韓国空軍の参謀次長を務めるイ・ヨンマン空軍中将(55)が1日、空軍作戦司令官に在職していた当時に発生した秘密文書紛失騒動の責任を取り、退役する意向を表明した。空軍参謀次長に任命されてからわずか1カ月で、自ら軍を去ると申し出たわけだ。
韓国軍の関係者は1日「イ参謀次長が、きょう開かれた全軍主要指揮官会議に先立ち、朴鍾憲(パク・ジョンホン)空軍参謀総長に退役する意向を伝えた」と語った。朴参謀総長はイ参謀次長を慰留したが、イ参謀次長は退役の意志を曲げなかったという。韓国空軍の関係者は「イ参謀次長は、作戦司令官として在職中の昨年末に発生した空軍秘密文書紛失の事実を報告されて以来、退役すべきかどうか深く悩んでいたが、きっぱりと責任を取ることが指揮官としての道義だと判断したのだと思う」と語った。
イ参謀次長は昨年12月に空軍作戦司令官に就任したが、その直後、業務を把握するために、第2級軍事機密に当たる「作戦計画3600-06」と第3級軍事機密に当たる「作戦命令2500」を借用した。当時借用した秘密文書類は、司令官政策補佐官と秘書室長が当番兵に古紙回収に出させていたことが、軍による調査の結果明らかになった。空軍は、秘密作戦計画を紛失した事実を、およそ4カ月後の今年4月と6月に確認し、機務司令部(情報部隊)が関連調査を行っていた。
イ参謀次長は1日、朴参謀総長に退役の意志を表明し「私が全ての責任を取るので、機密文書の紛失に関わった部下たちについては善処してもらいたい」と要請したという。空軍の関係者は「イ次長は、“共に働いた部下たちが重懲戒を受けたら、(今後軍隊生活を続けるのが)非常に難しい”とつらい心情を吐露していたようだ」と語った。
これを受けて朴参謀総長は、国防部(省に相当)の金寛鎮(キム・グァンジン)長官に、イ参謀次長の退役の意向を報告した。金長官は現在、イ参謀次長の退役の意向を受け入れるべきかどうか検討中だという。