関東インカレ-大学別結果1-
では、関東インカレの各チームの成績をのんびり振り返っていきましょう。長距離の獲得得点が高い順に並び替えてあります。
尚、一部写真をみかこ様(http://blogs.yahoo.co.jp/orengedays_note)より提供して頂きました。みかこ様、どうもありがとうございます!!
また、箱根予選があるチームはIPを入れておきます(ただ、算出方法を完全に理解できていない可能性がありますので参考程度に)
1位早稲田大学 40点(昨年25点)
5千で先頭集団に取りつく大迫(7)、矢澤(30)選手
1500にも出場した大迫選手
長距離の話題の前に、まずは総合優勝おめでとうございます!驚くことに優勝は戦後初、70年ぶりのことだとか。長距離の八木選手が競走部全体の主将ですが、チームをまとめたということなんでしょう。
その長距離は八木選手の1500優勝を皮切りに次々に得点を重ねて、40点。長距離の獲得でもトップ(中距離専門の岡崎選手を抜いてもトップですね)。今回は箱根王者の貫録を見せつけた感じです。細かく見ると、主力の矢澤・大迫がダブル入賞したのが目立ちますね。大迫選手はどちらも優勝争いに加わった中での成績で価値あります。それとびっくりしたのがハーフで4位に入った市川選手。今年の早大は層が薄いのが難点でしたが、こういう選手が出てくるとチームの刺激になると思います。 逆に戦前の予想よりやや下回る結果となった1万志方・山本、ハーフ平賀・前田選手(故障明けの選手もいましたが)。力はあるはずなので、GGNやホクレンでしっかりトラックで結果を出してほしいと思う。 2位東海大学 28点(前回20点)
1500 5千で試合の主導権を握る村澤選手
応援に力が入る東海レンジャー
そして2番目に多く得点を獲得したのは今回は東海大学。まずは2本柱は入賞は当たり前、何位に入るかという感じで見てましたが、早川選手が1万優勝というサプライズ。追いかけている村澤選手はインカレのタイトルはまだ無かったので、これは嬉しい出来事でしょう。その村澤選手は5千で主導権を握るレースをした上での2位と相変わらず高い安定感ですね。日本選手権でも行けるとところまでいってほしいです。
また、その柱以外でも得点がありました。ハーフで2年生の元村選手が積極的な走りで3位と表彰台に、刀祢選手はクレバーな走りで5位に入りました。柱の脇を固める選手がこうやって結果を残すのはかつての東海大と違う所ですね。後は小松、野中といった選手がどれだけ伸びるかでしょうかね。 3位日本大学 23点(昨年15点) 1500 躍進したチームと言えば日本大学。エースのベンジャミン選手は1万で優勝できなかったのが誤算と言えば誤算だが、基本的には昨年と同じくらいの活躍。このベンジャミン選手以外で得点を重ねたのが評価すべき点。特にハーフで優勝するなどベンジャミン選手より多く得点を獲った田村選手の成長が目を見張る。箱根で人生最大であろう屈辱を味わってからどんどん力を伸ばしていて、日本人エースといっていいだろう。また、昨年夏以降怪我だった佐藤選手が5千で入賞こそならなかったものの9位で各チームのエースと渡り合ったのも明るい材料。
他にも吉田選手がラスト猛烈なスパートで1点をもぎ取ったり、小島選手が大学のレベルをしっかり体感した。ハーフの加賀田選手もこれまでの実績からすると健闘、チーム力もじわじわ向上しているように見えます。まだまだ層は薄いですが、この調子でいきたい。また、怪我と言われていた堂本選手が結果はともかく試合に出ました。秋までにじっくり回復していきたいところだ。 4位山梨学院大学 20点(昨年18点) 1500 今回の山梨学院は何と言っても松枝選手の躍進が目立ちましたね。まず1万。スピードタイプというわけではないので、1万での入賞というのはあまり考えていなかったが条件が悪い中持ち前の粘りでじわじわ浮上し入賞を果たした。そして1万では中盤から先頭集団で勝負した上での2位。もしかすると高瀬選手以上になるのではと感じさせる走りだった。他にも松本葵以来いい感じの3障は今回も得点を獲得。伏島選手は2年連続入賞で急成長中の山領選手の入賞は嬉しい誤算だった。
ただ、気になるのはやっぱりコスマス選手の状態。2年連続優勝していたハーフだったが今年は6位と惨敗。前半飛ばして終盤での失速が目立つ。全日本予選で当然主力としての活躍をしなければならないのだが、負けられない試合なのでレースプランを見直す必要があるかもしれない。 5位東洋大学 17点(昨年27点) 1500 1500に出場した川上選手
昨年長距離で一番多くの得点を獲得した東洋大がまさかの5番目。1万でトリプル入賞を果たして相変わらず強いなと思っていたが、ハーフで加点できなかったのが痛かったでしょうか。
成長した姿を見せてくれたなと思ったのは設楽啓太。昨年も5千1万に出場しながら入賞には手が届かなかった。それが今年はダブル入賞。箱根の成績からその予感はあったが、評価していい点。これからへエースとしての役割を果たせるかどうかという上のレベルで見ることになりそうだ。また川上、宇野といったスピードランナーもまずまずの成績。入賞は1500の川上6位のみだったが、一応高いレベルは維持しているといっていいでしょう。 残念だったのはやっぱりハーフ。山本選手は安定していたが入賞争いには加われず。設楽悠、市川選手は前半は上位にいたが垂れてしまった。得意と思われた種目でのこの成績は悔しいですね。まあ、設楽悠選手は1万では入賞してました。手応えと課題両方ありと収穫はあったので今後に繋げてほしいところだ。 http://sports.blogmura.com/rikujo/ 気に入ったらクリック!(日本ブログ村)
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コメント(8) ※投稿されたコメントはブログ開設者の承認後に公開されます。
おはようございます
初歩的質問ですみません(^^ゞ
IPポイントって?なんですか?
2011/5/24(火) 午前 7:21 [ maru ]
>maruさん
箱根予選にて通過下位3チームを決める際に差し引かれる減算タイムです。今年であれば6位以内のチームはタイム順のまま決定、7位以下については単純タイムからIPのタイムを差し引いた上で選考されます。ですので、単純タイムで圏外でも通過できる場合や、逆に単純タイムでえ圏内でも弾き出される場合があります。
IPの算出方法は関東インカレの総合順位とエントリー人数によって決まります。詳しく書くとめんどくさいので省略しますが、2部校より1部校、総合順位が良い、エントリー人数が多い大学に沢山IPが与えられるようになっています。
2011/5/24(火) 午前 8:54 [ hakonankit ]
早稲田は故障者がいるなか、層の厚さを感じました。
渡辺監督は5冠を掲げていましたが、今後に期待ができる滑り出しのように思います。八木がキャプテンとしていいスタートを切ってくれました。
箱根に強い東洋が、ハーフで得点できなかったのは意外でした。
今回の結果を見ると、三強の東洋より、東海のほうがいいのでは?と思ってしまいます。
2011/5/24(火) 午前 10:52 [ トキ ]
毎年、山梨学院はちゃっかりポイントを稼ぎますね。
山領は頑張ったらあり得ると思っていましたが、松枝は試合では外さないとは思っていましたが、まさかのハーフの表彰台と1万の入賞でしたね。。
主将かつエースとしてチームを引っ張って欲しいですね。
早稲田と東海大は無難とは思っていましたが、市川の入賞や元村と早川の表彰台は予想できませんでした。
意外な選手の台頭に期待したいですね。
日大はいい意味で東洋大は物足りない意味で、意外な結果になりましたね。
日大は少しずつ復調してますが伝統校である以上、まだ物足りないですね。
あと2人新戦力が台頭して欲しいですね。
2011/5/24(火) 午前 10:59 [ スズカズ ]
早稲田はハーフで市川という選手が4位に入ったことは今後の駅伝シーズンを考えても好材料ですね。
長距離だけなら山梨学院も4位なんですね。
毎年、1部残留が絶対条件みたいなところがあって監督が力を入れているのがわかります。
2011/5/24(火) 午後 0:00 [ BAGGIO ]
>トキさん
早大は故障せずに順調に来ている選手は強かったですね。さすがに連覇狙うチームだけありました。
上位3人だけで駅伝やったら東海一番強いと思いますよ。東海は後は底上げかなと思ってます
2011/5/27(金) 午後 7:07 [ hakonankit ]
>スズカズさん
留学生がいるとはいえ、毎年安定して点数獲るのはいいことですね。特に今回は日本人の松枝選手がポイントを獲得したのは良かったと思います。
早大・東海大がワンツーに入ったのは新たな戦力や主力の成長があったのが大きいですね。日大はこの調子のまま週末の日体大記録会に臨んでほしいです
2011/5/27(金) 午後 7:16 [ hakonankit ]
>BAGGIOさん
市川選手はこのまま猪俣選手のように育ってくれると嬉しいです。山学は競歩と長距離のみですが、しっかり加点できていますね
2011/5/27(金) 午後 7:18 [ hakonankit ]