天木直人『目に余る橋下徹たたき』
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ハシズムと恐れられる橋下氏が、新潮などからバッシングを受けていることを今日初めて知りました。
以下、本日の天木直人氏のメルマガより。
目に余る橋下徹たたき
誰が書くか注目していたが、11月6日の東京新聞「話題の発掘」で月刊「創」の篠田博之編集長が、控えめに書いているのを見つけた。
略 月刊誌「新潮45」の11月号が橋下前大阪府知事のおじの出自が同和だったことを暴露し、それが反響を呼んで売り切れ続出となり、週刊紙がそれに飛びついた、と。
橋下氏はそれらの報道を認めた上で次のようにツィッターで反発したという。 「僕は成人だからいい。しかし僕には子どもがいる。子どもの友達の親も皆知る事になっているだろう」と。 「妹もはじめてこの事実を知った。その親族も初めて知った」と。 「メディアによる権力チェックはここまで許されるのだろうか」と。 これに対し週刊新潮は次のように反論し、続報を掲載したという。 「独裁者になるという為政者をメディアが監視するのは当然だ」と。 そして篠田編集長は次のように抑えた言い方でその記事を終えている。 ヤクザの父親と不幸な(同和の)出自は選挙に逆風だが、えげつない週刊誌報道に反発して橋下氏にエールを送る声も目立つという。果たしてこの仁義なき戦いはどうなるのか、と。 日頃反権力で鋭い篠田氏がこのような抑えた書き方のとどめているのは篠田氏もまた左翼的だからだ。左翼的な仲間の読者に気配っているからだ。 橋下氏の出自をここまで平然とあばいて橋下氏を叩くこの報道に限っては、私は断然橋下氏側に立つ。 橋下氏の過激な言動や右翼的な考えは確かに賛同できないものはある。 しかし、ここまで出自を書きたてて橋下氏を叩くことは許せない。 彼の言動が危険だと騒ぐ左翼の人々は、左翼がもっとも批判する差別、人権蹂躙を、橋下氏についてはここまで放置していいのか。 橋下氏を選挙で勝たせたくないからと言って、ここまでのネガテブキャンペーンに加担していいのか。 略 ちなみに私は、大阪の改革は、公務員や組合と親和的な平松氏では到底無理だと思っている。 大阪行政の行き詰まりはひとり大阪に限らない。 日本の行き詰まりにも共通している。 世界の行き詰まりにも共通している。 政治家と官僚の否定につながるのだ。 橋下氏がその期待に応えられる資質と適任かはわからない。 そうではないかもしれない。 しかし橋下氏に期待する庶民の声は、大袈裟にいえば既存権力の打破の叫びなのだ。 略 ・・・以上・・・ 個人の権利や自由を尊重し、それが奪われることを許さない、ということは、その個人の持つ思想・信条とは全くかかわりがないことなので、私も、この件に関しては、橋下氏を支持する。
戦後の左翼は、体裁のいいスローガンを掲げても、自らの組織可愛さで極めて党派的に行動してきたのだと思う。
有権者に対して“黙れ!”という暴言を吐く知事を生んでしまったのも、過去の革新都政が余りにもその出自の組合に甘く、都民の思いを裏切ってしまったための結果のようにも思う。
現在の小沢氏周辺への人権無視の検察・司法のやり方への対応を見ても、旧左翼組織は本気で人権のことなど考えてはいない。
橋下氏には、今回の一件が、個人の権利、尊厳を守ることがどれほど大切なことなのか、を認識する契機になってくれれば、と思うのだが。 |