またまた民事訴訟の報告
一昨日の裁判の報告です。この日は被告中嶋さんの証人尋問でした。サタデーナイトスペシャルで告知の通りその前々日に靖国神社へ清掃奉仕に参加しており、その時神社からいただいた神饌を徳永弁護士と、中嶋さんと私とこちら側の支援者の皆さんで分けて食べました。私は決して神の御加護を信じる物ではありませんが、靖国神社の英霊が力を貸してくれたのではないかと思うくらい、痛快な証人尋問となりました。
裁判の冒頭、証人の宣誓があり、その後、被告側(徳永弁護士)からの尋問が行われました。そこまでは特に面白くなるようなことはありませんでしたが、原告側からの反対尋問で中嶋さんの強烈な反撃を観ることができました。原告代理人の江頭節子弁護士が中嶋さんを吊るし上げようと、必死に尋問するのですが、中嶋さんの回答によって逆に在日朝鮮人の悪行を証明する形となり、まさしく、逆効果の30分となりました。中嶋さんも私も、終始笑いを堪えるのが必死で、こんな思いは昨年の第一回口頭弁論の時以来でした。特に面白かったのは「在日コリアンは1952年に日本政府によって無理矢理日本国籍を剥奪された人達であることを知っているか」との質問です。その前に「自分で見て確かめた訳でもない朝鮮進駐軍…」と言って自らの体験でなければ真実でないようなことを言っていた江頭弁護士が、自分の意見となるとそれを見てきた訳でもないのに真実としてしまっている哀れな姿を見て、「この人、頭大丈夫か」と思いました。細かい事を言うならば、朝鮮は昭和20年(1945年)に独立し、北朝鮮という国も1948年に建国したのだから、1952年の段階で既に在日朝鮮人は自ら日本国籍を離脱していたのです。彼等は日本人になりたくなかったから終戦の翌年から朝鮮学校を作って民族教育を行っていたのでしょう。そのことを原告第一準備書面に書いておきながら、見事に矛盾する尋問でありました。江頭弁護士の尋問が滑稽であるのに加え、中嶋さんの回答も更に笑いを呼び起こすものでした。「私はそうでない在日の人を知っている」これは本当に効いたでしょう。
中嶋さんは自分の体験談に基づいて在日特権(通名制度の悪用)による在日朝鮮人の犯罪行為を証言し、また、他の外国人と同じように犯罪外国人は軽微な犯罪であっても国外退去させるべきとの意見を話しました。そして、デモ行進の時に朝鮮学校関係者からやられた脅迫行為について話したのですが、その時の江頭弁護士の勝ち誇ったような顔が今でも忘れられません。中嶋さんは3月28日のデモ行進の時に駐車場に自分の車を置いて集合場所に向かう時、朝鮮学校関係者から目を付けられ、さらにその者が「まわしてやれ」等と言っていた事を警察官から知らされて非常に怖い思いをしたと証言しました。それを聞いた江頭弁護士が、何故、中嶋さんの住所を特定できたのかをわざわざ話してくれたのです。その車のナンバーから調べたとのことでしたが、要するに「まわしてやれ」と言った人物と協力していたのが江頭弁護士ほか95名の原告弁護団であり、前回の口頭弁論では「3月28日に出てきた朝鮮学校関係者の気持ちがよく分かる」と言っていた別の弁護士の言葉と相俟って不気味な感じがしました。そういう民族性の人達と一緒にいると同じ様な感覚になってしまうのでしょうか。人権派弁護士の正体がよく分かった瞬間でもありました。江頭弁護士なら同じ女性として中嶋さんの受けた恐怖心が分かると思いましたが、それでいてあえて脅迫した男の協力者であることを誇らしげに裁判の場で名乗り出るその感覚は理解に苦しみます。裁判には複数の新聞社が傍聴に入っておりましたが、京都新聞からは女性の記者が取材に来ており、こういう異常な光景を見て彼女がどういうふうに思ったのか、是非、記事で確認したいものです。少なくとも原告弁護団の96名は、女性や子供といった力の無い者が恐怖心を感じる、ということを全く理解しない人達である、という事実を裁判官の前で露呈してしまったのではないかと思っております。かく言う私も、子供を楯にされてもその先にいる大人に対してはっきりと文句を言っているのだから、あまり人の事を言えてたものではありませんが。
江頭弁護士の尋問の後、遠藤弁護士と富増弁護士による政治運動丸出しの反対尋問がありましたが、中嶋さんは見事に蹴散らしてくれました。最後に裁判官から尋問があり、終了しました。一番最後、裁判長のコメントがまた面白かったので、紹介します。被告中嶋さんのデモ行進でのマイクを使った発言が随分上手かったので、慣れているのか、と訊いてきました。証拠の動画(DVD)を裁判官がこんなにも面白がって観てくれているのか、ということが分かり、裁判官のお茶目な一面を垣間みる瞬間でもありました。前回の動画鑑賞会の時は面白い場面でもあまり笑わないカタブツの裁判官と思っておりましたが、実は心の中で大爆笑していたのでしょう。裁判官とは言え、やはり私達とあまり変わらない人間なんだなと思いました。次回の期日は年明けの1月25日(水)です。相変わらず平日ですが、可能な方は傍聴に来て下さい。
平成23年12月1日
在日特権を許さない市民の会
副会長 八木康洋
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