“節電の冬”1日スタート
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“節電の冬”1日スタート

12月1日 4時44分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

停止中の原子力発電所の運転再開のめどが立たないなか、政府や電力会社による節電の呼びかけが1日から始まり、いわゆる「節電の冬」がスタートします。

政府は、ことしの冬の電力需給について、去年と同じ需要があった場合、来年1月には関西電力管内で7.1%、九州電力管内で2.2%、それぞれ電力が不足すると見込んでいます。さらに、火力発電所などで大規模なトラブルがあった場合、電力需給が一段と厳しくなるおそれもあり、政府は、1日から来年3月30日まで全国で節電の呼びかけを行います。冬の電力不足対策では、ことしの夏と違って法律に基づく電力の使用制限は実施せず、こまめな消灯や暖房の設定温度をふだんよりも低く抑えるなど、無理のない範囲で自主的な節電を呼びかけます。ただ、電力需給の見通しが厳しい関西電力管内と九州電力管内には、具体的な数値目標をおき、関西は、今月19日から来年3月23日までの期間10%以上、九州は今月26日から来年2月3日までの期間5%以上の節電を呼びかけることにしています。冬場は夏場と違って家庭での暖房使用が増える朝方と夕方に電力需要がピークとなることから、政府や電力会社では、家庭での節電を重点的に呼びかけることにしています。