011年7月7日). “今週、はじまります。”. 月夜の上機嫌(水島努の個人ブログ). 2011年8月16日閲覧。
- ^ “文化庁国際共同製作支援作品に「グスコープドリの伝記」「BLOOD-C」”. アニメ!アニメ!ビズ (アニメアニメジャパン). (2011年10月01日) 2011年10月5日閲覧。
- ^ 清水サーシャ (2011年8月27日). “【アニメ】「BLOOD-C」第7話は「xxxHOLiC」な展開(ネタばれ注意)”. 日刊テラフォー. マキシムライト. 2011年8月28日閲覧。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
| 毎日放送 木曜25:40枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
BLOOD-C
|
ペルソナ4
※25:30 - 26:00 |
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