2011年11月29日
大阪府庁に初登庁した松井一郎新知事は29日、府議会本会議場で、府職員に「大阪を再生させるため、府と市の壁を取り払うこと。取り払うのは政治の役割」とあいさつし、府市を再編する大阪都構想の実現をめざす考えを述べた。
松井氏はまず「前例や形式にとらわれず、次世代につけを回さないよう財政規律を守りながら、大阪の成長と安心安全を守っていく」と宣言した。
幹事長を務める大阪維新の会が提案する職員基本条例案に関連し「選挙を通じ、府民の感覚は公務員全般に対し厳しかった。働いた分だけ評価され、その逆もある。当たり前の姿だ。この方向でマネジメントの仕組みを作り上げたい」と成立に意欲を示した。