千葉 タンク爆発で3人大けが
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千葉 タンク爆発で3人大けが

12月2日 17時3分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

2日午前、千葉市中央区のJFEケミカルの工場で、硫酸が入ったタンクが爆発して3人が大けがをしました。タンクのふたは100メートルほど吹き飛んで敷地内の建物が壊れ、消防などが爆発の原因を調べています。

2日午前10時ごろ、千葉市中央区のJFEケミカル東日本製造所の千葉工場にある硫酸の入ったタンクで爆発が起きました。タンクは当時、補修工事中で、作業をしていた4人が病院に搬送され、警察によりますと、このうち20歳から59歳の男性作業員3人がやけどや腰の骨を折るなどの大けがをしました。警察や消防によりますと、この事故で円筒形のタンクが折れ曲がって、直径およそ6メートルのふたが100メートルほど吹き飛び、建物に落下して屋根が壊れたほか、爆発で敷地内の建物の壁なども壊れました。会社によりますと、現場の工場は化学肥料などを作る過程で硫酸が使われ、爆発が起きたタンクには、当時、容量の3分の1ほどの100トン余りの硫酸が貯蔵されていました。警察によりますと、大けがをした3人はタンクの外側の高さ8メートルほどの足場に上って、タンクの表面を削る作業をしていたということです。消防と警察は、作業中に出た火花が引火して爆発が起きた可能性があるとみて原因を調べています。